真・恋姫無双〜子義と仲達〜 |
この作品は恋姫の二次創作です。
オリキャラ込みです。
初めてなので駄文です。
それを踏まえて読んでいただけると幸いです。
第1話:天武と御遣いと小覇王
?「ん…、うーん。」
目を覚ましたら俺は知らない部屋で寝かされていた。
どこやココ?なんでこんなとこで寝とんや?
??「失礼しまーす、…あ、起きてましたか。」
?「ん?」
意識がだんだんはっきりして辺りを見回していると知らない青年が入ってきた。
あの制服…、確か聖フランチェスカとかいう学校のやったっけ?
??「大丈夫でしたか?あちこち傷があったから心配したけど…。」
?「傷…、そういえば俺仕事した後依頼主に会うて…、そいつの手下に襲われて…。」
昨日は夜‘仕事’を終わらせた後に依頼主と会う話になってた。んで会うてみたら「この件に関わったあなたの口も塞がせてもらいます」なんぞ言うもんやからそいつの部下と戦闘になったが、不意打ちで後ろから拳銃で右肩を撃たれて状況は不利やった。拳銃は先読みして何とか致命傷は避けたけど流石に俺もばてて、いよいよ追い詰められて…。
??「えっと、先にお名前を聞いていいですか?」
健「あ、助けてもろうたのにすいません。俺は長谷川健と言います。…あなたのお名前も聞いていいですか?あとここが何処なんかも。」
一刀「俺は北郷一刀です。…で、ここは雪蓮…孫策さんの屋敷です。」
孫策?中国人?つーことは中国マフィア?
健「孫策?孫策…孫策…、ゲームで似たような名前聞いたな…。で、具体的には東京の何処ですか?」
一刀「いや、東京じゃなくてですね…、荊州南陽という中国大陸の邑です。あと、そのゲームの孫策さんだと思います、俺の言ってるのは。」
健「…は!?」
中国大陸!?しかもゲームの孫策って!?
一刀「服装からして俺と同じ立場だと思うんですけど…、長谷川さん、あなたは別の世界へ飛ばされたんだと思います。」
健「…いや、ドッキリですか?」
いや、普通はそう思うやろ?
一刀「じゃないです。」
健「じゃあどっかの組織に拉致られた?」
最悪それも考えたけど。
一刀「そんな物騒な話でもないです、…まぁいきなり言ってもビックリしますよね。」
健「この状況で冷静な奴がおるんやったら是非お目にかかりたいですね。」
一刀「俺もです…。長谷川さん、信じられない内容ですけど俺の話を聞いてもらえますか?」
健「…まぁ君は悪者の目ぇしてないですし、信じて君の話を聞いてみましょう。」
とりあえずこのままやと話が見えん。とりあえず北郷君の話を聞いてみることにしよう。
健「…なんつー無茶な話。」
一刀「でもあなたと俺の状況が全く同じですから、おそらくそういうことだと思います。」
健「まぁ、その北郷君の制服…聖フランチェスカやったっけ?その制服を見る限り君が俺のおった所の人間やっていうのは分かります。でもここがあの孫策さんの屋敷とは…しかも孫策が女ってありえへんやろ…。」
北郷君が言うにはここは三国志の時代らしい、しかも武将は全員女とのこと。
いや、いきなりそんなこと言われても信じられへんって…。
?「じゃあ、私と会えば信じてくれるかしら?」
突然、凛とした女性の声が聞こえて扉が勢いよく開いた。
そこに立っていたのは…
一刀「雪蓮。」
健「えーと、北郷君。こちらの色っぽいお姉さんは誰ですか?」
孫策「私は孫策、字は伯符。…どう、信じてくれた、健?」
…孫策?この女の人が?
