紙の月11話 |
「最初見つかった時はハラハラしたぜ。あんな鈍そうな動きなのに足音とかほとんどしないんだからな」
デーキスたちはこの工場内で作られている食料品を盗みに入った。初めは見られたらまずいと思って、こそこそと食料品を集めていたが、欲張ったウォルターは背後にヴァリスが制御している作業ロボットが来ていることに気が付かなかった。
捕まると思ったが、ロボットは彼を素通りし、自身の作業を黙々と続けていた。
「フライシュハッカーの言っていた事は本当だったんだ。作業ロボットに見つかっても大丈夫だって……」
デーキスたちが太陽都市の向上に盗みに入ったのは、紛い者たちのリーダーであるフライシュハッカーから、食料の調達を依頼されたからだ。デーキスたちが引き受けた時にフライシュハッカーはこんなことを言っていた。
「この仕事は危険かと思うかもしれないが、実はそうでもないんだ。これは太陽都市に潜伏している僕らの仲間であるアンチの幹部から聞いたんだけどね、太陽都市の食料生産工場は作業ロボットしかいないらしいが、そいつらは盗みには無頓着らしくて簡単に食料を盗めるそうだよ」
何でも、太陽都市の生産エリアには外に住んでいる人間が良く盗みに入るらしい。何故かロボットたちはそういった侵入者には反応しないというのだ。
「太陽都市は入るのが難しいが、外に出るのは簡単と言うからね。ただ、治安維持部隊の連中が見回りしているから、それだけは気を付けてくれ。普通の人間でも重罪になるけど、僕らみたいな紛い者はそんな事じゃ済まないだろうからね……」
太陽都市は元々、環境管理システムの開発・研究を行っていたカーボン社によって、国から独立した都市国家であった。カーボン社はAIによって都市の生産業を管理し、さらに治安維持を行うことで都市に住む人々の生活を豊かにする事を目標としていた。そのために作られたのが太陽都市の『ヴァリス』だ。ヴァリスは太陽都市中枢の管理コンピュータに備えられたAIであり、太陽都市に住む市民全ての個人情報、監視カメラ等の記録媒体、食品や製造物の流通といったあらゆるものを管理している。
他の都市国家……例えばデトロイド等では独立後に都市の治安悪化によって内部から崩壊した所が多かったのに対し、太陽都市はヴァリスによって都市内部の治安は守られたため国に匹敵する力を保つことが出来たのだ。
それが、デーキスの知っているヴァリスの情報だった。
「まさか、ロボットが紛い者を助けるなんて思いもしなかったな」
ロイドに撃たれそうになった瞬間、突如横から伸びた機械の腕がロイドから銃を奪い取り、あっという間に拘束されてしまった。工場の生産品を梱包するのに使われる紐が両手両足に縛られ、身動きが出来ない。体に食い込んでいるわけではないがきつく縛られており、自力での脱出は困難だろう。
「この事は上に報告してやる。管理コンピュータが紛い者の味方していたってな。太陽都市のシステムを根本から見直さなきゃならない大問題になるぞ」
「私は自身に与えられた太陽都市の規律プログラムに則って行動しているに過ぎない。そこに何ら問題はない」
ヴァリスの音声は淡々と答えた。事務的で抑揚のない電子音声は、目の前の存在が人ではないことを証明しており、ロイドに違和感を感じさせた。
「『人間が危害を受けることを黙視してはならない。』私の思考・行動ルーチンは全て太陽都市の環境を、常に最適・安全の状態に保つ事をベースとしている。人間を危険から守ることもその一つだ」
「俺は顔面に物をぶつけられたがな」
「事象の優先度の違いだ。ウォルター・ギランのロイド・ベッティに対する行為は軽度の暴力行為だ。両者の興奮状態を解除してから警告を行うだけで良い」
