新ビーストテイマー・ナタ24
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奥からミカエルがやって来ました。ゲイザーとアークは部屋の中に入ります。ナタがドアを閉めました。

 

「やっぱり、おじさんとアークだ!ボソボソ話し声がしたから」

 

「ヒントは見つかりましたか?」

 

「はい、ミカエル様…」

 

「おじさんもミカエル様を説得してよ?」

 

「ん?何を説得するんだ…」

 

「ミカエル様も私たちの仲間になって!って」

 

「ナターシャ!失礼なことを言うんじゃない」

 

「えーっ、失礼なことなんか言ってないよ?」

 

「ミカエル様はお忙しいんだ…」

 

「すごく暇そうに見えるけど?」

 

「また失礼なことを…」

 

「ミカエル様。私、失礼なこと言った?」

 

ミカエルはニコニコ微笑みを浮かべています。

 

「申し訳ありません!あとで叱っておきますので…」

 

「良いのですよ。叱らないであげてください」

 

ナタはほっぺを膨らませて言い返します。

 

「だって!ミカエル様がいたらリンゴの樹の番人も簡単に倒せそうなんだもん」

 

「こんなことでミカエル様のお手を煩わせてはいけないんだ…。なぜわからない?」

 

「そんなことより勇者ゲイザー、少しお話があるのです。お時間いただけますか?」

 

「はい、大丈夫です。なんの御用でしょう?」

 

「あなたはナターシャとここにいてください。勇者ゲイザーは私に付いて来なさい」

 

アークとナターシャをミカエルの部屋に置いてゲイザーは応接間のようなところへ通されました。

 

「勇者ゲイザー、あの子はあの事を知ってしまったのですね…」

 

「あの事?私の死んだ後の世界の話ですか?」

 

「先程、あの子の顔を見たら少し様子がおかしかったので、見てしまったのだと悟りました」

 

「顔を見ただけで察するとは…。流石ミカエル様です」

 

…つづく

説明
書き残してしまったことを書きたくて考えた本編の続き第24話です。
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