ズベズダ/isu-152 | 次 |
説明 | ||
ズベズダ製のisu-152をベースに細部はタミヤという感じで制作しました。 デグチャレフ機銃を描く際に参考用に部品注文したタミヤ製の同戦車のGランナーにハッチやライトなど 主だった部品が揃っていた為非常に助かりましたが、結局足らない部分にストックしていたタミヤ製のキットを流用し お手つきキットを増やしてしまいました。 履帯はモデルカステンです。押し出しピン跡は処理すると模型が嫌いになりそうだったので予備履帯だけ埋めてあります。 余談ですがチーフテンハッチを参考に見ながら組んでいたら、動画の車体は履帯の左右が逆になっているのに最終組付け後に気付いて焦りました。 第一転輪の位置が左右でちょっと歪んでいて必要なコマ数を変えていたので…カステンに予備が多目に入っていて助かりました。 ズベズダのキットでは車体前面が溶接車体の形状なのですが、鋳造車体にて制作したかったので削り込んでいきました。 プラの肉厚が非常に厚いためやりやすいです。 ですが一向に印象が近くならないので参考にタミヤ版と比較してみるとズベズダのキットは車体幅が若干幅広に取られているようで 同じ傾斜でも戦闘室に対してコンパクトにまとまっている形にならず平べったい印象になってしまいました。 シャシーを歪まないように補強を増し増しで箱組みしたあとで再度分解して幅詰めする気にならなかったためそのままでヨシとします。 接着面の整形のために切り離したフェンダーは、破損して消失した状態とします。フェンダー基部の付いていた部分に溶接跡を足したかったですね。 戦闘室の前面パネルはフェンダーに隠れていた部分を少し削りこみます。 足回りはズベズダのパーツをベースにサスアームの根元にある丸い窪みを掘り込み、上下転輪共に輪切りのパイプ状デティールを追加。 ズベズダの転輪は裏がつるつるなのでキットパーツを使用して実車に近づけるなら サスアームに接続する側のデティールの入っている面を反転して接着して上から覗いた時に印象をよくすることも考えましたが 厚みの再調整と軸うちの作業を考えて見ない事にします。 シャシーの箱組みを垂直に気をつけて組んでも転輪の軸穴とサスアーム取り付け基部の歪み調整いかんで 真っ直ぐ転輪が並んだ上に履帯が乗るかどうかに関わってくるのでしっかり見ておく必要があります。 平らな面に置いた時に浮いてしまう転輪は軸穴を広げて瞬着を充填ししっかり接地させました。 二枚張り合わせる構成の起動輪は、表と裏の部品で歯のピッチが若干違うのか履帯と噛み合った際に 高さのずれが起こるようで見た目に宜しくないので、履帯が水平に揃う角度を探ります。 軸穴も中心が揃わないのでしっかり奥まで差し込めるように広げておきます。 予備燃料タンク基部はキットパーツより基部だけ削り出して使用。 車体後部パネルにはゴムのパッキンをプラ棒を埋め込み追加。 ベースにラッカーのオリーブドラブを塗装し、以降はアクリルベースに油彩とエナメルで、足回りの泥はウェザリングペーストです。 ウェザリングペーストは可動履帯相手にうすめ液漬けにしてもプラへの侵食などがなく使いやすいですね。 マッドレッドを基本に乾燥後明るすぎるなと思った箇所に油彩のローアンバーや、ウェットクリアーをスパッタリングして調整しています。 写真に撮って見ると物足りなず、もっと変化が欲しかった所です。 初めて戦車を塗るということで、アクリルを用いたアルコール剥がしや?がれ液など色々試してみたのですが どの段階で侵食のない上掛け塗料へ切り替えて工程を進めるか、エナメルウォッシングの上にクリアー保護層を 作ってアクリルに戻して干渉しないかなど試しながら進めました。 一番の失敗は剥がし液塗布後に塗料がガッチリ食いついて再塗装になった車体の天面で ラッカー下地からアクリルを重ねて得られた他の面に似た車体色を調色しなおして金属地の?がれた質感を書き込んでいくハメに。 どうもタミヤアクリルでの吹きつけは?がれ表現液を貫通して定着してしまうようでした。 ラッカーで試すときちんと?がれてくれるんですが・・・ あとは角にローアンバーを擦り付ければ大体うまくいくんじゃないでしょうか。土系は艶が消えるので ソ連戦車のぬるっとした塗料の光を足すのに乾燥後クリアードライブラシをしてもいいかな。 |
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