流星の白虎と暴れ馬のウサギ 関係者解説 |
リベリオン陸軍航空軍・第3技術開発チーム関係者
1.アリシア・ルーラー
階級:中佐
使い魔:ロイヤルペンギン
外見モデル:「新世紀エヴァンゲリオン」より、葛城ミサト
TACネーム:ロイヤルリーダー
ウィーラーの所属するリベリオン陸軍航空軍・第3技術開発チームの主任にして、直属の上官である。第1次ネウロイ対戦を従軍したいわゆる”あがり組”であることに加え、後述する負傷が原因でウィッチとしては引退しているが、優秀な能力を持つ軍人である。
因みに第3技術開発チームに所属するウィッチ達はウィーラーを除くと全員が第1次ネウロイ大戦の従軍経験を持つあがり組であり、戦闘行為こそ出来ないが、アリシアを除いた全員が未だに飛行可能なウィッチとしては優秀な成績を収めており、その成績を買われる形で現在、P-80のテストパイロットを務めている。
性格はズボラで、細かいことを一切気にしない事に加え、超が付くほどの酒豪であるが、誰に対しても明るく社交的に接する“気さくなお姉さん”キャラである為、ウィーラーを始めとする部下達に呆れられる事もしばしばあれど、熱い信頼を寄せられている。またその性格ゆえに親友が多く、陸軍航空隊だけではなく、海軍や海兵隊、OSSや各国のウィッチ達にも顔が利くこともあり、自身の経験も重なって、早い段階でウィーラーの存在をつかみ、501配属へと繋げた陰の功労者の一人。
そんな性格とは裏腹に、ウィッチ及び軍人としては非常に優秀で、現役時代はトップレベルの技術、頭脳と撃墜数を誇り、第1次ネウロイ大戦に従軍したリベリオン軍のウィッチ中でも最も優秀と評されていたが、終戦も見えてきた時にネウロイの攻撃を受け、左足を吹き飛ばされる重症を負い、後述するモニス博士による機械制義手の装着手術を受ける事になった事に加え、20歳を迎えた事による”あがり”を迎えたことを受け、惜しまれつつも航空歩兵を引退し、リベリオン陸軍航空軍の技術開発チームへと転属し、現在に至るが、いまだに現役時代の”頭のキレ”は健在の模様。なぉ、この時の負傷以来、彼女の左足は機械製の義足となっていが、ウィーラーの左腕に使われている機械製の義手の方が彼女の物より、最新鋭である。
そんな彼女がウィーラーを部下として向かい入れた理由としては、OSSに第1次ネウロイ大戦を従軍した戦友がおり、手術を担当したのが、自身の手術を担当したモニス博士と言う繋がりもあった為、まだ存在が公表されていなかった飛行可能なウィザードであるウィーラーに関する噂を聞き、上記の経験故にウィーラーとは通ずる所があった為、彼をスカウトしたのである。
2.ナディア・フローレンス
階級:少佐
使い魔:ホワイトライオン
外見モデル:「ふしぎの海のナディア」より、ナディア・ラ・アルウォール
TACネーム:ホワイト2
ヒスパニック系で褐色の肌を持つウィッチで、アリシアとは第1次ネウロイ大戦を共に戦った戦友であり、彼女が左足を失う負傷を負った場面にも立ち会っており、負傷した彼女を抱えて、帰還している。この経験から、アリシアとは上司・部下の関係であると同時に、生涯の友として互いに認知している。その後、彼女も20歳を迎えた事による”あがり”を迎えたことを受け、航空歩兵を引退し、アリシアと共にリベリオン陸軍航空軍の技術開発チームへと転属し、現在に至る。
性格はアリシアとは正反対に強情で意地っ張り、気分の浮き沈みが激しく、人間不信の傾向があったりするが、航空歩兵としては後輩にあたるウィーラーに先輩として航空歩兵のイロハを教えたり、実戦帰りの知識を教えるなど、決して人付き合いが悪い訳では無い。
3.アンジュ・マクギリス
階級:少佐
使い魔:ホルスタイン
外見モデル:「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」より、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ。
