恋姫無双異聞録〜16話〜
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―――Side 呂刀―――

 

 

猪々子「呂刀のアニキ・・・大丈夫か?」

 

 

猪々子が、呂刀に向かいそう問いかける 呂刀のことは信頼しているが、戦闘を見るのは初めてだった

 

 

呂刀「ま、俺も狂骨たちほどじゃないけど・・・戦えないわけじゃないんでね」

 

 

そういい、針を取り出す呂刀 

 

 

呂刀「人を治すのが医者の仕事だけど・・・仲間のためなら、人を壊すのに躊躇はしない!」

 

 

そして、針を寸分たがわず向かって来る黄巾兵たちの喉や頭部に投擲すると刺さった黄巾兵は、その場に倒れた 呂刀が投擲した針は一種のスタンガンのようなもので、対象に刺さると針の中に込められていた氣が強制的に流し込まれ、昏倒するのだ ちなみに、対狂骨・刑天の暴走鎮圧兵器でもある

 

 

呂刀「さあ・・・行くぞ!」

 

 

―――Side 狂骨―――

 

 

狂骨「貂蝉たちと修行していたと言うのは伊達じゃなかったか」

 

 

狂骨は、他の部隊を援護しながら呂刀の戦い方を見てそう漏らした 狂骨は自分の戦い方を「圧倒的な火力による一点突破」、刑天の戦い方を「回復能力による拠点防衛」とするなら、呂刀の戦い方は「最小限の力で敵の急所を狙う」暗殺者のような戦い方と結論付けた

 

 

刑天「ある意味、一番戦いたくない相手だな」

 

 

狂骨「ん?刑天、そっちは終わったか・・・って聖に涼?」

 

 

聖「お久しぶりです」

 

 

涼「私たちも、援護します」

 

 

先ほど、村に襲撃をかけてきた黄巾兵を駆逐し、合流した刑天たち 狂骨は、聖たちがいたことに驚いたがあまり深く考えないようにした すると―――

 

 

雛里・美影「「ご主人様ー!」」

 

 

狂骨「そして何故にお前らが[ドゴッ]ゲファ!?」

 

 

雛里と美影は感極まったらしく思いっきりダイブ

 

 

桂花「しかし、この二人までいるなんて」

 

 

桂花は、二人を狂骨から引き剥がしつつ呟いた

 

 

斗詩「狂骨さん、刑天さん!呂刀さんがお呼びです・・・って増えてる!?」

 

 

いつの間にか、面子が増えている事に驚いたが「気にしないように」といわれ、後で説明されるだろうと考えを切り替えた斗詩 ま、賢明だね

 

 

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呂刀「なるほど・・・なら、四人にも部隊を指揮してもらうからね」

 

 

四人「「「御意」」」

 

 

麗羽「ところで、呂刀さん 黄巾党の動きが変と仰っていましたわよね?」

 

 

四人が合流して、袁紹軍に入ることになったので簡単な説明をした後、麗羽は呂刀から聞いていた黄巾党の動きについて質問してみた

 

 

呂刀「うん これを見て欲しい」

 

 

そして、地図に書かれたのは黄巾党の動きが『ここ』に向かってきていること

 

 

斗詩「確かにおかしいですね・・・」

 

 

桂花「確か、張三姉妹・・・だったわよね?首謀者は」

 

 

その言葉に頷く呂刀 そして、理解できない黄巾党の動きを警戒しようとしていたときある発言が

 

 

猪々子「もしかして、ここら辺に恋人とかいたりして♪」

 

 

斗詩「・・・まさか〜」

 

 

呂刀「いくらなんでもな〜」

 

 

麗羽「もう、猪々子ったらw」

 

 

皆ありえないと笑うが、笑っていないのが四人ほど うち一人・・・と言うか狂骨は、青褪めている

 

 

刑天「ん?どうした?」

 

 

狂骨「・・・まさか・・・」

 

 

美影「そういえば・・・ご主人様の名前も結構知られていますよね?」

 

 

雛里「だから、朱里ちゃんと別れてここまで来たんですけど・・・もしかして」

 

 

桂花「・・・ありえるわね」

 

 

