真・恋姫この二人の冒険者に祝福を!2 第二話 |
ダクネス家での問題を兄弟に任せてキールのダンジョンにやって来た自分達は、ダンジョンから量産型と思われる全く同じ人形?っぽいのが入り口から外に出て来ている、自分達より先に此処に来ていた冒険者曰く近づく者近づいた者に飛びつき自爆して来るとの事だ・・・何それコワイ
前衛盾職曰く軽装の盗賊や後衛の魔法使い達が貰うとマジ即乙、前衛職も某モンスター狩猟ゲーのタルボムが如く爆発ダメージを戦闘続行不可能になるまで連続で蓄積しに特攻して来るので要注意と言う事だ
カズト「とりあえず予定通り杖術の相手には丁度いいな、ほら逝くぞ?」
めぐみん「おい、読みは合っているだろうが時が違う件について聴こうじゃないか?」
原因の探索並びに解決の為にダンジョンに潜ろうにも続々と湧き続ける仮面タキシード人形とダンジョンと言う地形にめぐみんは勿論中級魔法を取得している他の魔法使い達も防戦に回わざるを得ない、戦士等の前衛職たちに出て貰おうも狭いダンジョン内では物量に押される、故にまずは外に出て来る自爆人形対策の簡易バリケードを設置して魔法職やアーチャー等の後衛職や盗賊職、中距離の槍等のポールウェポンを扱う冒険者達でまず数を減らす作業を行う事に成り。自分は一匹づつめぐみんの所へ自爆人形を流しつつ。カエル狩りの後テイラーから御裾分けに貰ったモンスターの素材で作った折り畳み式の弓で飛びつかれない位置から射抜いて行く、どんな弓かって?境界線上の射殺巫女が総長兼生徒会長を射抜く時に愛用する弓だ
めぐみん「ぜぇぜぇぜぇ・・・・・ちょっと、いったんこちらに回すの止めてくれませんか?」
カズト「了解したよ。にしても多いな、召喚陣でも設置しているのだろうか?」
本当に休む暇も無く湧いて出て来る、昼頃から始めていると言うのにもうおやつの時間になる、セナさん達もコレ召喚され続けているのではないかと考え封印の札を取り寄せに一度アクセルに戻って行った。おまけにこの自爆仮面タキシード、結構な経験値が詰まっており素材は出ないが他の冒険者達が交代制で嬉々として狩り続けている、自分もその一人だ。短時間で弓系スキルが幾つか出ている・・・バランス取る為の処置だったがいい感じに働いている、後で兄弟と共有しよう
カズト「それで?爆裂系統以外のスキルは出た?」
めぐみん「ふっふっふ、聞いて驚いてください。なんと杖術スキルに魔杖術と言うレアスキルが出ました」
カズト「スキルの詳細は?」
めぐみん「杖術スキルは杖を持っている時に限り前衛並の戦闘が可能です、魔杖術は体外の魔力を杖に込め私も微量ながら取り込む事が可能なようです」
カズト「つまり護衛が居なくてもある程度自衛が可能に成って、爆裂魔法発動に必要な魔力を消費せずに身体能力・杖術のスペックが底上げされると?」
何そのチート、最強の攻撃魔法だけは凄いめぐみんが最悪兄弟や自分達が側に居なくてもぶっ放した後も戦えるようになってしまった
その後も休憩と挟んである程度の数をめぐみんに流しても問題が無くなった所で自分は戦線をダンジョン入口の所まで押し上げる、この時点で既に時間が夕刻に入った所で休憩ついでにめぐみんがセナさんと一緒に兄弟たちがいるダスティネス家へ迎えに行った、幾らなんでも可笑しいからだ、セナさんには予め大魔導師兼リッチーのキールを浄化した強力な魔法陣が未だ設置している事を教えていたがそれを抜きにしてもコレおかしくない?と言う状況なので参謀へ救援要請を頼み自分達は
カズト「よし、盾職構えろ!ダンジョン内へと前線を押し上げる。魔法職は固まっているヵ所へ一斉法撃、アーチャーは魔法職の取りこぼしを射抜け、ポールウェポン勢は盾に守ってもらいつつ迎撃、盾職の負担を減らせ。残りはローテーションを組みつつ戦線維持及び支援、プリーストは回復・支援に集中、どうやらコイツ等ダンジョン内のアンデット系モンスターを掃討してくれたようだ。前線構築ポイントまで遠慮せず進撃せよ!」
冒険者達「「「「「応!」」」」」
戦場を整えよう、向こうでは元々自分はサポート役だったからな。久々に本領を発揮させてもらおうか?
