東方天変陽 第四話・二神の二人の使命3 |
ここは、雨樋・スカーレットの屋敷。
水源郷の界面湖の孤島。
その孤島に構える屋敷を空寝は訪ねていた。
変陽が己の使命を悟った後の事。
空寝が屋敷から出て来た雨樋に協力を求める。
空寝「雨樋・スカーレット。
私の下に付いてほしい。
そして、その吸血鬼の力を我が軍の為に存分に振るってほしい。」
雨樋「だめ。ところでどこと戦争するの? 水源郷VS紅魔郷なら興味があるけれど・・・。」
空「幻想郷の天だ。」
雨「なんだ。吸血鬼の私があなた側についてもろくに戦えないと思うけれど? 太陽のある限りね。」
”戦えない”その一言に、内心仕方なく空寝は雨樋を諦める。
その様子を始終見ていた変陽は雨樋を空寝が戦いに誘ったという事実を澪に報告しに行く。
変陽「戻ったよ」
と変陽が挨拶する。
澪「早かったわね。」
と澪が返事をする。
それから変陽が澪へと報告をして澪はしばし考慮する。
澪「分かったわ。僕の配下から”スノウクマン”を派遣するわよ。後で、君の軍に加えてね。変陽。」
水源郷への干渉は澪にとって楽しい事らしい。
変陽から見てノリノリだからだ。
澪「僕に都合が良すぎるかも知れないけれど、君は水源郷へ一度帰ってね。
僕はスノウクマンを通して一度、水源郷を見てみるわ。」
変「スノウクマンって誰?」
変陽が質問する。
澪「天使の一人だけれど、無名だから僕が使っているわ。」
変「そう、じゃあね。澪。」
澪「さようなら、変陽。小戦争が起こってしまうのは残念だけれど、頑張ってね。」
再び水源郷へと帰る変陽、途中で静玉とノイに合流し、空寝と会う。
空寝は慌てて。
空「大変だ。博麗の巫女たちが水源郷を狙っているらしいんだ。守りを固めなければ・・・・。
いや、それよりもいっそ博麗神社を占領してしまおう。」
説明 | ||
幻想郷の東方。 そこにある草原郷が龍神様によって水没させられてしまった。 その水没した辺りを水源郷と賢者は定めた。 その水没して出来た海のような湖を界面湖と言う。 その界面湖と水源郷を巡る話。 |
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