真・恋姫この二人の冒険者に祝福を!2第零話
[全4ページ]
-1ページ-

 

 

 

やぁ読者の方々お久しぶりです、自分は北郷一刀、ゲームで相棒だった佐藤和真と同じ日同じ時に別々の理由で死に日本を担当していると言う女神アクアの元へ導かれ。何も無い天国で暮らすか、過去をさっぱり忘れて赤子から産まれ直すか。魔王や魔物が蔓延る剣と魔法の世界へ特典を貰って転生するかと聞かれ。自分と兄弟は三つ目を選択し自分は某聖杯を巡る戦争で登場したギリシャ神話群の頂点に立つ英霊の力を少し強化した物を制約付きで与えて貰い、兄弟は女神アクアを異世界に持って行く「もの(者)」に指定し。自分達三人はアクアの後任を務めると言う女性天使に見送られ、異世界の駆け出し冒険者の街アクセルへと生前の姿着のままに降り立ち。長射程高火力に特化した魔法のみを扱う魔法使いと性癖に問題があり過ぎる駄目過ぎる女聖騎士。そして時たまパーティを組む盗賊の少女と共に充実した暮らしを送りながら、偶に無理難題を解決していった俺達は遂に魔王軍幹部の一人や街に迫った危機であった大物賞金首を相手に辛くも勝利し生還を果たした自分達は、と言うより自分と兄弟は

 

 

カズト「独房」

 

カズマ「NOW(なう)」

 

ダスト「んぁ?何言ってんだお前等」

 

 

国家転覆罪とやらの容疑を懸けられ自分と兄弟はゴミと一緒の独房に放り込まれている

ギルドにやって来たセナと言う女性、彼女は王国検察官と言う役職に就いているらしく、デストロイヤーから抜き出した暴走状態のコロナタイトのテレポート先がアルダープとか言う王国貴族の屋敷を吹き飛ばしたらしい。その原因たる自分と兄弟が主犯と言う扱いでギルドにノコノコやって来た自分と兄弟はしょっ引かれて今此処に居る、途中でゴミが放り込まれたがまぁ問題は無い、問題は

 

ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

 

コレである、実は先ほどアクアが自分達を助け出そうと来てくれた、彼女曰くこの世界は封建社会であっているかな?貴族や宗教や金が力を持ち命が軽い剣と魔法の世界、つまり異世界物の二次創作にありがちなかなり典型的な中世の世界である、つまり権力で白を黒とする事が出来。トドメに国家転覆罪は普通に極刑、すなわち死刑に成っても可笑しくないと言う、なのでいっそのことトンズラしましょ?っが彼女達三人が出した結論らしい、クリスはアルダープの事を探っているからか今回の脱走計画には関わっていないらしい

 

先ほどアクアが来て自分達に渡されたモノは針金である、コレで独房の鍵を開けて逃げて人々の目は先ほどの爆発、否。爆裂魔法に集中させてトンズラしましょ?っが彼女が考えた計画なのだが

 

 

カズト「八ケタのダイヤル式だな兄弟」

 

カズマ「それぇー!」ポイッ♪

 

 

根本的に問題があって断念、針金は鉄格子であっているかな?そこから兄弟が投げ捨てた。ついでに言うと自分と兄弟は脱走なんてそもそも考えていないっとゴミが煩いので兄妹と二人で項と鳩尾に一撃加え黙らせるっと何処まで話したかな?

 

 

カズト「自分達を庇う即ち共謀罪的な理由で冒険者もギルドも味方してくれない」

 

カズマ「俺一人ならブラザーが弁護してくれれば何とか成っただろうが・・・・・あの三人じゃなぁ」

 

カズト「然り、自分も兄弟と一緒に国家転覆を目論んだ重罪人の立ち位置。しかも相手のアルダープは其処に転がっているゴミ曰く大変評判がよろしくない。逃げれば正規で指名手配。進めば圧倒的不利な裁判」

 

カズマ「どうしようもねぇじゃねぇか、しかも相手はかなりデカイ権力持ちの悪徳貴族だろ?」

 

カズト「だな、直接会った事は無いが義賊問わず評判は最悪だ、息子は親に似ず真逆に良い評判だがな。それは置いといて参謀。今後の展開をどう見る?」

 

