新ビーストテイマー・ナタ114
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その頃、ナタは服屋の子供服コーナーに来ていました。ピーターは大人用の服だとダボダボになってしまうからです。

 

「これ試着して見てー」

 

ピーターはナタに言われた通りに子供服に次々と着替えさせられます。

 

「オイラもっとカッコ良い服が良いなぁ」

 

「ピーター、どれもすごく似合ってる!可愛いー」

 

「こう言うのショタコンって言うんだよな…」

 

「私、年上が好きだと思ってたけど、ピーターみたいな可愛い男の子も好きかも?」

 

「ほ、本当に?それなら良かった!」

 

ピーターはナタの気に入った可愛いケモ耳フード付きのモフモフな服を買ってもらいました。

 

「ピーター、可愛すぎるー!癒されるわぁ…」

 

ナタにすりすり頬擦りされてるピーターを、遠くから見ているアークは、なぜかイライラしています。

 

「くっ…!まさかゲイザー様以外の強敵が現れるとは…計算外だった」

 

ピーターがアークの方にわざとあかんべーをしてニヤリと笑いました。

 

「あのエロネズミめ!ナターシャ様の胸にあんなに顔を埋めて…、憎たらしい」

 

買い物帰り、ピーターがお手洗いに行った隙にアークはナタに話しかけました。

 

「ナターシャ様、ちょっとお話が…」

 

「お話ってなぁに?アーク」

 

「ピーターのことはあまり信用しないでください。あの男は危険です」

 

「どうしてアークはピーターの悪口ばかり言うの?ピーターは邪悪なオーラが出てないから、大丈夫だよ」

 

「男は狼なのです。ピーターがいつナターシャ様を襲うかわかりません…」

 

「ピーターがそんなことするわけないでしょ?今までずっと私のこと守ってくれてたのに…」

 

そこへお手洗いからピーターが戻って来ます。

 

「人間のトイレはまだ使い方がよくわかんねぇや」

 

「それなら女子トイレに来る?隅っこに男子用のがあるの」

 

「えっ、女子トイレになぜ男子用トイレが…」

 

「まだ小さい男の子を連れたお母さんが使うみたい。ピーター、おいで?」

 

「い、いけません!ピーターは見た目は小さくても成人男性ですよ?」

 

アークが止めるのも聞かずに、ナタはピーターと手を繋いで女子トイレに入って行きました。

 

…つづく

説明
書き残してしまったことを書きたくて考えた本編の続き第114話です。
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