TACネーム:マーベリック1
非常に優秀な操縦技術の持ち主で、これをアリシアに評価される形で第3技術開発チームの飛行副隊長を務めている。性格はいわゆる「男勝り」な物であり、口調等でワイルドかつ、攻撃的な一面が目立つ事が多々あり、似たような性格のナディアとは度々、口喧嘩している事があったりするが、P-80の性能試験における模擬空戦では、彼女とコンビを良く組んでやっている事があるので、所謂「ケンカするほど仲が良い」と言った関係である。そんな彼女もウィッチとしては、非常に優秀であり、第1次ネウロイ大戦においては、小隊長を務めた経験もあり、先に述べた操縦技術の高さも相まって飛行副隊長を務めることになった。
因みに新人として配属されたばかりのウィーラーを当初、彼女は「このボウズ、戦えるの?」と馬鹿にしていたが、直ぐにアリシアから”元コマンド部隊の小隊長経験者”という事を告げられ、度肝を抜かされる……という事があった。
4.マリア・ハイネマン
階級:大尉
使い魔:ハクトウワシ
外見モデル:「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」より、ルナマリア・ホーク。
TACネーム:ピーチ3
明るく活発なチームの潤滑油的な性格ではあるが、比較的、我の強い面々が集まる第3技術開発チームのテストパイロット達の中では一番の常識人。TACネームと由来ともなったピンク色の髪色が外見上最大の特徴である。ウィーラーの事をアリシアと同様に気に入っており、姉貴分として、弟の様に可愛がっている。第1次ネウロイ大戦の際は、着剣したM1903スプリングフィールド小銃を愛用し、それによる一撃離脱戦法による銃剣突撃&近接戦闘を得意とし、「スライスガール」の呼び名を持ったが、アリシアと同様に終戦間際にネウロイの攻撃を受け、重傷を負い、後送された病院で終戦を迎えている。
5.リアス・ミッチェル
階級:大尉
使い魔:アメリカン・ショートヘア
外見モデル:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」より、真希波・マリ・イラストリアス。
TACネーム:ベーリング4
自身が「面白いそう」を思った事を常に優先するマイペースな性格。カニ漁師の父のもとに生まれ、その父がベーリング海で漁をしていたのが、TACネームの由来となっている。先に述べた自身が「面白いそう」を思った事を常に優先する性格ゆえに、ウィーラーの事をアリシア、マリアの次に気に入っているのだが、ウィーラーのベッドに潜り込んで、襲撃しようとするなど、少々過激な所があるが、相手が元コマンド隊員のウィーラーであるがゆえに、殆ど逆にねじ伏せられるのがヲチである。第1次ネウロイ大戦の際は、ルイス軽機関銃を武器に分隊支援主として活躍した。
人工ウィザード製造計画関係者
1.フィリップス・ノーマン
階級:大佐
外見モデル:「名探偵コナン」より、阿笠博士。
リベリオン陸軍第9衛生部の主任軍医を務めると同時に、OSSが主導する人工ウィザード製造計画における、ウィーラーの人体改造手術を担当した医師の一人であり、ウィーラーに使われている人工血液の開発者である。
第1次ネウロイ対戦に軍医として従軍した経験があり、その際に輸血用血液が足りずに死んでいく兵士やウィッチ、ウィザード達を目の当たりにし、人工血液の開発を志し、第1ネウロイ対戦終結後に陸軍を除隊し、予備役となった後、ハーバードメディカルスクールの教授として、将来の医師の卵たちに教鞭を振るうと同時に、人工血液の開発に励み、遂に試作段階まで到達した所で、第二次ネウロイ対戦が勃発し、リベリオン陸軍第9衛生部の主任軍医として復帰する。
