真剣で私に恋しなさい〜IFルート〜小雪編2
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真剣で私に恋しなさい〜IFルート〜小雪編2

 

〜小雪SIDE〜

 

僕はどうすればいいのか分からなくなった。

 

母には僕がいくら頑張っても愛されないことが分かってしまった、

 

いままで頑張って作ってきた笑顔も崩れそうになってしまいながらも

 

いままでどうりに笑えるよう

 

僕は家から大好きな甘いマシュマロをもって出かけていた。

 

ふらふらと目的もなく歩いているといつの間にか隣町の河原まで来ていた、

 

そこで太陽の光を受けてキラキラと輝いている子たちを見つけた。

 

僕は、ほかにも同じように遊んでいる子たちがいたにもかかわらず

 

なぜか最初に目に入った子たちだけを見つづけていた。

 

 

羨ましい‥ 最初にその子たちを見て抱いた感想がそれだった・

僕もあの輪の中に入れたらどれだけ幸せな気持ちになれるだろう・

その時はそんなことを考え甘いマシュマロが入った袋をキュッと

握りしめながらただひたすらにその子たちを見つめ続けていた。

 

 

 

 

〜大和SIDE〜

 

なぜかその子のことが気になった、

 

たぶん自分たちと同じ年ごろであろうその女の子のことが。

 

はじめはただ視線を感じただけだった、それも自分たちの

 

グループが男女仲良く遊んでいるのが珍しいだけだろうと、

 

ちょっと暇つぶしに見ているのだろうと、

 

そんなことを思っていた。

 

様子が少しおかしいと思ったのはだいぶ時間がたってからだった。

 

その女の子は自分たちだけを見続けていたことに気がついた、

 

同じように河原で遊んでいるグループもいくつかあるのに

 

その女の子の視線はこのグループだけに向いているような気がした。

 

視線にはねえさんと京が気付いているようだったがなにもいってこないので

 

このグループに敵意を持っているわけではなさそうだった。

 

このまま視線を無視して遊ぶこともできたが、なぜかその時だけは

 

俺の体は不思議とその変った女の子の方へと進んでいった。

 

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〜小雪SIDE〜

 

「なにしてるの?」

 

その男の子が私にかけてくれた最初の言葉だった?

 

僕はただ羨ましさをもってそのグループを見ていただけだった。

 

するとときどきグループのうちの何人かと目が合うようになってきた

 

だけど目が2回以上あったのは一人の男の子だけだった

 

ほかの人は僕が見ていることをちらりと見るだけで終わっていたのに

 

その男の子は違っていた、

 

僕はただ見ていただけだったのに僕の目を見て

 

こんなに僕の近くまで来てくれた。

僕に興味を持ってくれた。

たぶんこの男の子は母よりも僕に対して

興味を持ってくれている。

 

僕は男の子の言葉にこたえようとぼくが作れるなかで最高の

笑顔を作って答えた。

 

「マシュマロ食べる?」

 

 

あとから思えば恐ろしく脈絡のない受け答えだったと思う

 

なにしてるの? の後に マシュマロ食べる? へ恐ろしいほどの

 

脈絡のなさである、もし男の子が普通だったならそこで会話は終わり

 

グループの方へ帰って行き笑い物にされても仕方ないであろう答えだった。

 

 

説明
ちょっと本番前です。次回からぼちぼち力入れて書いていこうと思います♪
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