もともと、三姉妹は太平要術の書で半分妖術使いになっていたので、狂骨の名前を聞いただけで記憶が転写された可能性もある というか、動きを見ればそれが当たっている事が分かる だって、方向が逆なのに向かってきているし ちなみに、雛里が事情を知っているのは桂花とかに聞いていたから

 

 

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そして―――

 

 

呂刀「わ〜・・・来たな〜」

 

 

目の前に広がる黄巾党の群れ

 

 

麗羽「あ〜・・・一つの色がぎっしりは・・・きついですわね」

 

 

猪々子「気持ち悪いぜ・・・」

 

 

そして、狂骨が「頼むから、転写されていないで」と必死に祈っているが・・・

 

 

天和「あ!きょーこつさま!」

 

 

その祈りは、届きませんでした♪

 

 

地和「見つけた!」

 

 

そして、黄巾兵が驚いている間に走りよってきた三人 そして、天和と地和は抱きついた

 

 

黄巾兵1「な!?あの野郎!天和ちゃんたちに何しやがった!?」

 

 

黄巾兵2「殺せぇ!」

 

 

人和「すみません・・・後お願いします」

 

 

そういって、桂花たちのところに行く人和 

 

 

狂骨「おい!?」

 

 

天和「狂骨様〜♪」

 

 

地和「ヘヘ♪」

 

 

狂骨「誰か!?・・・って!」

 

 

後ろに居たはずの仲間は結構遠くに避難していた

 

 

狂骨「お前ら!?」

 

 

全員「「「「頑張ってください!」」」」

 

 

そういって敬礼する皆 というか、雛里や美影もいる

 

 

桂花「あんたらがこっちに来たのは意外だったわ」

 

 

雛里・美影「「え?だって、怪我したら手当ての名目で一緒にいられるじゃないですか」」

 

 

桂花「・・・そう」

 

 

同じ男に好意を持っているけど、この二人が分からなくなった桂花でした

 

 

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天和「寂しかったんですよ?」

 

 

そういって、擦り寄ってキスをした天和と地和 

 

 

呂刀「・・・わー・・・」

 

 

刑天「あれ・・・いいのか?」

 

 

人和「構いません 姉二人が、狂骨様に懸想していたのは知っていますから」

 

 

刑天「ふむ・・・姉思いだな(ナデナデ」

 

 

人和「・・・子ども扱いしないでください」

 

 

微妙に、顔が赤い人和 多分、このようにされるのは初めてなのだろう でも、心地よさそうだ

 

 

聖・涼「「む・・・」」

 

 

ついでにその光景を見た、黄巾党の皆さんは

 

 

黄巾兵改め嫉妬に狂った皆さん「「「ぬおーーーーー!人和ちゃんまで!」」」

 

 

血涙流して向かってきています

 

 

狂骨「だぁー!刑天!火に油注ぐな!」

 

 

刑天に撫でられ顔が赤くなった人和を見て嫉妬パワーが上がった方々

 

 

刑天「・・・任せました!狂骨さん!(b」

 

 

狂骨「ざっけんなー!」

 

 

叫んでも、王蟲のように進んで来る黄巾党改め嫉妬に狂った方々は止まらない

 

 

狂骨「だー!刑天、こいつ等頼む!」

 

 

そう言って、二人を刑天に投げ飛ばし、向かってくる連中に

 

 

狂骨「かかってこいやー!(泣」

 

 

半ばやけくそで、ダイナマイトで吹き飛ばしていますが、吹き飛ばされてもすぐに起き上がって向かってきます 人間って怖いですね♪

 

 

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呂刀「ズズ すげー」

 

 

刑天「ズズ だな〜」

 

 

麗羽「あの方たち・・・戦力になりませんかね?」

 

 

斗詩「多分、うまく使えばいけますよ」

 

 

お茶を飲みながら、目の前の光景を眺める皆 染まりましたね

 

 

天和「・・・何で皆、狂骨様に向かっていくのかな?」

 

 

地和「さあね〜♪(これくらいはしてもいいよね〜?)」

 

 

人和「・・・南無」

 

 

天和「ところで、人和ちゃん・・・顔赤いよ?」

 

 

人和「・・・気のせいです」

 

 

地和「怪しいな〜♪」

 

 

狂骨「お前ら、助けろー!」

 

 

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「舞台裏」

 

 

黄巾編は終わりです!

