こんとん物語 22
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こんとんとクリスの二人はイザベルの家の戸を叩いていた。

 

「情報屋アニスです。イザベル、お久しぶりです。」

 

「お二人は今日もお元気ですね。・・・どうぞ、お上がり下さい。」

 

イザベルはこころよく出迎えてくれた。

 

 

「さっそくですが、捜査に協力してくれるのですよね?」

 

イザベルの家に上がった二人の内、クリスは早速質問した。

 

「その通りですよ。私は協力致します。」

 

「それなら良いです。」

 

「イザベルは今回の事件の犯人をご存知ですか?」

 

こんとんが質問する。

 

「愚徒で申し訳ありません。事件なのですか?」

 

白々しく、イザベルが質問で返す。

 

「そうです。失踪事件です。」

 

「そういう事ならば、存じません。」

 

彼女は含みのある言い方をする。

 

「”そういう事ならば”とはどういう意味ですか。」

 

「何でもありません。お気になさらず。」

 

 

質問をぶつけていったが、特に、証拠といった証拠らしき言動は見受けられなかった。

 

 

その結果として、イザベルが同行する事になった。

 

「よろしくお願いします。イザベル。」

 

「こちらこそ、よろしくお願い致します。」

 

少し関係としては固い様だった。

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殺人ミステリー
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