こんとん物語 18
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こんとんは、クリスとしばらく談話をしていたが、時計が11:00を指すと荷物をまとめる。

 

「では、行きましょう。クリス?」

 

「そうですね。分かりました。・・・行きましょう。」

 

「電車は何々駅までですね。」

 

こんとんとクリスは最寄りの駅へと向かう。

二人は駅に着くと、電車に乗って何々駅へと向かう。

 

クリスにこんとんは、目的地を見せてもらう。

どうやら、今回の取材対象は何々駅前で良いようだ。

 

 

電車を出る時に、メモ帳を忘れそうになって焦るこんとん。クリスはどうやら待ってくれたようだ。

 

何々駅を出る二人。

 

「先ほどはすみません。クリス。」

 

こんとんが謝ると、クリスは無言で笑顔を見せる。

 

 

次第に二人の間に信頼が生まれて来ているらしい。

それはそうと、二人の目の前に一人の少女が現れる。

手を振るしぐさを見せ、口を開く。

 

「あ、私は佐藤((彼子|かのこ))です。取材を受けにきました。」

 

どうやら、((風貌|ふうぼう))が少女じみているだけらしい。

 

 

近くのカフェにて。

 

「どうも、よろしくお願いします。」

 

と彼子が先んじて口を開く。

 

「どうもこちらこそ、よろしくお願いしますね。」

 

とクリスの方も返す。

 

話を進めていくと、どうも最近は彼子とイザベルとの交流は無いらしい。

 

「ところで、」

 

彼子が話題を変えるらしい。

 

「”滝川”っていうイザベルの友達は知ってますか?」

 

「いえ、初耳です。」

 

「なら、教えます。彼女の友人は、”太田紀子”・”相馬想音”・私・”滝川”の四人です。」

 

メモに電話番号を書いて、彼子は”滝川”と連ねてからクリスにメモを渡す。

 

メモを受け取って、クリスはしばらく考えてから。

 

「”滝川”の((名|めい))は、何と言うのですか。」

 

「いいえ、知りません。」

 

「ああ、そうでしたか。協力してもらいありがとうございます。」

 

「こちらこそありがとうございました。」

 

「ありがとうございました。」とこんとん。

 

お礼を言って、三人はカフェを出る。お代はクリス持ちだ。

 

 

カフェを出た後、彼子と別れる。

その後、こんとんとクリスは談義を行う。

 

「こんとん、今日は発言が皆無でしたね。どうかしましたか。」

 

「え、私の出番は特に必要ありませんでしたよ。」

 

「・・・その、こんとん。通行の邪魔ですよ。」

 

こんとんが談義を中断して前方を見ると、こんとんより小さい女性がこんとんを見ていた。

 

「立件は無理だろう。」と女性が唐突に語り出す。

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殺人ミステリー
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