ってか俺の名前は盗み聞きですかい。
健「…コスプレ?」
孫策「こすぷれ?」
いや、聞き返さんといてや。
健「いや、孫策って男やないの?こない綺麗な人が江東の小覇王っすか?」
孫策「いやん、綺麗だなんて♪それにしても、一刀も最初そんなこと言ってたわねー。…ってことは、一刀?」
一刀「ああ、おそらくこの人も俺と同じ世界の人だよ。」
孫策「やっぱり♪じゃああなたが‘天武’か‘天知’ね!」
…なんか訳分からんワードがまた増えたよ…。
頭を抱えていると北郷君が助け船を出してくれた。
一刀「あ、えーと…。実はこんな噂を聞いたんですよ。(天の御遣い降りし後、この世に天から‘武’と‘知’が舞い降りる。‘武’は天下無双をその国にもたらし、‘知’は神算鬼謀をその国にもたらすであろう)って。」
孫策「で、あなたがうちの天の御遣いと同じように光に包まれて現われたからもしかして…って思ったから保護したってわけ。分かった?」
…北郷君の説明は俺には荒唐無稽やってんけど…。
健「…ホンマに孫策さんが女やったんやし、信じなしゃーないね。…で、‘天武’と‘天知’でしたっけ?…俺はまぁ多分‘天武’の方でしょうね。一応影縫流師範やし。」
一刀「影縫流…?」
孫策「へぇ…、自分の武に自信があるのね。」
健「北郷君は平和な世界の人間でしょう?俺の流派はある世界でのみ有名やから知らんのも無理ないですよ。自信は…っていうか自信持てるくらい強くなかったら俺は多分もう死んでるやろうし。」
孫策「どういうこと?」
ここは違う世界…、それにこの2人は経緯はどうあれ俺を助けてくれた。
…えっか、この人らには俺の正体話しても。
健「…俺はね、元おった世界ではいわゆる暗殺者なんですわ。」
2人「!」
2人の目の色が変わったね、そりゃこんな話もすりゃ身構えるか。
おお、孫策さんから殺気が…こんな美人が、ごっついなー。
えーっと、俺がこっちに飛ばされたってことはあれも…あ、あったあった。
健「そのままやと話しづらいかな…北郷君、これ俺の武器やから君が預かってて下さい。」
俺はベッドの脇にある黒い棒を本郷君に渡した。
一刀「…この棒が?」
健「仕込杖です、まぁそこらのとは訳が違うけど。…そう身構えられると話しづらいから信用できるまで預かっててええですよ。…話、続けても?」
2人は頷いた。
じゃあ話そか、うちの家系の血塗られた歴史を…。
それから俺は自分の事を話せるだけ話した。
影縫流が忍者の武を基にしていること。
それゆえ暗殺や隠密に適した型が多いこと。
うちの家系は代々暗殺を生業としていること。
それは俺の世でも歴史の裏で行われていること。
職業上様々な情報に触れるので時には命を狙われること。
こっちに来る前も殺り合っていたこと。
などなど。
ついでに…俺がもう殺しを仕事にしたくないこと。
健「…とまぁ、俺はこんな人間ですよってね。」
孫策「…そう。もう殺したくないっていうのは?」
健「暗殺を頼みに来る奴らはただただ黒い。俺は自分の剣をもうそういう黒いのに浸からせたくないんですわ。やから俺はもう暗殺とは縁を切りたい。」
その黒いのに浸かり続けてたらいずれ俺は狂人にでもなりそうや。
実際、そんな感じで堕ちていったやつも多いし。
孫策「…じゃあ、戦えないわけじゃないのね。」
一刀「雪蓮?」
孫策「なら、うちで戦わない?」
…は?