キールのダンジョン、初期層第三迎撃拠点にて。合流した兄弟とアクア、ついでに冒険者モードのダクネスを交えて状況を報告している
カズト「っと言う状況だ」
カズマ「ん〜・・・大人数だと少しづつ押し上げられるが時間が掛かり過ぎるなぁ。その妙なヤツの自爆の威力は?」
カズト「中級魔法の一撃に勝るとも劣らず、ただ魔法じゃなくて普通に爆発するから普通に洒落に成らんダメージだ」
カズマ「ダクネスなら?」
カズト「ノーダメージっぽいぞ、ついでに嬉々として剣が当たっている事に喜んでるぞ?」
カズマ「あっ、ならアイツを前面に押しての強行突破は?」
カズト「発破解体しつつ進軍可能かと、後ろに続ける人員は?」
カズマ「俺一人でイイだろう、アクアはめぐみんと外で待機している」
カズト「大物が来た時の対策か」
カズマ「ああ、その時は地上への誘導とかよろしく頼む」
カズト「了解した参謀、武運を」
まぁ、恐らく十中八九魔王軍関係の何かが関係しているのだろう、この自爆人形達はダンジョン内のモンスターを結果的にでは無く故意に掃討したのだろう。飛びついたりくっ付いて来たりするのは決められた行動みたいなものだろう
自分はダクネスを先頭にガンガンダンジョンの最奥へ、キールとお嬢様が居た隠し部屋へ向かって行く背中を見送り。冒険者達に兄弟が戻って来るまでの戦線維持と大物が出て来た時に備えて戦線後退及びダンジョン外への誘導の準備を進める、外で待機しているアクアとめぐみんに、特にアクアには悪魔やアンデット系が関わっていたなら問答無双に先制破魔魔法を撃てるようにしててと頼んで兄弟とダクネスが戻って来るまで待機だ
ダンジョン外、第二迎撃拠点にて
カズト「後退!後退!前衛は突出せず防御せずに受け流せ!今のアイツの剣は当たるぞ!?」
セナ「普段は当たらないのですか!?」
突っ込みに反応する暇も無く第三から第二の押し上げ時に構築した迎撃拠点を経由してダンジョンの外へと後退している、何故かって?ウチのドM駄目女騎士が魔王軍幹部、地獄の侯爵、見通す悪魔バニルに体を乗っ取られているからだ、ステータスと防御力が高いだけで攻撃が当たらなかったクルセイダーがそのステータスの本領を発揮してこちらに突撃して来る。マジで笑えん
伊達に防御特化型の最高の防御力を誇るクルセイダーだ、弓矢も投げナイフも魔法ですら傷一つ付かない。敵に回ると面倒くさい事この上ないな・・・!
カズト「参謀!今回の件が片付いたらあのバカの冒険者カードぶんどって剣とかのスキル取れるだけ全部取らせるぞ!異論も反論も許すな!」
カズマ「ほんっっっっっっとうに剣が当たるようになった途端ラスボスみたいなキャラに成りやがって!」
アクア「セイクリット・ハイネス・エクソシズム!」
めぐみん「中々当たりませんね、それにあたってもダクネスの鎧に軽減されてしまっています」
めぐみんが言う通り肝心な破魔に浄化や聖属性の魔法が効きづらい。トドメに普段と違い攻撃が逆に当たらない、何時もは当てられないくせに
しかも乗っ取った後兄弟に封印の札を張られダクネスに閉じ込めている状態である為本体と思しき仮面が取れない、ふわはははふわははとアメリカンで無性にムカつく笑い声と話し方で冒険者達をおちょくっているとか余裕だな。今更だがコイツの殺傷対象はアクアただ一人いや一柱だ、この悪魔は恥ずかしい等の悪感情を好んでおり魔王軍幹部であるが人を傷つけない・・・・そう、人間は
合流して兄弟曰くキールとお嬢様が居た部屋に入るに入れない所で結界を張ったアクアについて話したところ二つ名通りに見られ知られた所ガチでキレたらしく、その後一度倒された振りをしてダクネスを乗っ取り封印の札を張られて撤収からのこの現状だ。ダンジョン内で二発程アクアの破魔魔法をブチ込まれてもピンピンしれらっしゃる・・・本当に敵にまわっても面倒くさいなオイ
