裏ビーストテイマー・ナタ35
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フラウは怒ったように睨みつけて叫びました。

 

「私は本気で嫌がってます!勘違いしないで」

 

「あなたの腕力はこの程度ではないはずだ。嫌なら本気で抵抗したらどうですか?」

 

「それは…今はちょっと…心が弱ってるから」

 

「嫌がってる女性に無理やりしたりしません。それが私のプライドなので」

 

フラウは目を閉じて大人しくなりました。アークはフラウの唇を奪います。舌と指だけでフラウが満足するまで奉仕しました。

 

「挿れないでくれたのね。ありがとう…」

 

「鍵は使わない主義なのです。かつて仕えた女王陛下や姫君にもおねだりされましたが、お断りしました」

 

「ゲイザー様を裏切らないで済んだ気がしてるわ。他の女王陛下がしてる事なら、ゲイザー様もお許しになるわよね」

 

「ええ、きっと大丈夫でしょう」

 

「これからも…その…シバルリーを…お願いするわ」

 

「これは神聖な儀式なので、天界でも稀に神と天使が儀式を行う場合もありますよ」

 

「本当に?天使って本当に人間の感覚と違うのね」

 

「鍵を使うと生命創造の魔法が発動してしまうので危険です…」

 

「生命創造の魔法?獣人の私にはそんな魔法は使えないと思うけど…」

 

「だとしても私は自分の鍵を心に決めた相手以外には使いたくないのです」

 

「そうね…。あなた、思っていたより悪くなかったわ」

 

「女性を悦ばせるテクニックには自信がありますよ?」

 

「ゲイザー様以外の男性に抱かれたのは初めてだったの。でも…とても良かった…」

 

「ゲイザー様よりも…ですか?」

 

「それは聞かないで…」

 

…つづく

説明
本編のパラレルワールドをシナリオにしてみました。ストーリー第35話。
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