「ふん、本気を出せばこんな奴、二度と立てなくしていたところだぜ」
「ウォルター、ややこしくなるから静かにしているんだ」
アラナルドがウォルターの口を塞いだ。彼が参加したら話がややこしくなってしまうと思ったからだ。賢明な判断だろう。
「だが、ロイド・ベッティからデーキス・マーサーへの行為は致死的だった。よって即時の武装解除、加害者の無力化を行ったまでの事」
「当たり前だ。こいつらは存在そのものが人にとって害悪な、魂の穢れた紛い者どもだ!」
「デーキス・マーサーは君に危害を加えていないだろう」
ヴァリスはロイドのいう事によどみなく答える。途中で止まることもなくすぐに返答をする様を見ていると、人間同士の会話とは全く違う物だとデーキスは思った。
「こいつは既に俺の同僚を二人殺しているだろうが! その時にお前は何をした!」
「デーキス・マーサーが超能力を使えるようになったあの日の事か。あの時、私は生産エリアの各地に設置された監視カメラを通し全て見ていたが、彼の超能力で意識を失った治安維持部隊員を輸送する救急車を派遣した」
「見ていたってなら、そいつが危険だってわかってるだろ!」
ロイドの怒声に聞いていたデーキスたちが身を強張らせた。一方、ヴァリスは何の全く動じておらず。ロイドは感情的になっている自分が滑稽に思えた。
「デーキス・マーサーはあの時極度の興奮状態にあった。当時の状況から分析した結果、彼は感情の変化に応じ、自身の周囲に電磁波を発生させていることが分かった。治安維持部隊の隊員が不必要に刺激しなければあの事態は起きなかった。その者の不注意だ」
ヴァリスはあの時に、デーキスが見せた超能力の一端から、その本質を理解していたようだ。
「そ、そんなただの不注意で殺されたら堪ったもんじゃないぞ!」
「彼はその治安維持部隊の隊員を殺してはいない」
ヴァリスの言葉に驚いたのはロイドだけでなくデーキスもだった。ロイドはその意味を飲み込むことが出来ず沈黙した。
「何だ、そいつの勘違いかよ。物騒なこと言いやがって。よかったなデーキス」
場違いな態度で口を開いたのはウォルターだった。デーキスの肩を叩いて喜ぶが、デーキスは素直に喜べなかった。
「ふざけるなよ! 連絡があった時、その二人は……フォスターたちは意識不明の重傷で、一日も持たずに死んでしまったんだぞ!」
「彼らはほんの一瞬、デーキスマーサーの発した電磁波に感電したショックで気絶こそしたが、軽度の火傷を受けた程度で命に別状はなかった。これはあくまで可能性だが……」
そこでヴァリスは言葉を切った。それはもしかしたら、言う事を躊躇っているのではないかとデーキスは思った。
「彼らを殺したのは、同じ治安維持部隊の者だ」
「やっぱり、お前はいかれてる! そんなふざけたことが信じられるか!」
「これはあくまで私の推測に過ぎない。私は彼らが搬送された病院内の監視カメラを通じて見たに過ぎない」
ヴァリスは太陽都市の管理コンピュータだ。監視カメラなどのある場所なら、ネットワークを通じ、直接その映像を記録することが出来る。
「彼らは死亡する十分前に治安維持部隊の隊員が彼の運び込まれた病室に入り、五十六秒後に出て行った。その三分後、もう一人……君が言っていたフォスター隊員の病室に同じ者が一人で入って行き、こちらも一分もかからずに出てきて病院を後にした。この状況証拠から、少なくともこの者が二人の死と関係があると推測する」
「そんな……だが、俺が聞いたのは……」
二人は病院に着いた時にはすでに重傷で、手術をする間もなく死んだと聞いていた。病院の監視カメラについては今初めて知った。誰かが情報を偽った? 何のために?
