ダークエルフドー | 次 |
説明 | ||
自分のTwitterアイコンも任せているキャラクタードールです。1/3ドールとしては3体目に迎えましたが、こうして披露できるようになるまでに長い長い道のりがありました。 染色ドールノウハウの蓄積のため、いろいろとここに記しておきますね。 素体はオビツ50(ホワイティ)。ヘッドはDDH-07(ホワイト)にパラボックスの「妖精の耳」を取り付ける改造を施してあります。 妖精の耳取り付けにはセメダインスーパーXを使用。接着後に染色作業で染料の中に沈めたりしてますが、今のところ劣化などの気配は一切ありません。オススメの資材です。 体色は樹脂用染料SDNによる染色。使用カラーは茶と、胴体のみ若干赤も使っています。 最大の肝となるこの染色ですが、自分が引いた個体のためか、はたまた染める環境のためか、オビツ50の胴体部と手脚とで染色後の色味が違ったのが長い長い作業の始まりでした。 パーツの肉厚や硬さの影響か、はたまた元から色が少し違うのかは今もって不明ですが、胴体部と比べると手脚の方が赤みが強く出ます。胴体部は茶色に若干緑がかかるので、赤を差して色味を整えました。染料が定着する過程でパーツの裏側などに色が散るためか、染めた直後から時間が経つと色が少し薄くなるのでそれを加味して染めると良いでしょう。 そして染色後、薄くて柔らかいパーツ(やはり胴体)は長時間圧力がかかるとその部分の色素が移動してしまい斑になることがあるので気をつけなければなりません。タイトな衣装とは相性が悪いです。染め直すことはできますが、繰り返すと必然的に色は濃くなっていきます。 また、染めた上からでも色移りは起こります。市販のソフビの色抜き剤(ドリームレスキュー)はSDNにも効果があるので色移りだけを除去することはできませんね。またドリームレスキューを一度使った部位はSDNが浸透しにくくなるため同じ色には染まらなくなります(左肩参照。幾つかパーツを比較しながら染めた際、以前ドリームレスキューのテストに使ったこの胸部パーツが一番綺麗に染まったのでこのような形で使っています) ソフビ外皮に加えて関節周りもSDNで染めています。ABSとPOMで染まり方が異なる他、ソフビと比べて明らかに染まる速度が遅いのでここは根気の勝負です。 染料濃度は水1500mlに対して30ml、湯温60度でおよそ1分ごとに染色度合いを確認しながらパーツごとに染めていきます。チョコレート色よりも薄い仕上がりにしたい場合はより薄い濃度でも良いと思いますが、色が薄いほど染色度合いの差異は強く出るはずなので調整は難しいかもです。 染めてからの色変化やリカバリー、追加染色など繰り返して、足かけ2年ほどかかったのがこの子になります。 メイクはMr.カラーを使用。染色した上からでも使用できます。 アイラインや左肩のタトゥーはつや消しブラック。眉はつや消しホワイト。唇やチークはキャラクターフレッシュ(2) ウィッグは秋葉原DOLKにて購入。 服はシャツとロールアップデニム、ブーツはアゾン。ソックスとコルセット、上着と帽子はパラボックスにて。 アゾン通いをしている方は見てわかるかと思いますが、ショートパンツがAZO2用なのでベルトで留めています。こうするとブカブカ感が出て自分は結構好きです。ベルトは秋葉原DOLCEにて購入。 上着と帽子はセットで、どうやら元々は男性ドール用の衣装のようですね。 製作過程とその間の私生活など、紆余曲折としか言いようのない経緯を経て迎えられた、誰が何と言おうとこの世に一体だけ、チョコレート色の肌のダークエルフドールとなりました。 ドルフィードリーム、スマートドールと褐色素体はじわじわと増えていますが、好みの体型の素体を好みの色にと思い立ったら、染色してみるのもいいんじゃないでしょうか。 自分の泥縄式なノウハウで良ければ提供できますので、相談したいという方はTwitterまでどうぞ。 |
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ドール オビツ50 DDH-07 ダークエルフ | ||
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