カズマ「まず俺達二人はあのセナって言う検察官の人に取調べを受けるだろうからな。さすがに直ぐに裁判やってはいっ有罪、首つりとギロチンどっちがいい?なんて展開はないだろ」

 

カズト「肯定だ、エリス教を国教にし、魔王軍との最前線であるこの国で其処まで腐ってはいないだろう」

 

カズマ「剣と魔法の世界だからな、っと成ると嘘を見抜く魔道具の一つや二つ出て来るな、それを逆手にとって俺達の無実を証明する」

 

カズト「・・・・・不味いぞ参謀、自分達は魔王軍とは関わりは無いが現役魔王軍のウィズと知り合いだ。そこの会話を突かれると不味い」

 

カズマ「オーマイゴッド?!それどうやっても誤魔化せねぇ!!」

 

カズト「しかも自分と兄弟はリッチーのスキル。ドレインタッチを先のデストロイヤー戦で使っていた。誰かに見られていても不思議じゃ無い。っがこっちはキールの話しをすれば問題無いが」

 

カズマ「魔王軍の関係者と知り合いはいますかって聞かれれば一発アウトだ・・・!」

 

 

爆裂魔法で彼方此方が騒がしい中、コレからについて二人話し合うもウィズに関する事だけは誤魔化し様が無い為ただ結界の維持だけを任されていて人に危害を加えるつもりが無いと言う事を聞かれたらうまく話すと言う形に収め、別の意味で眠っているゴミを独房というか牢屋の隅に転がし眠りに就いた

 

 

 

-2ページ-

 

 

 

 

 

 

 

翌日、昼近くに成ってもぐーすか眠っているゴミと兄弟を置いて。自分は一足先に出所・・・とは行かずに取り調べを受けている。取り調べ室は中央に検察官と自分が付く椅子と机。部屋の隅には記録係の所員が記録書と羽ペンを持って待機している、そして机の真ん中には天使の羽根と悪魔の羽根が就いたあのチンチンなる呼び鈴が置かれている

 

 

セナ「改めて王国検察官のセナです、コレからアナタと質疑応答を始めますがこちらの嘘を感知すると鳴る魔道具があります、嘘偽りなく答えて頂きたい」

 

カズト「肯定です、嘘を言えば直ぐに解かる上に自分の立場が危うくなると解釈します」

 

セナ「その通りです。では之より尋問を始めさせていただきます。まずは出身はどちらで?」

 

カズト「日本と言う島国です」

 

セナ「(ちらっ)そこではどのような生活を?」

 

カズト「その国で課せられている一定年齢まで教育を受ける義務を受けて暮らし、その間に少々質の悪い人達に狙われる事に成りまして。彼等が捕まえられた後は幸運にも金銭で不自由する事は無かったので所有者の居ない人里離れた孤島をで二年ほど暮していました。戦友であるサトウカズマと合流した時に知り合ったアクアと一緒にこの街へ冒険者に成りに来ました」

 

セナ「(ちらっ)そのような国があるのですね。その質の悪い人達と言うのは?」

 

カズト「今の自分の見た目をどう思います?」

 

セナ「失礼を承知で言うなら身嗜みが良いとは・・・髪もキチンと切りそろえられていませんし、ビン底メガネも始めて見ました」

 

カズト「それはコレを隠す為でして」カチャ・・・グイッ

 

セナ「なっ・・・///」

 

カズト「幼い頃にこの顔の所為で酷い目に逢いましてね、下手人は一人残らず亡くなった親族と交流があった一族や人間関係の中に憲兵の方々に捕えて頂いたんですが。それ以来このような不摂生な状態と言う訳です」パサッ・・・スチャ

 

セナ「な、なるほど。御苦労なさっていたのですね。それで冒険者に成るまでは孤島で?」

 

カズト「ええ、殆どの関係と共に情報も絶ったのですが。その二年後自分のステータスカードを見てもらえば解かるのですが幸運が異常に高く、コレの御蔭で金銭面では一生遊んで暮らせる位でした、それが災いして新たに自分を狙う賊が捕えられていた下手人を金と権力で釈放し自分の暮す島へ向かったと自分を護ってくれた方から魔道具で知らせを受け、徹底抗戦を行った後、幸運にも交流があったカズマと合流、そこで知り合ったアクアと共にアクセルに来たんです」

 

