真・恋姫ガールズ&パンツァー 第零話 |
大洗学園、生徒会室にて
杏「やぁやぁよく来てくれたね、うん、流石ウチの生徒。良く似合っているよ」
少年「もともとは海兵の制服とは言え男子の制服としてはどうかとも思ったがなかなか良い。それで?自分の制服姿のお披露目が用件では無いよな?」
杏「まぁね、君の要望通りに進められたよ。にしてもそのボコ?の仮面良く出来ているね」
少年「ウチで取り扱っている品の中でもレアものだからな、館長達から宣伝よろしくと頼まれてね、渡りに船だよ」
杏「なるほどね、君も大変だ。さて本題に入ろうか、理事長と教師陣はこちらの事情を汲み取って今回の件を了承してくれた、名前も要望通りだ。君の事は明日の朝礼の時に校長が君の事を話して、その後教師と一緒に直接一年生普通科に入って貰うよ」
少年「わかった、朝礼には自分は出るのか?」
杏「出なくていいよ、他には?」
少年「学園に残っている車両は分かったか?」
杏「見つかった資料によるとガレージに一両、他にも四両は有る事が判っているよん」
少年「見せてもらっても?」
杏「ほい」
・・・ペラ・・・ペラ・・・ペラ・・・ペラ・・・・・・ふむ
少年「現状で確認されているのがガレージに在ると言う38t軽戦車、他は八九式中戦車・M3リー中戦車・三号突撃砲(駆逐戦車)・四号中戦車と、中々良い戦車が残っているじゃないか」
杏「重戦車や他の学校が揃えているような良い戦車や強い戦車はないけどね」
少年「一つ言って置こう角谷会長」
杏「杏でいいよ。で?何かな?」
少年「良い戦車、強い戦車。そんな物は人の勝手だ。真の戦車乗りならば好きな戦車で勝利する」
杏「・・・・・でも君のプライベートガレージに保管されてた戦車、戦後戦車が半分前後はあったよね?」
少年「良いだろう?大会に出せなくても好きなのだから、豆タンク舐めんなよ?」
杏「あははははっ♪男の子だねぇ〜なんか安心した」
少年「何ゆえに・・・」
杏「あっ、そう言えば荷物は船に乗せて来たんだよね?」
少年「ああ、必要な物は全部牽引車に乗せて来たが?」
杏「じゃぁハイコレ、君の住居の場所と学園艦上の今後御世話に成る場所をピックアップしといたものだよ、掃除は済ませてあるから。家具も最低限揃っているよ」
少年「ありがたく使わせてもらう」
生徒会室を後にし、学園内の案内役をしてくれているおかっぱ頭の風紀委員の腕章をつけた真面目そうな女生徒と合流し学園内を案内された後、自分の愛車カーデン・ロイド豆戦車を置いた駐車場へ戻って来た
少年「案内感謝する」
風紀委員「どういたしまして、でもだからって私はアナタの服装を認めた訳じゃないからね?!」
少年「それについては申し訳ないとしか言えないな」
風紀委員「はぁ、まぁ生徒会や先生方からも説得されたから仕方がないけど。遅刻とか不純異性交遊とはかキッチリ取り締まるからね!」
少年「委細承知した。では明日からよろしく頼む」
風紀委員「ええ、明日からよろしくね」
自分は世話に成った風紀委員の先輩と別れの挨拶をしロイド伯爵に繋がっている牽引車に気を付けて、杏会長に貰った地図を見て学園艦に在る自分の住居へ向けて出発した
流石に殆どが戦車関連の物を牽引しているため速度こそ出ないが学園艦の街並みを目で見る必要があるのでのんびりと新しい我が家へ向けて進んで行った、道中学園艦の住人達がエンジン音を聞きつけたからかこちらに視線を送って来た、変わった格好をしている自分に不愉快な顔一つせずむしろ何故か友好的な表情をしている、中には手を振ってくれる人を多々いらっしゃった
??「あー!アレはカーデン・ロイド豆戦車じゃありませんかぁっ!?」
少年「はい?」
たった2t位とは言え戦車を動かすエンジン音に負けない声に、伯爵を止めて声の元を見てみると癖毛が特徴的な少女が目を輝かせた少女がいた
