東方天変陽 第五話・東方海O震 〜 Sea an orgasm. 霧雨魔理沙(総括版) |
一面
霧雨魔理沙が道なき道を歩いていると、突然、魔法の森の上から翼の生えた天使が降りてきた。
魔理沙「いきなり何なんだ?」
ありか子「ありか子だよ。持っている物を全部出せーーー。」
との華「私はとの華。有り金全部よこせーーー。」
U Mi「U Miよ。再三言うけれど、持っている物全部もらうわ。」
魔「(いきなり三人相手はきついか??)」
魔「おい、ちょっと待ってろ。装備一式用意してくるから。」
いきなり襲われた魔理沙はショットしか撃てない。(ボムは使えない。)
魔理沙は厄介な事に本拠地の霧雨魔法店近くで、敵三体に出くわしている。
あ「いや、これ戦争だから待たないし・・・・。」
と「まだ、反抗する気があるのね・・・。」
U「二人とも、やるわよ。」
三人の天使から逃げ切って、ボムを取得しろ。
第一のスペルカードが発動する。
第三のスペルカードを避けきる。
魔「スペルカードを取得したぜ。喰らえ!」
イベントボム:イベント中はボムをいくら使っても残ボムが減らない。
第四のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードを避けきる。
あ「きゃあ!」
と「あられもない声を戦争中に上げないの。」
U「負けたわ。戦争に負けたら・・・・。」
魔「当然。制裁だな。」
あ「制裁・・・。どんな?」
魔「その前に、お前たちなんなんだ? 白い翼が生えた人型の生物っていうと天使くらいだ。」
あ「私は炎天使のありか子。神社の天使をしていた記憶があるよ。」
と「私は炎天使のとの華。同じく神社の天使をしていたね。」
U「私は炎天使のU Mi(うみ)。二人と同じく神社の天使をしていたわ。ついでに三人とも同じ神社に住んでいたわ。」
魔「天使は天使なのか。戦争だと言っていたな。じゃあ、誰の命令でこの魔理沙を襲ったんだ?」
あ「空寝だよ。後の二人もね。」
魔「よし、制裁だ。」
魔理沙は二人に夕飯作りの手伝いをさせる事にした。
二面
ここは幻想郷の賢者の一人、摩多羅隠岐奈の住む家。
その全部はかなり広い。
魔理沙はその隠岐奈の住む家の扉の前に立つ。
すると、自動的にその扉が開き、魔理沙は招かれる様に中に入る。
魔理沙「すごく用心がなってないぜ。」
黒装束に身を包んだ人間達が集まってくる。
魔「こういう連中、なんていうんだったか・・・。そう、忍者っていうんだったな。」
魔理沙は忍者に囲まれてしまった。
起亡「私の名前は起亡。なにやつ!」
魔「よしよし、ちゃんと名乗ってるな。私の名前は霧雨魔理沙。」
魔「やっぱり、モブキャラに名乗るっていうのはな。なんとも言えないぜ・・・。」
起 「何ごちゃごちゃ言ってる。弾幕勝負といこうじゃないか?」
魔「いいぜ、ただし・・・負けたら隠岐奈の居場所を吐いてもらうぜ。」
スペルブレイクする。
起「あっち。」
魔「吐くのが早すぎるぜ。」
隠岐奈の家は間隔の狭い町の様であり、実用的な建物が多かった。
その中の一つに隠岐奈が入っていた。
魔「おーきーなー!!返事を返せー!!」
隠岐奈「騒がしいな。誰・・・って魔理沙か・・・。」
魔「隠岐奈。寝てたのか?寝癖がすごいぜ・・・・。」
隠 「これで良し・・・・。さあ、今日は何の用かな?」
魔「そうだ。空寝って奴の配下が襲撃してきたんだ。何か知らないか?」
隠 「眠い・・・・。眠気覚ましに弾幕勝負といこうじゃないか。」
魔「眠気覚まし・・・・付き合いたくないぜ。」
隠 「なら情報はお預けしよう。」
魔「何か知ってるのか・・・・?」
隠 「もちろん。」
魔「遠慮はしないぜ?」
隠「かかって来(き)いな。」