セナ「(ちらっ)なるほど、身元については一部知らない所が多々ありましたが嘘を言っていない様ですので問題ありません。では次に、冒険者に成った理由は?」

 

カズト「ここは異国なので過去のクソッタレなヤツ等ともう一度会う事なんて無いのと、自分と戦友、兄弟は冒険者に憧れていたので、それに何より自分と兄弟は理由は違えど一文無しに成っちゃってまして人生をやり直すにしても良い転機だったんです」

 

セナ「(ちらっ)では魔王軍幹部との激闘で街の外壁の修理費、借金を背負った事については?」

 

カズト「ベルディアを倒すためとは言え自分のパーティから生じた被害ですので。それについては割り切っています、どうやら自分達に課せられた五千万エリスの借金も大分少なくしていただいたようですし」

 

セナ「(ちらっ)デストロイヤー戦で暴走したコロナタイトをランダムテレポートで飛ばすのは毒物や危険物をランダムにテレポートをするのと同等以上に危険な犯罪行為である事には?」

 

カズト「アレが最善の策だと今でも確信しています、兄弟の決断と判断は間違っていませんでした。そもそもランダムテレポートでは故意に狙った場所へのテレポートは出来ません」

 

セナ「(ちらっ)ではアナタはテロ行為でも魔王軍が差し向けた刺客ないしスパイなどでも無いと」

 

カズト「肯定です」

 

セナ「(ちらっ)ですがアナタとサトウカズマはリッチーにしか使えないドレインタッチを使ったと言う目撃情報があるのですが?」

 

カズト「キールのダンジョンで新たな道が発見された時、丁度借金を背負った頃ですね。金策の為にギルドに優先させていただいた時、アクアの、アクシズ教徒のアークプリーストの強力で神聖な魔力に反応して朽ち果てるのを待っていたダンジョンの主キールに対価の一部として自分と兄弟が教えていただきました。この件に関しては冒険者ギルドに詳細を報告していますので御確認を」

 

セナ「(ちらっ)確かに、後ほどギルドに問い合わせて事実確認を行います。では最後に、アナタは魔王軍幹部とは何の関係も無いと言う事ですね?」

 

カズト「否定です、確かに自分は先に述べた通りスパイでもテロリストでも無いですが。偶然人の心を今なお持ち人に害意を咥えない魔王軍幹部と知り合いです、その人もリッチーですが今なお昇天出来ずこの世界で彷徨える魂を天に還している所を偶然遭遇しまして。本人は今なお人の心を持っておりリッチーに成った後にも人に危害を加えて無いとの事で手配書にも記載されておりません、故に魔王軍幹部である事を秘匿してアクセルの冒険者ギルドの一部の人間だけに友好的なリッチーが居たという報告をしています、こちらに関してもアクセル支部上層部がゾンビメイカー討伐のクエストの報告をした受付嬢のルナさんに」

 

セナ「(ちらっ)・・・・・はぁ。嘘偽り無いようですね」

 

カズト「肯定です、それと補足ですが彼の方は結界の維持の条件に戦闘に従事する冒険者や騎士を除く一般市民に手を出さない限り事を条件としています」

 

セナ「(ちらっ)ほんの僅かなひと時でとても驚愕する事実を幾つも聞く事に成るとは。取り調べた限り今の所アナタは限りなく白であると私は判断します。国家転覆罪で有罪に成る事は無いでしょう、次にアナタの相棒さんの取り調べまで時間があります。お茶と少し早目の昼食はいかがですか?それと疑ってかかってすみません」

 

カズト「ありがたくいただきます、それと起きになさらず、自分の国でも疑うのが仕事だと言いますので」

 

 

 

 

-3ページ-

 

 

 

 

ちょっとした世間話をしたり昼食をいただいた自分は友好的な表情と態度に成ったセナさんと別れ、入れ替わる様に兄弟が牢からセナさんが待つ取調室へ向かった。残っていたゴミが出された食事に不満があったようで良い飯寄越しやがれと騒いで看守さんにボコられてたが余は事も無く後は裁判で身の潔白を証明するのみ

 

 

カズト「・・・の、筈だった」

 

カズマ「俺達、裁判からの処刑秒読み、NOW」

 

 

