『暗殺の天使シャルロット・コルデー』の記事をさっき読んでいました。 |
『暗殺の天使シャルロット・コルデー』の記事をさっき読んでいました。
暗殺の天使シャルロット・コルデーの記事URL⇒https://bushoojapan.com/scandal/2017/11/23/106720◎
https://ameblo.jp/kai211168/entry-11988246791.html
*「シャルロット・コルデー(Charlotte Corday、本名:マリー=アンヌ・シャルロット・コルデー・ダルモン、Marie-Anne Charlotte Corday d'Armont、1768年7月27日 - 1793年7月17日)は、フランス革命において、ジロンド派を擁護し、ジャン=ポール・マラーを暗殺した女性である。後世、その美貌から、暗殺の天使と呼ばれた。最後は断頭台へと消えたが、その途上の彼女の儚さに恋した男性も多かったという。」Wikipediaより
シャルロット・コルデーはフランス革命の時代にジャコバン派で、シャルロットは、ノルマンディー地方の貧乏貴族の娘として1768年7月27日に生まれます。
コルネイユ(三大古典詩人)の子孫で、その事をとても誇りにしていました。
マラーを殺した女性としてとても有名です。
その事件はシャルロット・コルデーが25歳の時でした。この恐ろしい事件は、1793年に起こりました。
そのせいでギロチンで処刑されてしまいました。
この事件のおかげで彼女は、その美貌のおかげで「暗殺の天使」とか「カーンの処女」と呼ばれるようになりフランス革命のヒロイン的存在です。
シャルロットプルタルコスの対比列伝(英雄伝みたいなもの)を愛読する文学少女でもありました。
*プルタルコスの『対比列伝』は、古代ギリシア・ローマの著名人たちを、人となりや言動の似た者で二人一組のセットで書いたもので、シェイクスピアも、『シーザーとクレオパトラ』を書く際に参考にした、と言われるほど有名な英雄伝です。
マラーを殺そうと思った際に、シャルロットは、シャルロットは、新聞「人民の友」を発行し、民衆の立場からブルジョワ勢力を攻撃した過激な人物でも知られるマラーさえ殺せばフランスに平和と秩序が取り戻せる、と本気で思い込み、はるばるカーンという地方からパリへ向かいます。
*「ジャン=ポール・マラー(Jean-Paul Marat、1743年5月24日 - 1793年7月13日)はフランスの革命指導者、医師。革命勃発後、山岳派に加わり恐怖政治を推進しました。」Wkipediaより
暗殺の日にシャルロットは、新しいおしゃれな帽子を買っていました。
そして1793年、シャルロットはマラーの家に若干無理やりに押し入り、入浴中のマラーの心臓を包丁で刺して暗殺を成功させてしまいます。
しかし、何故か暗殺直後にすぐ見つかりその場でシャルロットは逮捕されてしまいます。
(ジャック=ルイ・ダヴィッドが有名な『マラーの死』の絵画、ブリュッセル王立美術館。画家ダヴィットはこの絵を描くためマラーの死体を運ばせ、既に腐っていた死体の腕には他人の腕をくくりつけたり、口の外に垂れていた舌は切断したり、薄気味悪い作業を経てこの大作を描いたそうです)本当だったら大変不気味なお話ですね。
逮捕されたシャルロットの持ち物からバルバルーが書いたあの紹介状やジロンド派の議員の名が多数書かれた文章が発見され、マラー暗殺はジロンド派によるもの、と決定されバルバルーたちは追われる身となります。
ジャコバン派の盟友マアン・ロベスピエールによってはマラーを「革命の殉教者」神格化することでジロンド派(穏健な派閥で中流ブルジョワの味方で、これ以上残虐行為を好まない派閥でした)の支持を奪い、さらにジャコバン派内部でのロベスピエールのリーダーシップを不動のものとしました。
行く当てもなく誰からの保護を受けられないバルバルーは追っ手が近づいてくるのに気がつくと拳銃で自殺を図りますが失敗してしまいます。
シャルロットの単独行為に関わらず、瀕死のままの状態でバルバルーは逮捕され6月25日に27歳の若さで
ギロチンで処刑されてしまいます。
注))バルバルーとはシャルロットの恋人です。シャルロットの持ち物検査で証拠が出てしまって逮捕され
ギロチンになってしまった不幸な男性です。
同じ年の10月にルイ16世やマリー・アントワネットもギロチン処刑されてしまいます。
死ぬ間際になってもシャルロットは、『10万人の人々を救うため、1人を殺した』と主張していたそうです。
さらに自分の肖像画を画家に描かせています。しかも画家に注文をあれこれつけた挙句、何回も修正を加えて完成させたそうです。
処刑場へ向かう護送車に同乗したサンソンは、回想録でこう語っています。
「彼女を見つめれば見つめるほどいっそう強く惹きつけられた。それは、たしかに彼女は美しかったが、その美しさのせいではなく、最後の最後までなぜあのように愛らしく毅然としていられるのか信じられなかったからであった。」
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