停車したらこちらに駆け寄って来て伯爵に付いて自分以上に事細かく解説しながら伯爵を色々な角度で眺めて来た
少年「・・・・・乗りますか?」
癖毛「いいんでありますか!?」
少年「ああ、伯爵の事を好いてくれたからな、自分の愛車がベタ褒めされて興味津々な様子を見れば気分も高揚するし、自分は今日こちらに引っ越して来たばかりでな?少しばかり学園艦を案内して貰えるかな?乗せるのは礼の前払いとしていかがかな?」
癖毛「勿論であります!」
隣りにさっと乗り込んだだけなのに凄い喜んでくれる、伯爵も嬉しいか?・・・なんであの子以外を乗せてんだって?別にコレは問題無い・・・よな?うん、問題無い筈だ。念の為付けているシートベルトを付けて貰い、伯爵を前進させる、今更ながら伯爵とは自分が付けた愛称だ、戦車と伯爵が生まれ故郷である英国は貴族が未だ存在する国故にシックリ来たのでそれ以来ずっとそう呼び続けている
少年「それじゃぁ、いざ。パンツァー・フォー」
癖毛「パンツァー・フォー!♪」
自分の住居に付くまで彼女の話しを聞きながら街並みを眺めつつ進んで行った
話しをしてみると昔から戦車が好きだったが、周りに同好の士が今まで居なかったそうだ、故に目の前で動く伯爵にパンツァー・ハイが発動した様で男性である自分とも普通に話せたと後に成って驚いていたと話してくれた、彼女には本名こそ今は明かせないが互いに自己紹介をし友人となった。戦車道をする人はアンツォを除いて豆タンクなんて戦力外に他ならないが故に見向きされないが彼女は伯爵の事を好いてくれた。彼女と友人に成り、隣りに座らせる理由には十分過ぎる
癖毛「此処が御住いでありますか」
少年「ああ、よっと!よし牽引車を外したので好きに乗り回して構いませんよ」
癖毛「マジでありますか!?」
少年「マジだよ、荷物の整理が終わるまで裏の広場で動かしておいで」
癖毛「ありがとうございます!では早速、パンツァー・フォー!」
牽引車から荷物を降ろし、戦車関連の物は此処ガレージの各所に配置しする仲、外から伯爵の景気の良いエンジン音とイェ〜イ!最高だぜー!と言う楽しい声が聞こえてくる
さ〜てともうちょっとのんびりやりますかっと。電気・ガス・水道は通っているしネットもつながる、うんうん少し古いけど普通に良い家だ、畳も新しい
家の中を把握し、整備を終えた自分はパンツァー・ハイな彼女の元へ行き。時間もそこそこ経っているので生活用品や食糧の買い出しと一緒に送って行くと伝えると良い笑顔で返事をしてガレージに綺麗に停車してくれた・・・・・この娘かなり腕がいいな
牽引車を繋ぎ直し彼女は免許が無いので自分が操縦席に戻り伯爵を動かし彼女が進める店へと向かう道中で彼女の家と言う理髪店の前で降ろして別れた
翌日、大洗女子学園。一年生普通科校舎にて
少年「今日から共学化に向けてのテスターとしてこちらに在籍する事となったボコゥと言う。よろしくたのむ」
教師「本名とかにはあまり触れるなよ〜?生徒会の連中が引き抜いて来た奴だ。それ以外について軽く質問タイムだ」
クラスメイト達「「「はーい!」」」
ボコゥ「では・・・君」
阪口「アイッ!阪口佳利奈(さかぐち かりな)ですっ!その仮面の熊さんは何ですかッ!?」
ボコゥ「コレはボコと言う自分が陸に居た時から務めていた場所のマスコットだ、特長は猪武者なところがある常敗無勝にして不撓不屈の不退転・・・・・要するによく自分から喧嘩を仕掛けるが常に負け続けるけど次は勝つぞ〜とメンタルが中々強いボコられるクマだ、コレなら解かるか?」
阪口「アイッ!解かりましたぁっ!」
ボコゥ「次は・・・君」
山郷「はい、山郷あゆみ(やまごう あゆみ)です。学園艦に来る前は何処に住んでたんですか?」