「……もし仮にお前の言う事が真実だとして、一体誰が何のために……?」
「それは私には理解できぬ事だ。私はこの都市の環境保全を目的としている。対して人間は思考も行動も非論理的だ。推測の域を出ない……だが、もし明確な意思をもって行っている者がいるなら、その者をこういうのだろう。『邪悪』だと」
ヴァリスの言葉を聞いてデーキスたちは思った。この太陽都市にそんな邪悪な人間がいるのだろうかと……ロイドにはヴァリスの言う推測が一つだけ浮かんでいた。これは明らかな隠ぺい工作だ。誰かが二人の死を紛い者の仕業にさせたのだ。その誰かとは?
「上の連中……太陽都市議会の連中の仕業なのか……?」
現市長であり議会の長でもあるアンユーマ・ゴウマは紛い者を取り締まる法律を設け、市民の支持を得た。彼が市長になれたのも、市民の安全の為に尽力を尽くしたからだ。
前市長のフェリオ・カーボンは紛い者の少年によって殺された。太陽都市の建立記念を祝う日、何処にでもいるようなたった一人の子供が一瞬にして、一人の人間の命を奪ったのだ。多くの市民がその瞬間を目撃しており、その時から紛い者の危険性が認識された。
「……だが、そいつら紛い者が危険な存在であることには変わりない。カーボン前市長を殺したのはそいつらと同じ紛い者なんだからな!」
「あの一件を根拠にするならば、これまで太陽都市内で起きた事件全てを振り返った時、都市の住民の九割以上が危険な存在となる。超能力を使う未成年が起こした事件よりも、超能力を持たぬ者が起こした事件が圧倒的に多いのだからな。それに、あの事件は……」
ヴァリスはフェリオ・カーボンを殺害した紛い者の少年が、アンチによって洗脳されていたことを話した。事件の詳細を初めて聞かされた。
「また俺の初めて聞く情報だな……」
「既にあの時分から超能力者に対する偏見はあった。彼らの超能力に一番最初に目を付けたのはテロリストであるアンチたちだった。あのような事件が起きたのは時間の問題だった」
そう言って、ヴァリスはデーキスたちに顔を向けた時、デーキスはハーリィ・Tから聞いた事を思い出した。
「そう言えば……超能力を使えるのは僕たちみたいな子供だけなんだよね? 大人の紛い者はいないの?」
「私が知る限りでは太陽都市では確認されていない。ただの、一度も。だからこそ、アンチの連中は目を付けたのだろう」
「何だと? だけどアンチだって紛い者と同じ存在だって……」
「それを言ったのもゴウマ市長だ。彼らは超能力者を使って破壊活動を行っているただの人間に過ぎない」
思っていたことを言われてロイドは言葉を出せなかった。自分のこれまで思っていたことが、一人の人間によって操られていた事に彼は困惑を隠せなかった。
「……紛い者は『魂の穢れた存在』。それを言い出したのもゴウマ市長だった……」
「魂、魂とは何なのだ? 確認も比較も出来ぬ事を基準にする。私には理解できぬ考えだ」
ヴァリスの言葉には、こんなことを本気で信じていたのかと軽蔑が籠っているように感じた。
「分かっていたなら、何故お前はそれを止めなかった?」
「ゴウマ市長はフェリオ・カーボン前市長が紛い者に殺された時、彼の死を回避できなかった原因は私にあるとして、都市の政治に関する意思決定権をはく奪した。現在、私には都市の環境を維持するための経済と市民の個人情報、ネットワーク等の通信といった都市内部の情報管理といった事のみが可能だ。制定された法律に対し、私が意見をする権利はない」
「はっ、私には関係ありませんってか」
「ああ、そうだ。都市の選挙で決まったことなのだからな。この都市の市民が望んで選んだ結果だ」
反論しようとしたが言葉が出なかった。ヴァリスの言う通り、太陽都市で新たな法律が施行されるには、必ず市民たちから九割以上の賛成票を得なければならない。紛い者を取り締まる法律が出来たのも、それを太陽都市に住むほとんどの市民が望んだからだ。フェリオ・カーボン前市長が死んだあの日から、誰もが紛い者は危険な存在だと
「太陽都市は、この都市はどこか歪んでいると思っていた……だが、いつの間にか俺自身がその歪みの中にいたなんて……」
ロイドは今まで自分は他の大多数の人間よりも、太陽都市の全貌を知っていると思っていた。だが結局、自分も他の連中と同じで、この都市の事など何も知らなかったのだ。