第一のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードを避けきる。
魔「吐いてもらうぜ。空寝って何だ?」
隠「空寝は妖怪の名前だよ。」
魔「変な名前の妖怪だな・・・。」
隠「妖怪はいつも変な名前だろう。」
魔「それもそうだな。」
三面
魔理沙が東方の湖の上を飛び始めた正午頃。
アラサラウス(♀)が湖のどこからか現れ、魔理沙に攻撃を仕掛けてきた。
魔理沙は恋符「マスタースパーク」を発動させ、アラサラウス達を一掃する。
魔理沙は一隻の船が湖に浮かんでいる事に気づく。
フェイクオブフランドール「ようこそ、水源郷へ。この湖は界面湖。あなたはどうしてここに来たの?」
魔理沙「どうしてもこうしても。お前は誰だ? あれはお前の船か?」
フ「私は紅魔館のフランドール・スカーレットの偽物。フランドールでいいわ。」
フ「あれは私の船だからとらないで。」
魔「私は霧雨魔理沙。一応名乗っておくぜ。」
フ「そう。さっそくだけれど、弾幕ごっこしようよ。」
魔「なんでこんなに好戦的な奴が多いんだ? 太陽光に頭がやられたか。」
フ「私の船の性能を試したいの。 十悪「クレイジネスイスカンダル」 っていうスペルカードが良いと思うんだけれど。」
魔「変な名前のスペルカードだな。」
フ「そうなの。だから改善したいのよ。」
魔「手伝えって?」
フ「じゃあ、行くわよ。」
十悪「クレイジネスイスカンダル」 が発動する。
魔理沙が 十悪「クレイジネスイスカンダル」を避けきる。
魔「変な弾幕だったな。コインなんてあるのか?(システム)」
フ「今更だけれど、ここは水源郷の界面湖。幻想郷で最近出来た新しい場所なの。」
魔「そうだったのか。」
四面
魔理沙は湖の中心部近くまで来ていた。
その一面水という情緒も何も無いような風景に魔理沙はうんざりしていた。
魔「まだか。空寝のところにはまだ着かないのか。」
という独り言も叩きつつ、どこからか湧き出てきたアラサラウス(♀)の群れを掃討する。
このアラサラウスは銃剣を持っており厄介な高速弾を放ってきたが、魔理沙の敵では無かった。
その内魔理沙は、派手な服の女性を見つけた。
同時に、相手も魔理沙を見つけたようだ。
変「わざわざ、水源郷にようこそ。天使にでも襲われた?」
魔「そうなんだ。なぜか、清き正しく生きている私に天使が襲いかかるんだ。」
変「空寝の奴、全然、調伏出来てないようね。」
魔「あいつらの事を知っているのか?」
変「彼女達は炎天使。神社の天使だよ。」
魔「なぜ、私を襲うんだ?」
変「空寝が世界征服を企んでいるからだよ? 正確には幻想郷征服だけど・・・。」
魔「お前は妖怪か?」
変「自己紹介が遅れたね。私の名前は変陽。妖怪だよ。」
魔「それなら遠慮はしないぜ。」
変「スペルカード? 弾幕ごっこでもするつもり?」
魔「準備はいいか?私は良いぜ。」
変「当然、出来ているよ。」
第一のスペルカードが発動する。
魔理沙が最期のスペルカードを避けきる。
魔「空寝って誰なんだ。妖怪なのか?」
変「空寝は私の友人だけどね。」
変「妖怪だよ。」
魔「この湖はなんて言うんだ?」
変「界面湖。ここ一帯は水源郷と呼ばれているわ。」
魔「水源郷。随分と大げさな名前だな。」
変「そうね。」
魔「・・・・じゃあな。」
変「・・・・じゃあね。」
五面
同じく湖の中心部近く。
魔理沙はアラサラウスの大群に出会ってしまったばかりに、それと戦っている。
魔理沙は面倒になってボムで大群を一掃する。
その内、地味な服装の女性を魔理沙は見つける。
魔理沙「ここらへんは化物の群れが多くて大変だな。」
空寝「そうでもない。」
同意を求めた魔理沙は同意を得られなくて肩透かしを食らった気分になる。