ボコゥ「此処に来る前は陸の大洗町で暮らしていたよ、と言っても廃園しかけていた自分の職場の立て直しに奔走していたから陸で自分を見かけられる事は殆ど無かったと思うよ」
山郷「そうでしたか、私の質問は以上です」
ボコゥ「他は・・・君」
宇津木「はぁい、宇津木優季(うつぎ ゆうき)で〜す♪好きな物とか趣味はありますかぁ?」
ボコゥ「好きな物は戦車だな、幼い頃戦車道を習っている女性の姿に惚れこんでな?それが高じて潰れそうになっていた職場を立て直せる事が出来た、この仮面も某謳われる者とのコラボで試作されたモノだ、こちらに移り住むと聞いて自分の上司に宣伝して来いと頼まれてな。趣味は戦車の収拾や新商品開発と言った所かな?」
宇津木「うふふ♪そうでしたかぁ」
ボコゥ「では他には・・・君」
澤「はい、澤梓(さわ あずさ)といいます、好きな戦車はありますか?それと簡単でいいので戦車に付いて教えて下さい」
ボコゥ「一番好きな戦車は二種類、AMX ELC bisという軽戦車と軽戦車よりもっと小さな豆タンクと呼ばれるタンケッテ、カーデン・ロイドと言う豆戦車の元祖だね、こっちは学園艦に持ち込んで乗っているから時々見かけられるかもしれないね。今年から大洗でも戦車道が復活されるらしいから自分が勧誘されたんだ、さて戦車については主に五種類ある、最前線で撃って撃たれる重戦車・汎用性が高いオールラウンダー中戦車・撃って走って隠れて偵察する軽戦車・タンクデストロイヤーの駆逐戦車・直上から振るわれる鉄鎚自走砲の五つの種類に大まかに分けられる。詳しい事は選択授業を取ってくれた時にでも」
澤「解かりました、ありがとうございます」
ボコゥ「ちょっと長く喋ったな、時間も結構経ってるし。そろそろ次で最後にしようか・・・君」
大野「はいは〜い、大野あや(おおの あや)で〜す、彼女さんとかいますか?」
ボコゥ「彼女は居ない」
クラスメイト達「「「お〜!」」」
クラスメイト「フリー来た!」「顔見えないし偽名だけど声綺麗だし」「制服越しだけど良い身体しているわね」「髪も私達よりも綺麗な三つ編みをマフラーみたいに巻いて・・・いいなぁ」「話した感じいい感じじゃない?」「でも男で戦車って」「むしろ合っている気がしない?」
ボコゥ「婚約者なら居るが」
大野「へっ?」
クラスメイト達+教師「「「「「・・・・・・」」」」」
さん、はいっ
クラスメイト達+教師「「「「「えええええええええええええええええ!!?」」」」」
大野「マジですかぁ?!」
ボコゥ「マジだ、自分の年齢の問題こそあるが既に婚約者の家名を名乗らせてもらっている。男の自分が戦車を所有出来るのも、それを商売に生かせる為のライセンス、免許等を習得出来たのも婚約者とその御家族の御蔭だ、そもそも戦車に詳しいからと言って女子高に自分を招く訳が無いでしょう?」
大野「あっ、ハイ」
阪口「はわわわわ大人だよ!大人な同級生が来たよ紗希ちゃん!」
丸山「・・・・・」
宇津木「あららぁ〜、びっくりしたねぇあゆみちゃん」
山郷「ビックリどころかドッキリが来たよ」
澤「ぅひゃぁ〜・・・!」
・・・うん、案の定すごく賑やかな状況に、何故か先生も混ざって騒いでいるし。だが今のウチに話した方がいいからな
授業の合間に質問して来たクラスメイトとその中の友人の丸山紗希を加えた六人が自分の所に来ては戦車についての話しを聞いてくれた、先の澤に応えた戦車の種類について某北の御稲荷さんの解説を参考にして素人である彼女達に解かりやすく話せたかな
授業も独学で学んでいたヵ所だったので特に問題無く授業を受けられた。昼食を一年生六人組と過ごして午後の授業が始まる前に校内放送で生徒会から全校生徒へ招集を掛けた
招集された体育館へ集まると全員が座ると共に照明が消え映像が映し出された。それは戦車道の紹介映像だった、ああ。コレが生徒会広報が言っていた受講者を集める秘策か・・・うん、まぁ自分の近くに居る六人は乗り気に成っているから成功と言えば成功か