それから暫くした後、OSSによって、人工ウィザード製造計画が開始され、それに関連し、OSSはノーマンが研究・試作していた人工血液に目を付け、ノーマンをこの研究に参加する様に指示したが、当初、ノーマンは医師として、命を救う事を信念としており、この指示に対し、「この様な命を弄ぶ行為に加担する気は無い!!」と激昂しつつ、これを拒否した。しかし、人工血液がどうしても必要と考えたOSSは、ノーマンの教え子を一人殺害の上で、首を彼に送り付け、更に家族及び孫を人質に取る形で、ノーマンを脅迫し、これに屈する事となったノーマンは、断腸の思いで、この計画に参加する事になったのだ……。
性格は、普段は温厚な性格で、まさに|好々爺《こうこうや》と言った感じだが、いざ手術となれば、打って変わって真剣かつ、天才的な外科手術の腕前を発揮する。また自身が改造したウィーラーの事を常に心配し、孫の様に思っている。
2.モニス博士
外見モデル:「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」より、ロバート・シュレーダー。
ノーマンと同じく、OSSが主導する人工ウィザード製造計画において、ウィーラーの改造手術を担当した医師の一人であり、ある意味で、”全ての元凶”と言うべき人物である。
詳しい情報は、OSSによって、固く封じられており、同じ計画に参加しているノーマンでさえも、知らない事が殆どだが、過去に第1次ネウロイ対戦に医師として従事し、左足を失ったアリシアに機械製の義足を装着した医師であり、大戦終結後に勤務先の大学で”何かしらの人体実験を行い、大学を追放処分”にされたり、人体実験を施したウィーラーを「実験体」呼ばわりするなど、まさに典型的なマッドサイエンティストであるが、この彼の研究がOSSの目に留まり、人工ウィザード製造計画に引き抜かれる事になった。
説明 | ||
流星の白虎と暴れ馬のウサギ 物語は1943年、人類とネウロイの戦いが繰り広げられるロマーニャ前線の”とある防衛線にある高地”から始まる。 続きを隠す 通称、『303高地』と称される防衛線の一角で、激しいネウロイとの攻防戦の末に全滅したリベリオン軍のウィザード魔術師部隊があった。 続きを隠す 続きを隠す この全滅した部隊の小隊長にして、唯一の生還者となったウィザードの少年……ウィーラー・マッカダムス。 瀕死の重傷を負った彼を待っていたのは、軍とOSSによる極秘プロジェクト……『人工ウィザード製造計画』だった。 この計画に基づく手術によって、彼は戦死したウィッチ、ウィザードの内臓移植から始まる人体改造手術を施され、生還を果たすと同時に人類初の飛行可能なウィザードとして生まれ変われる。 その後、彼を待っていたのは軍のプロバガンダによって『303高地の英雄』として称賛され、人類の戦意を鼓舞すると同時に、世界で唯一飛行可能なウィザードとして、リベリオンが開発したジェットストライカー『P-80 シューティングスター』のパイロットとしての日々であった。 そんな日々の中、彼が胸の内で思うことはただ一つであった……。 「どうして、俺の仲間たちは死んでいったのか……。どうして、俺はあの高地で死ねなかったのか……。どうして、神は俺にこの力と運命を授けたのか……」 答えの出ない問いへの答えを求め続ける日々が続く中、彼にP-80の実戦テストを兼ねた航空歩兵としての配属命令が下る。 その部隊とは激戦が続くガリア共和国奪還の為にブリタリアに駐留する航空歩兵のエース部隊”第501統合戦闘航空団”だった……。 ※この作品は、自作ホームページで公開していた作品『「303高地の英雄」と呼ばれたウィザード(魔術師)』を、ハーメルンで掲載中のきょうじゅうさんの作品『唯一魔法が使える少年』に主人公ウィーラーを派遣した事を機に、リメイクした物です。なぉ、自作ホームページの他、PIXIV、暁でも公開しております |
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