やはりこの世界は大馬鹿野郎だった、いや、今回は典型的な異世界物の問題が発生した。アルダープだ、屋敷を吹き飛ばされてブチギレていらっしゃった、セナさんが呼んだ証人尋問もやったが、クリスの時のアレは荒くれ者の冒険者的な事で互いに和解しているので問題無し。ミツルギとか言うソードマスターも来たがアレは相手方に非があるのは明らか、最後にソイツの腰巾着の盗賊と槍使いの少女も来たが。完全な逆恨みでギルドの連中に野次馬してた町の住民の証言もあり、ダストは・・・知人ですが友達ではありませんよ?自分も兄弟も裁判官が無罪と言ってあの木槌をコンコンと叩いてくれれば晴れて身の潔白が証明される所だったのに

好意的だったセナが自身の発言に疑問を抱きながらも俺達を有罪だと、魔王軍の手の者だと肯定し。魔道具で自分と兄弟の身の潔白を証明する発言をしたのに裁判官がコレ役に立たないね?みたいな事をのたまう

 

 

カズマ「コレだから中世は・・・!」

 

カズト「いや幾らなんでも可笑し過ぎるぞ兄弟」

 

アクア「ちょっとそこのアンタ!アンタがカズマとカズトを処刑しろって言った途端に邪悪な気配を感じたわよ!臭う、臭うわよ。コレは・・・・・弱いけどかなり強い悪魔の匂いよ!!」

 

 

悪魔系の存在を目の仇にしている女神であるアクアが言うのならまず間違いない、決して相容れない不倶戴天の存在に殊更敏感なアクシズ教御神体本人の嗅覚は優秀だ。裁判に駆けつけた冒険者達もこの状況に疑問と義憤を抱いて抗議の声が上がっている

裁判官・検察官・大領主・冒険者に一般市民の喧々囂々な罵声に怒声が飛び交う中、ずっと沈黙していた。ダクネスがゆっくりと裁判長の前に歩み出て胸元から何かを取り出し・・・・・

 

 

 

 

 

 

-4ページ-

 

 

 

 

カズト「ララティーナ」

カズマ「ララティーナ」

 

ダクネス「その名前で呼ぶなぁあああああああああ!!?」

 

 

良い所の産まれだとは思っていたが、まさかまさかの王国の懐刀と謳われる防御特化型の貴族の御令嬢、ダスティネス・フォード・ララティーナ。それが駄目過ぎる女クルセイダー、ダクネスの正体?であった

ダスティネス家の紋章を取り出しアルダープと交渉した結果、自分が俺に成る前になんとかあの場を収めた。代わりにダクネスはアルダープの元へ向かい自分達は魔王軍に関してはほぼ白と判断されブッ飛ばしたアルダープの屋敷の返済しないといけないと言う借金の上乗せである、内蔵売るレベルの借金である。マジふざけんな

 

 

カズト「不味いぞ兄弟、もうすぐ冬だ」

カズマ「凍死だけ避けねぇと」

 

 

ダクネスが抜けた事により問題はあったが前衛、防御力がかなり下がった分の穴埋めは自分がやるとして

 

 

アクア「待ってぇ!?その子(高級酒)を連れて行かないでぇ(号△泣)」

めぐみん「黒より黒く闇より暗き・・・(紅△瞳キラキラ!)」

カズマ「オイコラ爆裂魔法の詠唱やm・・・・・俺のジャージ返せやゴラァ(激△怒!?)」

 

カズト「はぁ、借金の差し押さえなのは理解できるが、返済に必要な仕事道具は残っているか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・この外史に続きを!2

 

説明
真・恋姫この二人の冒険者に祝福を!2
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
1065 996 6
コメント
俊さんへ、アサシン『訴えて来たアルダープの方がむしろ問題ですね、アニメでは権力で。原作では悪魔の力を使って無理やり有罪に持って行きましたから。アニメでは裁判官さんは苦悩してくれていましたよ』(アサシン)
・・・ザ・カオス。原作知らないから何とも言えないけど、ここの裁判官って無能なの? 真実を調べる魔道具が存在するのに、それを否定するって事は、自分は無能って言ってる様なモノじゃないか?(俊)
未奈兎さんへ、一刀「あの世界はカオス、他に候補は?」(アサシン)
カオスとしか言いようがない(未奈兎)
タグ
真・恋姫この二人の冒険者に祝福を!2 この素晴しい世界に祝福を! カズト カズマ アクア めぐみん ダクネス ダスト セナ アルダープ 

アサシンさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com