東方天変陽 第三話・道行く妖怪達の話2 |
道行く静玉達が龍神様の元へ行く一方で、水源郷にいる空寝は前線基地を造設し、仮想敵として、幻想郷の天(そら)との戦いに備えていた。
空寝の前線基地内で空寝は話し相手を探していた。
というのも、基地内の部下の妖精に話しかけても無下に断られてしまうためだ。
アラサラウスは基地の外に水源郷の占領のために出ているため、話せない。
だから、空寝は基地内を話し相手を求めて歩いているというわけだ。
目にとまるのは、空寝の優秀な部下。
空寝は、名前を知らない。
「おい。」と話しかける空寝。
「何でしょう。」と返って来る。
(これはいけるぞ。)と内心、意気込んで話を進める。
空寝「話に付き合ってはくれないか?」
空寝の優秀な部下「いいですが、早く終わらせて下さいよ。」
イエスと回答があるのを見て、空寝は欲望のたぎった獣のように話し出す。
空「我々が幻想郷の天と戦う理由は、幻想郷の天での大量の幻想入りに巻き込まれ、増長した我々の住み処の確保に他ならない。」
部「・・・そうですか。」
空寝の部下は、若干いらいらしながら答える。
空「だから、武器の確保と人員の補充は最大限、行わなければならない。
わかるか?」
部「・・・・・わかりました。」
空寝の部下は、半分キレながらもようやく返事をする。
空「一体どうした。調子が悪そうだが?」
部「・・・なんでもないです。」
精一杯ツンとしながら、空寝の部下は元の仕事へと帰って行く。
空寝の弁論に、頭痛を起こし、頭痛に悩まされながらも働く部下。
それを労っているつもりの空寝だった。
空寝はその後も基地内をうろつき、部下に話しかけてはウザがられるのだった。
説明 | ||
幻想郷の東方。 そこにある草原郷が龍神様によって水没させられてしまった。 その水没した辺りを水源郷と賢者は定めた。 その水没して出来た海のような湖を界面湖と言う。 その界面湖を巡る話。 |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
306 | 306 | 0 |
タグ | ||
変陽 水源郷 東方 東方Project | ||
廃人覚悟の字書きさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |