裏ビーストテイマー・ナタ12 |
ギルバートはアークの腕に絡みつくナンバーワンを追い払います。客の機嫌を損ねたので店長から叱られていました。
「お前、女には興味なさそうだが、まさか…男が好きだとか言うんじゃないだろうな?」
「男から好かれた事はありますが、興味はありませんよ?」
「と言う事は…幼女が好きなのか?ゲイザーの嫁の隣にいた子供っぽい女を気にしていたが」
「幼女は見ていて愛らしいと感じますが、性的な行為をする対象としては見ていません」
「ククク、もしそっちの方に興味があるなら非合法の店があるから紹介するよ?私もたまに利用しているんだ」
「ギルバート様は幼女趣味だったのですか?」
「いや、幼女が苦痛で顔を歪ませるのを見るのが愉快でね」
「悪趣味だと思います」
「そうだ!今回の件で一億の賞金が手に入ったからな。お前を買い取りたいとオズワルドに持ち掛けるつもりなんだ」
「オズワルド様は闇市で私を二億で買ったと仰ってましたが…」
「売値は半額だろう?」
「まさか私のカードを半額に値切ろうとされるとは…」
「オズワルドはお前にはうんざりしているようだったし、お前のように優秀な部下が欲しかったのだよ?お前もオズワルドより、私の方が主人として相応しいと思わないか」
「どっちもどっちですね…。私は出来ればフラウと一緒にいたビーストテイマーの少女を主人にしたいですよ?あんな澄んだオーラのお方は初めて見ました。きっと私も大事にしてもらえるはずですから」
「フン!やはりお前はロリコンだったか」
「ロリコンではありません。心の清らかな人が好きなだけです」
「確かに幼女は心が汚れていない。だからこそ苦しみもがく姿を見るのが楽しいんだ…」
「はぁ…こんな主人に支えるのはもう嫌だ。使い魔を辞めたい」
アークは聞こえるか聞こえないかわからないほど、小さな声で呟きました。
…つづく
説明 | ||
本編のパラレルワールドをシナリオにしてみました。ストーリー第12話。 | ||
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