東方気安神 第三話・一冥土来冥記
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ヒメイトがその安神郷に降り立つと、周囲の注目を集めた。

安神郷の住民である。

そんな事は気にせず、ヒメイトは歩いて行く。

 

「待て〜い。そこの人。」

 

「何。あなたは?」

 

赤い帽子と赤い服を着た。桃色の髪をした女の子がヒメイトを追いすがる。

 

「私は安神郷の門番、朱 豆莉(しゅ とうり)。といっても門も何も無いけど・・・・。」

 

「私の行く先を邪魔するのね。」

 

「そうよ。喰らいなさい!」

 

通常の弾幕でヒメイトに立ち向かう。

 

破符「ブレイキングライト」

 

光が安神郷の住民をも巻き込み豆莉を飲み込む。

そして、砕け散り、豆莉に敗北に至らしめる。

動けなくなった豆莉を度外視して、また、ヒメイトは歩き始める。

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ソラネは散歩をしている。

その途中でその魔女に出会った。

ヒメイトである。

目立つソラネの金色の髪と対峙してヒメイトは話しかける。

 

「金髪の・・・・あなたは名前をなんていうの?」

 

「ソラネです。」

 

「私はヒメイト、魔女よ。こんな不吉な場所からは早く出たいんだけど・・・。道案内をしてくれない?」

 

「良いです。しばらく待っていて下さい。」

 

「地図を持って来ました。

これでここからは出られるはずです。」

 

「あなたは出ないの?」

 

「龍神様は少々手段を選ばないところがあるので、静玉や変陽が心配で帰れません。」

 

「あーそう、じゃあ地図はもらっていくわ。」

 

「お気をつけて。」

 

ヒメイトはソラネから地図をもらって先へと進む。

足早に歩いているとその内地面が無くなり、再びヒメイトは空を歩き出した。

外は夕方であり、そろそろ魔法のベッドで寝たいところだった。

もうしばらく歩いたところで日が沈み、その次にやる事といえば寝る事だけだった。

ヒメイトは希望の明日に向けて寝静まるのだった。

説明
死んでしまったソラネは暇をしている。
龍神様の元では満ち足りた生活だけがあり、矛盾すらない。
そういった天国にソラネは住んでいる。
その天国の名前は”安神郷”。
今代の龍神様の支配する郷だ。
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