 

 

呂刀「最後、ギャグで締めたね」

 

 

刑天「というか・・・狂骨ボロボロなんだが・・・」

 

 

あはは・・・ちなみに、人和は刑天で管理してください

 

 

刑天「何故?」

 

 

作者のイメージでは、人和はしっかり者なので、父親のように包容力のあるのが好みとなっております だから、刑天がいいんです あくまで、作者のイメージですが

 

 

刑天「意味分からん」

 

 

呂刀「まあ、「呉のお父さん」だったからね・・・ところで狂骨、生きてるか?」

 

 

狂骨「嫉妬にかられた奴は・・・コワイ」

 

 

そこで倒れている奴は放っておいて、次回は閑話に行くよ

 

 

呂刀「ふ〜ん」

 

 

刑天「さて、どうなる事か」

 

 

狂骨「とりあえず、嫉妬にかられた奴らの相手はいや」

 

 

あ、それと記憶についてですが、切欠は個人によって違いますので、会ったらすぐに・・・とかはありません

 

 

呂刀「とりあえず、次回お会いしましょう!」

 

 

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「オマケ〜狂骨の技〜」

 

 

南皮の城では、狂骨と刑天の模擬戦が行われていた

 

 

呂刀「では・・・始め!」

 

 

麗羽「楽しみですわね」

 

 

斗詩「はい!」

 

 

猪々子「モグモグ どっちも頑張れ〜!」

 

 

桂花「・・・なんか嫌な予感が」

 

 

雛里「確かに・・・暴走前のような」

 

 

美影「そうかな?」

 

 

そして、打ち合いも佳境に達すると

 

 

狂骨「喰らえ!下、右下、右+パンチ!」

 

 

呂刀「待て!そのコマンドは―――」

 

 

狂骨「ヨガファイアー!」

 

 

刑天「は!?ちょっとマテやー!」

 

 

呂刀「〇ルシムー!?」

 

 

聖「旦那様ー!?」

 

 

涼「なー!?」

 

 

桂花「少しは、自重しろー!」

 

 

狂骨「ギャース!」

 

 

唐突に思いついたネタ 後悔はしていない・・・はずorz

 

説明
16話です

黄巾編の終了です
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コメント
ブックマン様:もしくは、ベ〇でサイコクラッシャーw(鴉丸)
次はブ〇ンカで放電ですかwww(ブックマン)
jackry様:ま、まさか・・・ソンナコトナイデスヨ?^^;(鴉丸)
ヒトヤ様:麗羽は、あまり前線に出ていなかったから・・・ということで^^;(鴉丸)
クォーツ様:締めることを忘れるくらい強烈だったのです^^;(鴉丸)
ルーデル様:ヨガファイアー→ヨガファイアー→ヨガフレイムのローテを友人が使っていました^^;(鴉丸)
munimuni様:ありがとうございます^^(鴉丸)
りばーす様:これで自重・・・できないな^^(鴉丸)
紫皇院様:狂骨がこうなるのは結構珍しいんです^^;(鴉丸)
キラ・リョウ様:印象に残ったキャラですw(鴉丸)
紅戮ミサキ様:最近、ストファイをやった影響でもあります^^(鴉丸)
JIN様:合唱w(鴉丸)
motomaru様:実際に見てみたいですね〜勿論、他人のを^^;(鴉丸)
一つの色がぎっしりがきついって、大抵の軍は色が統一されてるんじゃ、しかも金と黄色はあまり違わないし(ヒトヤ)
あれ?助けに来なかった二人を舞台裏で絞めなくていいの? 次作期待(クォーツ)
あの技は連発したな〜懐かしいww(ルーデル)
狂骨は・・・・うんフラグを立てすぎたことによる自業自得ってことで。(りばーす)
狂骨ドンマイですw(紫皇院)
〇ルシムwww 笑ったw   さて閑話に期待!!(キラ・リョウ)
あえて、ヨガファイアーってwww(紅戮ミサキ)
狂骨、哀れなり^^;(南無)(JIN)
嫉妬ってのはまじでこわいよね〜〜(motomaru)
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