ロイドは失意に言葉をなくし、重苦しい空気が彼らの間に立ち込め始めた。
「あの……そんな気を落とさないでください……」
ロイドに声をかけたのはデーキスだった。
「何だ? お前もわかっただろう。紛い者は単なる超能力者。何も知らない俺たちは、勝手に生まれついての犯罪者と決めつけていただけだと……」
「うん……でも、それがわかっただけでもいいじゃないですか。間違いがわかったなら
それを止めればいいだけなんですから」
ロイドはこうしてデーキスと話しているだけで、紛い者は普通の子供とそう変わらないのだと感じた。今までどうして気が付かなかったのだろうか。そもそも気が付こうとしなかっただけなのかもしれない。そうしていれば他に余計な考えをしなくてすむのだから。
「俺はさっきまでお前を殺そうとしてたんだぞ? なのにどうしてそう簡単に割り切れる?」
「ええと、確かにさっきは怖かったけど、でも大丈夫なんだって事は分かったから、それでいいかなって……だから……」
たどたどしく言葉を探すデーキスの姿を見て、ロイドは昔の自分を思い出した。かつて自分にも彼の様に、素直で他者に寛容な時があった事を。
「済まないな、まさかこっちが慰められるなんてな……」
いや、彼は紛い者として追い詰められてもその心を失わなかった。自分だったらどうだったろうか……自分の様にスレて欲しくはない。
「ボウズ達、ここから出たいんだろ? 手伝わせてくれよ」
「本当!?」
ウォルターとアラナルドの二人が声を上げた。
「おい、そんな奴信じるのかデーキス! 俺は反対だぞ! さっきまで俺たちを殺そうとしてたんだぞ!」
「僕も信用は出来ないと思うな。そんなことする利点がないし……」
「でも、この人にはもう僕たちと争う理由がないって、ヴァリスの言う事で分かったじゃないか」
「全く単純な奴だな。そんなの信用できるかよ!」
彼らの言い分ももっともだ、さっきまで敵意を向けていた人物が急に態度を変えたのだ。
「頭の中がひっくり返っちまったのさ。今の俺にとって重要なのは目の前のお前らじゃなくて、この都市の全体の事をちゃんと見なきゃいけないってことだ。奴の話が本当なのか、調べなきゃいけないからな……」
ロイドはそう言ってヴァリスの方へ顎をしゃくった。太陽都市が紛い者に関する情報を捻じ曲げている。それが真実かどうか確かめなければならない。
「彼が君たちに危害を加えようとした場合は私が阻止する。目の前で殺人が起こることを阻止するのは、太陽都市における私の役目だ」
「……だ、そうだ。こいつのいう事の方なら信用できるだろ? 少なくともこいつが近くにいる限り、お前らは安全だってことだ。だから、さっさとこの工場から出ていきな」
ウォルターとアラナルドはしぶしぶ納得したようだった。安全にこの工場から出るのは、彼らにとっては願ってもない事だ。まさか、本来敵であるはずのロイドから言われたことが、とても信じられないようだった。
「そういえば、お前に一つ聞きたいことがあったな」
「何だ?」
ロイドが思いついたようにヴァリスに向かって口を開いた。
「さっきお前は自分の行動や考えは、全て太陽都市の安全を第一に考えてるって言っていただろ? だが、紛い者の真実を俺みたいな人間に話すことはどうなんだ? もし、話を聞いた俺が周囲にこの事を広めたら、太陽都市は大混乱になるんじゃないか? それはお前の考え的にどうなんだ?」
「……」
この時、今まで滞りなく会話の受け答えをしていたヴァリスが初めて沈黙をした。紛い者のデーキスを助けてしまったがゆえに、ロイドに太陽都市の暗部を教える事になった。これもヴァリスの環境を保全するという考えには矛盾しているはずだ。
「太陽都市の前市長であるフェリオ・カーボンは私の開発者でもある。その彼が、あの事件で死ぬ前日の夜、中央制御室に来てこう言った……」
フェリオ・カーボンが死んだ前日、それは太陽都市の建立記念日の前ということだろう。中央制御室は太陽都市の中枢にある、ヴァリスのメインコンピュータが備えられている部屋の事だろう。一般人どころか、太陽都市を動かす政治家たちでもそう入ることのできない特別な領域だ。前市長はそこでヴァリスに何を話したのだろうか?