ダクネス(バニル)「ふわははは♪なかなかやるではないかヘッポコ冒険者共よ!」
カズト「まるでダメージが入らない、参謀!爆裂するか!?」
カズマ「ダクネス諸共か・・・・・よし戦場を整えろ。俺はめぐみんとセナさんに伝えに行く」
カズト「了解した、第一迎撃拠点へ後退!倒す事は考えるな!罵詈雑言喚き立てつつやられない様に気を付けろ!」
冒険者達「「「「「おう!」」」」」
ダクネス「はぁんっ!?今何かすさまじく素晴らしい事が始まった気がする///」
ダクネス(バニル)「こっこれはまた不愉快極まる喜びの感情、常に走る激痛に冒険者共に罵詈雑言吐かれる度に高まる喜びの感情・・・・・クルセイダーでありながらコヤツ、マジか?」
カズト「残念ながらマジだ、前衛は盾を構え猫の子一匹通る隙間も潰せ!」
カズマ「うっし、めぐみん爆裂用意」
めぐみん「えぇぇぇ〜っと、幾ら私でも頑丈だからと仲間に撃ち込むのはどうかと?」
アクア「大丈夫よ、ダクネスってば前にもめぐみんの爆裂魔法直撃したけど鎧が壊れただけで無傷だったじゃない、それに万が一の時は私が癒すわ」
めぐみん「それもそうですね」
ダクネス「んっくぅ〜ん///」
ダクネス(バニル)「これは、乗っ取る相手を間違ったやもしれん」
其処からは以外にもスムーズに事が進んだ、兄弟がセナさんに今回の件も全責任を持つと断言し。自分は逃げられ無い様に盗賊たちにバインドでダクネスを捕まえ、それを冒険者達総員で押さえつけた・・・バインドに自分から飛び込まなかったか?まぁいい、兄弟の号令と共にめぐみんの爆裂魔法がダクネスとダクネスの体を乗っ取ったバニル諸共文字通りブッ飛ばした
冒険者ギルド、入り口付近にて
カズマ「自由と言う名の翼を手に入れたぁああああああああ!!わぁあああああああ!!!」
カズト「御疲れ様だ兄弟」
魔王軍幹部、バニルの討伐を持って自分達の無罪を手に入れ、全員の借金を返済し更に報酬として五千万エリスを獲得し自分達の身の潔白の照明とまたもや魔王軍幹部の討伐を成した事により今ギルド内ではどんちゃん騒ぎとダクネスの本名イジリの真っ最中だ。そんな中自分は兄弟に付いて外に出て来た所だ、
カズマ「うううっ!やっと借金地獄から大金持ちに!」
カズト「となると兄弟はしばらく屋敷で引き籠るか?」
カズマ「当たり前だろうブラザー!何が悲しくて余裕が出たのに死に掛けてまで働かなくちゃならないんだよ!?」
カズト「まぁそれもそうだな、自分もしばらくは屋敷に籠って売り払われたモノの補充をするか。幸いにもエリスはタップリあるからな」
ベルディアと冬将軍から手に入れた剣と刀も悪くないのだが、やはり武器や道具は多い方がいい。定番のアイテムポーチ的なのを作ってみるか?っと考えつつ国家予算並みの内蔵売るレベルの借金を無事返済した自分と兄弟はしばらく屋敷に籠る事となった
・・・この外史に続きを!2
説明 | ||
バニルさんである | ||
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コメント | ||
俊さんへ、カズト「性癖と器用値に難ありだがそれ以外は十分優秀なんだよなぁコレが」カズマ「原作の俺の初チュー奪われましたwww(ネタ▽バレ)」(アサシン) ・・・普段は全く使えないのに敵に乗っ取られたらラスボス級って、冒険者してる意味あるのか、ララティーナお嬢様? いっそカズマに嫁入りした方が良いんじゃないのかララティーナお嬢様(笑)(俊) 未奈兎さんへ、カズト「クッ殺性駄ーのステータスだけはアクセルでトップクラスだからな・・・・・性癖と不器用さえなければ」(アサシン) 流石くっころせいだーの異名持ち・・・。(そっちかよ)(未奈兎) |
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