空「私は空寝だ。この辺りのアラサラウスを率いている。」
魔「じゃあ、私を襲って来たのはお前の命令か。」
空「その内、戦争が起きる。私は幻想郷の天(そら)と戦争しようと考えている。」
魔「幻想郷の天って何だ?」
空「幻想郷の上の住める所らしいが、詳しい事は知らない。ともかく、ここに攻め込み、そこの住民を皆殺しにして、領土にするのもよし、共生するのもよし。」
魔「その前に戦争ごっこに付き合え。」
空「弾幕勝負か、良いだろう。付き合ってやる。」
魔「(戦争か・・・私は関係したくないぜ。)」
第一のスペルカードが発動する。
魔理沙が最期のスペルカードを避けきる。
魔「戦争ごっこはお前の負けだな。」
魔「戦争ごっこに勝てずに、戦争なんかに勝てるのか?」
空「もちろん、武器も部下もたっぷり用意してある。」
魔「まあ、いいや。私は用があるから、これで。」
空「ここの主・・・静玉に会うのか?」
魔「会うぜ。」
空「そうか。じゃあ、よろしく言っといてくれ。この前から疎遠になりつつあるからな。」
魔「言っとくぜ。じゃあな。」
六面
湖の中心部。
魔理沙は大量の妖精とアラサラウスの襲撃を受けていた。
魔理沙はショットのみでは中々全滅出来ないので、苛立ってボムを使った。
魔理沙はちょっと目立つ服装の少女を見つけた。
と同時に相手も魔理沙を見つけたようだ。
魔理沙「ここらへんは敵がたくさんいて大変だぜ。」
魔理沙は自分から話しかけるのを嫌って、独り言を言う。
静玉「ようこそ、水源郷へ。あなたは紅白巫女の仲間かしら?」
魔「霊夢の事か。悪いが、お前に用は無いんだ。」
静「この水源郷では私の事を知らない者はいないわ。」
魔「そうかい。自己紹介か?」
静「ええ、私の名前は静玉。あなたの名前は何よ?」
魔「妖怪に名乗る名前はないぜ。・・・妖怪か?」
静「私は妖怪よ。」
魔「なら、遠慮はいらないな?」
静・魔「「弾幕勝負」よ・だぜ」
第一のスペルカードが発動する。
魔理沙が最期のスペルカードを避けきる。
魔「自己紹介が遅れたな、私は霧雨 魔理沙。普通の魔法使いをしているぜ。」
静「その普通の魔法使いに負けたってわけね。私はこの水源郷の主をしているわ。」
魔「そうなのか。じゃあ、あの二人とも知り合いなのか?」
静「多分、変陽と空寝のことね・・・? そうよ。」
静「二人とも素直なんだけれど、最近全然、言う事を聞かないのよね。・・・特に空寝が。」
魔「二人とも暴走した挙げ句が今回の襲撃に繋がったわけか。」
魔「大体分かったぜ。」
魔「それじゃあな。」
Extra面
魔理沙は湖の中にいる。
苦しいつもりでもがいたが、別段息が苦しくなるわけでもなし。
その内湖面の下にいることに馴れて、どんどんさらに下に行くことを覚えた。
気泡が漂って来たかと思うと、中のアラサラウス達(♀)が弾幕を放って来た。
魔理沙は気泡ごと、アラサラウス達をショットで沈めていった。
気泡を割られ、それらの沈黙する様は何か得体の知れない事を訴えているようだったからだ。
魔理沙は湖底に着き、ある茶髪の派手な服装の少女を見つけた。
魔理沙はその少女に話しかける。
魔理沙「よう、お前もこの湖底まで着いたらしいな。」
クレイジオ「はじめまして、圷(わたし)はクレイジオ 一二山(ひふさん)。その気泡は圷の友人、白人 ノイが作っているものよ。」
魔「名前もおかしいが・・・おかしいと思ったら、お前は泡の中にいないんだな。」
ク「圷は圷自身の能力で浮上せずに、息詰まらずにいるからね。」
魔「お前は一体何者だ?」
ク「(話さないようにしようと思ったけれど)圷は九〇龍神様・・・たとえば、幻想郷を創られた龍神様”天渦”様からの使者よ。」
魔「”たとえば”というと・・・?」