にしても戦車道を取って好成績を収めた場合、つまり優勝出来た場合の特典が凄いと言うか酷いと言うか。まぁ本当の事を知っていれば実際は対等な対価ではあるんだがな
教室に戻ると紹介映像に影響されてか選択用紙を前に皆色めき立っている。自分?勿論戦車道を選択した、澤達六人も自分と同じ戦車道を選択してくれた、放課後、自分は六人と別れ一度生徒会室へ向かった
ボコゥ「失礼する」
河島「来たな」
ボコゥ「ああ、それで?自分に何様だ?」
小山「ちょっと問題が起きちゃって、コレを見てくれる?」
ボコゥ「拝見する・・・・・成程、やはりこうなったか」
河島「何?貴様こうなる事を知っていたのか!」
ボコゥ「当たり前だ、お前はあの決勝戦を見て西住流を知っていれば彼女が二十年前に廃れたこの学園に来た理由は解かる」
角谷「でも私達はそれじゃぁ困るんだよねぇ」
ボコゥ「ならば如何様にする?杏会長」
河島「先ほど二年生の校舎へ放送で呼び出しを掛けた。もうすぐ来るはずだ」
ボコゥ「・・・ほぅ、つまり真実は語らず事実だけを使って脅し演じると?」
杏「そう言う事♪、それとコッチで調べだとあの娘。ボコ大好きっ子マニアらしいんだよねぇ」
ボコゥ「はぁ、自分は飴か。まぁいい、彼女にはウチの隊長をやって貰わないと自分も困るからな」
小山「最初は私達で何とかしてみるけど、それで駄目だったらお願いできるかな?」
ボコゥ「委細承知した」
コンコン
来た様だ
入室して来たのは、生徒会側が戦車道を取れと伝えるも他を選択した為に呼び出された西住みほと。彼女の両手を握り左右に並ぶ、確か彼女の同級生の武部沙織(たけべ さおり)と五十鈴華(いすず はな)どちらもこの学園の有名人だ。情報源は宇津木だ
現状生徒会サイドと二人が戦車道に西住は入る入らないと口論が起きている、件の西住は酷く辛そうな表情で俯いて時々こちらをチラチラと窺って来る。対して杏会長は悪の親玉の如くかなり良い椅子に腰かけている
杏「あんまり我儘言ってると・・・・・この学園に居られなくなるよ?」
武部「そんなっ・・・!」
五十鈴「脅すなんて卑怯です!」
はい、カール自走臼砲クラスがブッパされました。至近弾ですら重戦車を撃破可能なバ火力級の一撃をやってくれたよこの干芋会長
案の定この学園で出来たであろう友人二人は激怒してらっしゃる、ゲキオコぷんぷん丸である
河島「ええいっ、コレではらちがあかん!ボコゥ!貴様もコイツ等に何か言ってやれ!」
武部「って言うかその人って話題の男子生徒第一号だよね?なんで此処に居るの?」
河島「コイツは今回復活する戦車道参謀兼副隊長だ、男だが戦車道に精通している故に必要だと会長が判断し我が校に勧誘した」
五十鈴「そう言うことでしたか、男性のセーラー服も良くお似合いですね」
ボコゥ「あぁ〜うん、恐縮だ」
河島「馬鹿者!そんな事よりさっさとこの状況を如何にかせんか!?」
ボコゥ「・・・・・はぁ〜、承知した」
自分は生徒会室の部屋のスミスから背を離し、ゆっくりと西住達の前へ向かう、自分が一歩歩む毎に二人が左右から西住を護る様に抱きしめこちらを睨んでくる、正面で向き合うと西住が自分の仮面、ボコルカに視線が集中する、うん本当にボコの事が好きなようだ・・・・・ならば
ボコゥ「自分から生徒会とは別に聞いて欲しい。自分と共に戦車道を、自分達の隊長に着任して欲しい」
西住「でも・・・私はもう戦車道は」
ボコゥ「・・・・・・後悔しているのか?」
西住「え?」
ボコゥ「あの時の選択は間違っていない、例え世界中の戦車道に関わる人々が貴女のあの時の選択を間違っていると言うならば。自分は声高々に全世界に布告しよう、西住みほの選択は間違ってなどいないと」