一刀「雪蓮、長谷川さんはもう戦わないって…。」
孫策「いいえ、一刀。健は『薄汚れた剣をもう振るう戦いはしたくない』といったのよ。そうよね、健?」
健「ま、そんなとこですね。」
まぁもし何かを守らなあかん時は自分の剣を‘それのために’振るうつもりではおる。
俺が自分で納得できたモンを守るときだけ。
孫策「なら、この孫呉の民ためにその力、貸してもらえないかしら?」
…孫策よ、あんたは心が読めんのか。
守るもの
これが今俺の剣を振るうために必要なもの。
しかもそれを差し出したのは自分を助けてくれた人。
この恩には報いたい。
報いたいが。
健「…1つ聞いてええですか。」
見極めたい。
この人が、この呉という国が、この呉の国の民が。
俺の‘守るもの’に足る存在か。
健「孫策さん、あなたの目指す世は?」
孫策「…孫呉の民が笑って暮らせる世…かしら。」
ああ、もう。
孫策さん、アンタって人は。
この世界に来てよかった…。
健「…1つだけ条件、出させて下さい。」
孫策「何かしら?」
健「俺は暗殺者やった自分の過去を捨てたい…。なんで俺の‘長谷川健’という名は今この場で捨てて、この世界での新しい名を名乗りたい。…ええですか?」
孫策「…構わないわ、でも‘健’という名だけは取っておきなさい。それはあなたの両親があなたに与えた、たった1つの名なんだから。」
一刀「…じゃあ健は真名にしたらどうかな?」
何でも真名とはその人の生き様を表す神聖な名で、心を許した相手にしか呼ばせたらあかんらしい。
俺の心を許せる相手か…とりあえず、今ここに2人おるけどな。
健「…北郷君、ここに太史慈って言う武将は?」
一刀「いませんけど?」
オーケイ、今までの俺よ。今ここでサヨナラだ。
そして初めまして、新しい俺。よろしく頼むぜ。
健「…性は太史、名は慈、字は子義、真名は健。孫伯符殿、我が真名と我が天武、受け取って頂けますか?」
雪蓮「…受け取りましょう。我が真名は雪蓮。よろしくね、健。」
健「北郷君も健と呼んでくれ、敬語もいらん。そのかわりこれ以後は一刀って呼ぶで。」
一刀「ああ、よろしく、健。…それにしてもまさかシギ―の名を名乗るとは思わなかったな。」
健「シギ―言うなー!!」
俺はその時、今まで闘ってきた中で一番のローリングソバットを決めた。
駄文すいませんでした。
gatsuです。
現在院試目前なのに書いてしまいました…。
オリキャラですが、自分が○双の太史慈大好きなんで無理やり出しました。
司馬イについては、魏軍とのカラミが始まってからかこうかと…。
ちなみに、最初のサムネは健君でございます。
こんな感じでやっていこうと思うのですが、何分初めて故にいろいろ戸惑ってます。
なのでアドバイス、注意等あればしていただけると幸いです。
次はある程度できてますが院試あるので10月かもです…。
では。
説明 | ||
本当は院試が終わってから投稿しようかと思ってたんですが気分転換につらつらと作っていたら1話分ほど出来たんで投稿します。 恋姫呉ルートの二次創作です。初めてで駄文もいい所かもですが、見ていただけると幸いです。 ちなみに、一刀います。オリキャラ込みです。 |
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コメント | ||
ブックマンさん>ろくでなしBLUESですか、自分は読んだ事ないですねー、すみません(汗(gatsu) jackryさん>そこはほら、雰囲気で!w(gatsu) gatsuさん、残念ながらどちらも違います。ろくでなしBLUESの前田太尊(まえだたいそん)の親父、前田文尊(まえだもんそん)です。(ブックマン) ブックマンさん>自分はタイガーマスクか武藤しか分かりませんが、どちらかでしょうか?w(gatsu) ソバットといったらあの人でしょうw(ブックマン) ティリさん>誤字指摘ありがとうございます。時間軸的にはその辺です。(gatsu) 本郷→北郷 …たぶん黄巾の乱以前からのスタートだと思うので(間違ってたらゴメにゃ)これからがきになりますね〜(ティリ) 投影さん>そういえば…下書き段階からずっとこっちだったんで今言われて気づきました(汗(gatsu) 中達ってたぶん司馬仲達だと思うんですけど、あえて字変えたんですか?(投影) |
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