「太陽都市の子供たちは未来の希望だと。もし、子供たちに危険が迫った時はどうか君の手で救ってやって欲しいと……命令を受けたのだ。あの時、デーキス・マーサーを助けたのも、その時の彼の命令があったからだ」
「何故、前市長はそんな事を?」
「フェリオ・カーボンは戦争の時、アンチが起こしたテロで息子を亡くしてる。以来、彼は太陽都市に住む子供たちすべてを、自分の子の様に考えていた……それは紛い者と呼ばれる存在も同じだ」
前市長がそのような事を言っていたとはロイドも初耳だった。もしかしたら、太陽都市自身が自らの方向性を見失っているのかもしれないようだ。
「うーん、ちょっといい? ヴァリスが言っていた前市長の言葉って、命令じゃなくて、お願いなんじゃないのかな?」
デーキスが口を開いた。
「お願い? そのお願いは命令とどう違うのだ?」
「命令はやらなきゃいけない事だけど、お願いは出来るならして欲しいというか……しなくてもいいけど出来ればするとか、何といえばいいのかな……」
「曖昧な説明だ」
「ええと、ヴァリスがしたいと思ったら、したらいいという事かな? うん、お願いってそういう物だよ」
「私がしたいと思うか……私がしたいと……?」
ヴァリスはそこで言葉を止めた。考え込んでしまったのか、一向に返事がなくなりデーキスは不安になった。
「ヴァリス大丈夫? ぼくの説明がまずかったかな」
「はは、賢いロボット様でも考え込むことってあるんだな」
初めは人間と違い感情も何もないロボットだと思っていたが、良く見てみれば人間とそう変わらないじゃないか。彼はヴァリスに対する認識を改めた。
「その言葉は正しいものではないが、フェリオ・カーボンの件についてはもう少し学習が必要なようだ。礼を言うデーキス・マーサー」
ヴァリスはデーキスの方へ向き直り、感謝の言葉を述べた。まさか感謝されるとは思わず、デーキスはどう返したらいいか分からなかった。
「さて、いいか? そろそろ行かないとお前らはまずいんじゃないか? 俺もずっと敵連絡を入れてないから、早くしないと怪しまれる」
「それなら私が一番近い搬入用の出口まで案内しよう。ロイド・ベッティはそこまで他の隊員が来ないように通信を入れてくれ」
ヴァリスは話し終えた後、デーキスたちを連れて出て行った。少しした後、ロイドは無線を起動させた。
「……こちら搬入倉庫担当のロイド」
「こちら製造ライン担当……おい、ロイド! お前今までの定期連絡はどうした!」
「別に……あまりにもつまらない仕事なんでな、気づいたら眠っちまってたよ。とにかく異常なし」
「おいおい、我慢してるこっちの身にもなれよ。終わったらまた始末書書かされるぞ?」
「これまでの事に比べたら軽いものさ。だが、もう目も覚めたから仕事に戻る。じゃあな」
ロイドは通信を切った。言葉の通り、彼はもう目が覚めていた。
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更新です。 ロボット、超能力者、人間が一堂に会して太陽都市を様々な視点から話し合う回です。 |
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