西住「・・・・・でも私の所為で黒森峰は十連覇を逃したのは事実です、逃げて来た私がまた戦車に乗るなんて・・・それも隊長なんて・・・・・・出来ません」
ボコゥ「・・・なぁ、ボコが好きか?」
西住「はいっ、ボコが好きです!」
ボコゥ「なら聞こう、貴女が大好きなボコは、負けたまま終わるのか?ボコボコにされて敗北したままなのか?」
武部「ちょ、ちょっとアンタ!」
五十鈴「そんな聞き方は酷でs」
西住「そんなこと無いっ!ボコは負けたままで終わらない!ボコボコに成って敗北しても絶対にあきらめない!例え勝てなくても負ける事が判っていても何度でも立ち上がって立ち向かうんだ!」
ボコゥ「それは何故だ?」
西住「だって、それがボコだから♪」
ボコゥ「そうか、答えは出たかい?」
西住「うん、まだ恐いし不安だけれど、友達が手を握ってくれる。それに私を補佐してくれるよね?ボコゥ副隊長君?」
ボコゥ「西住みほ隊長の御心の儘に」
自分は彼女の前で跪き、自分が付けているコラボ先の右近衛大将と対と成る左近衛大将とボコを掛けあわせた仮面を差し出す
西住「それってもしかして!ボコルカ!?」
武部「知っているのみぽりん!?」
西住「ボコとのコラボした作品と合わせた最新商品!それも量産品よりも精密な生産限定品よりも完璧を越えた完成度を誇るたった一つのオリジナル!」
武部「熱い?!ボコが関わると熱いよみぽりん!」
五十鈴「マニアには堪らない逸品と言う物ですか」
西住みほ
武部沙織
五十鈴華
以上三名が戦車道を選択
翌日の放課後、旧戦車道用区画、ガレージ前にて
杏「いや〜結構集まったねぇ、何人位選んでくれたのかな?」
河島「はっ、全員で十八名、我々も入れて二十二名です」
小山「学園艦に在る筈の戦車を運用するには十分な人員です」
杏「うんうん、何とかなりそうだね」
ボコゥ「個性が強いのが集まったな」
自分と同じ一年生六人組、部員が足りず廃部に成ったバレー部四人、歴女っぽい恰好をしている四人、西住達仲良し三人と秋山、そして生徒会の三人と自分である
河島「では之より戦車道の授業を開始する!その前に何か質問はあるか?」
秋山「あの戦車はティーガーですか。それとも」
杏「なんだっけ?ボコゥ?開けて」
ボコゥ「承知」
錆び付きギィギィと耳障りな音を発てつつ扉を押し開くと中に履帯が無い錆と汚れだらけの戦車が一両
ボコゥ「ふぅ、アレは38t。中々の機動力を持つ軽戦車だ」
秋山「おぉ〜!・・・お?戦車ってコレ一台ですかボコゥ殿?」
ボコゥ「あ〜他の人達も聞いて欲しい、この学園艦には後四両戦車が存在する事が確認されている」
杏「ただ何処にあるのか解からないんだ〜、そこで同じ戦車に乗るだろう仲間達との親睦を深めるついでに戦車を探して来て欲しいんだ、見つけた戦車は見つけたチームの物に成るから気張って行こう〜!」
小山「コレが確認されている戦車の詳細です」
皆に資料を配り終えた頃、西住が一人トコトコと38tの元へ行き
西住「うん、長い間放置されてたみたいだけど。装甲も転輪も大丈夫、いけるよ皆」
戦車道受講者「「「「「おぉ〜!ちゃんと動くんだ」」」」」
こうして戦車道最初の授業、自分達が乗る戦車の探索が始まる
いざ、パンツァー・フォー!
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未奈兎さんへ、一部にとっても人気がある不思議なクマ、それこそがボコられクマのボコなのですっ。ボコゥ「確かに、今まで婚約者なんて居なかったからな」(アサシン) 正直あの包帯クマのなにが彼女をそうさせるのか、そしてこの世界でもリア充か一刀さん(未奈兎) |
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