ク「九〇龍神様は四通(よっつ)あられるのよ。その内の一通目が”天渦”様、四通目が今ご活動の”ましも”様ね。」
魔「そうか。難しいことはよくわからないぜ(棒読み)。それより弾幕ごっこやろうぜ。」
ク「この圷に弾幕勝負を挑むのは果敢ね。受けて立つわ!!」
第一のスペルカードが発動する。
魔理沙が最期のスペルカードを避けきる。
ク「ちなみに、圷の友人の白人 ノイも龍神様からの使者よ。」
魔「大体分かったぜ。」
魔「つまり、お前は主人ならぬ主神がいるわけだな?」
ク「まあ、そういう事よ。」
魔「(今までの咲夜や妖夢と同じはずなんだけどな。大分強かったぜ。)」
魔「(この先、こいつより強い敵が出て来ないといいんだが・・・。白人 ノイって誰だ?)」
魔「じゃあ、そろそろ私は行くぜ。」
Lasting面
その後、魔理沙はその界面湖の仕組みが気になって湖を見に行く。
草原が突然湖になってしまうのだから、今の地形はどうなっているのか気になるところだった。
界面湖の上を飛んでいると、突然、界面湖が暗転する。まるで夜になったような暗転に魔理沙は?マークを頭の上に浮かべる。
暗転してからアラサラウス(♀)が連続的に襲い来る。
その異常な数に音を上げて魔理沙はスペルカードを使用する。
その後、ようやくその異常な数を倒し切ると、湖面から少女が顔を出す。
湖から上がった少女は全身ずぶ濡れかと思いきや、全く濡れていない。
そして、その少女が襲い来る。
しばらく弾幕戦を行っていると、少女の方から話しかけて来る。
リューハンスカイ「ラスティングステージへようこそ、私はリューハンスカイ。所謂クトゥルフ神話大系の第五の神。まあ、クトゥルフはこの世界にはいないみたいだけれどねぇ。」
霧雨魔理沙「何だこいつ・・・・。」
リ「リューハンスカイだよぉ。この名前気に入っているんだよぉ。」
魔「リューハンスカイ・・・・? 第五の神・・・・・? 一体何を言ってるのかさっぱり分からないぜ・・・・・・・。」
リ「これからこの幻想郷とこの世界を征服しに行くんだけど〜一緒に行かない?」
魔「征服という事は・・・・戦争か???」
リ「そうだよぉ。戦争しに行くの〜。」
魔「私はご免だぜ? 戦争なんて、”犠牲”が付き物だからな。」
リ「犠牲??? ないよぉ??? 私一人で十分世界の兵器に対抗出来るから〜。」
魔「力を見てみよう。弾幕勝負で対決だぜ。」
リ「弾幕勝負良いねぇ。」
第一のスペルカードが発動する。
最期のスペルカードを魔理沙が避けきる。
魔「こりゃあ、でたらめな力だぜ。でたらめ言っているわけじゃなさそうだ。」
リ「その次の戦争といきたいところだけれどぉ、まぁ、ここまでにしておこう〜。」
魔「聞かせて答えて恒例の質問タイムだぜ。お前は一体どこから来た? ここらへんの住民ではなさそうだ。」
リ「反転世界だよぉ。」
魔「反転世界? なんだそりゃ。」
リ「所謂裏世界の事だよぉ。その統一的世界が反転世界。冥府の世界に近いかもねぇ。」
魔「言っている事はよく分からないが、ここらへんに滞在するのか?」
リ「そうだよぉ。この水源郷に住み着くつもりぃ。」
魔「じゃあ、戦争は起こさないでくれよ。」
リ「大丈夫だよぉ。私が起こさなくても、誰かが起こすし。」
魔「それは、誰が起こすんだ?」
リ「空寝だよぉ。まあ、頑張って止めなよ?」
魔「それはどうも。まあ精々頑張るぜ。」
説明 | ||
幻想郷の東方。 そこにある草原郷が龍神様によって水没させられてしまった。 その水没した辺りを水源郷と賢者は定めた。 その水没して出来た海のような湖を界面湖と言う。 その界面湖と水源郷を巡る話。 |
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