北郷一刀争奪戦争勃発?(華琳VS桂花)
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 よく晴れた昼のこと、北郷一刀の執務室では罵声が聞こえる。

「あんた、本当に頭も精子漬けじゃないの!こんな簡単な案件に何日かけてるのよ!」

「そんな事言われても、こっちとしては町の人に話を聞いたりしてるんだから、遅くなるのは仕方ないだろ?それに、提出期限はまだ先じゃないか」

「っ!そんな事はどうでもいいのよ!」

 言い合いをしていると、静かに執務室の扉が開いた。

「何か騒がしいと思ったら、あなた達だったのね」

「か、華琳様!」

「華琳、この要件の提出はまだ先だったよな?」

「えぇ、その案件に関しては、市の民に親しんでいるあなたが民の意見を聞いてからまとめることになってたわよね?それがどうしたのかしら?」

「いや、ただ聞きたかっただけだ」

「そう、それじゃあ、桂花何であなたがここにいるのかしら?」

 微妙な表情の変化ではあるが、華琳の顔が不満そうに見えた。

「それは・・・・・・」

「桂花にこの案件の意見を聞いていたんだ」

 本当の事を言いそうになる、桂花の先に一刀が言葉をさえぎるように言う。

「そうなのかしら?」

「はい、全身精液男の言うとおりです」

「ならいいわ、一刀、ついてきなさい」

「え?まだこの案件をまとめたいんだけど?」

「いいから!来なさい!」

 腕をつかまれ、仕方なくついて行こうとする、一刀の服の裾を桂花が心細そうに握っていた。

「ん?桂花?」

 自分では気づいていなかったらしく、その言葉により、我に返り若干名残惜しそうに手を離した。

「か、華琳様!ま、まだ、そいつとの話が終わっていないので、し、し、しばらくまま待っていただけますか?」

 その言葉に一刀と華琳はきょとんとしてしまった。

「そうなの、それじゃあ仕方ないわね、ここで待たせてもらうわ」

 すぐに一刀の手を離すと、椅子のひとつに座った。

「か、華琳様?」

「何かしら?」

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「ここで待たれるのですか?」

「えぇ、少しの間でしょう?ここでも構わないわよね?それとも、聞かれたらまずい話でもするのかしら?」

「そ、そんな事はありませんが・・・・・・」

 仕方なく、二人は別の椅子に向かい合わせで座り、何とも居心地の悪そうに会話を始める。

 多少の時間が経過して、適当な感じの話し合いで、その場を収めると一刀と華琳が部屋を出て行こうとする。

「・・・・・・・ま、待って・・・・・・・ください」

 蚊の鳴くような小さな声であったが、しっかりと二人の耳に届いた。

「どうしたのかしら?」

 再び一刀の服の裾をつかんでいる桂花を見る、その眼は潤み一刀を上目遣いで見ている。

「け、桂花・・・・・」

「きょ、今日は・・・・」

「桂花、私に逆らうのかしら?」

「そ、そんなことは・・・」

 鋭い目つきで、裾をつかんでいる手を凝視している。

「まず、その手は何かしら?すぐに放したら不問にしてあげるわ」

「わ、私だって・・・・・一刀と居る・・・・・権利があります!」

 その場の空気が止まったような感じがした。

「桂花・・・・・・ごめんなさい、よく聞き取れなかったわ、もう一回言ってもらえるかしら?」

「私にだって、一刀と居る権利があります!」

 この言葉に対し最も驚いているのは一刀ではなく、華琳であろう、まさか最もそのことを主張しないであろう桂花がその権利を主張したのである。

「どういう、風の吹きまわしかしら?」

「・・・・・認めたくはありませんが、私も一刀の事が好き・・・・・みたいですから・・・・・」

 初めて華琳にお仕置きされたときのように、頬を赤く染めての発言は強力であった。

「先にここにいた私が、権利を持てるはずです」

 裾を握っていた手が一度離れ、腕事態に抱きついた。

「桂花!あなた、自分がやっている事が分かっているの?」

「分かっています、ですが、ここで私の首を落としたら男を奪われかけた覇王が女を殺したという風に広まり、覇王の尊厳は地に落ちると思いますが?」

 それが分かっているのか、青筋を浮かべながらも、絶を出すことをせずににらみ合っている。

 さらにその体を密着させ始めている、すでに抱きついている場所は腕ではなく、体である。

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 2人は一刀に抱きつき、にらみ合いを続けている。

「け、桂花も華琳も落ち着け」

「誰のせいでこんなことになっていると思ってるの!」

 一言で沈黙することとなった一刀。

 二人の睨み合いは暗くなるまで続いた。

 最終的には華琳と桂花に挟まれるようにして抱きつかれていた。

「しょうがないわね、この勝負は」

「ね、閨で決めるんですね」

「あら、よくわかったわね、桂花」

 この勝負を持ちながら夜はふける。

 

夜が明け艶々とした肌で華琳と桂花が出てきた。

その後ろに、腰を押さえた一刀が続く。

 

説明
再び長い時間を開けてしまい、非常に申し訳ないです
 ですので、今回は魏、蜀、呉を一度に投稿したいと思います。
 まずは魏からです
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コメント
華琳も桂花も可愛いすぎるっしょ???(迷い猫@翔)
桂花のデレいいーーーーーーーーーーー(asubel)
こんな桂花・・・最高です(笑)(浅井とざし)
天変地異の前触れだー?(ブックマン)
このツンデレは大量破壊兵器だと思うんだ。(りばーす)
フィル様、これも外史の一つです(叢 剣)
あれ?桂花が・・・・夢でも見ているようだ。(トーヤ)
桂花 かわいい(asf)
間違いなく、アリです・・・いいなぁ・・・素直な桂花って(kanade)
桂花が可愛すぎるww(よしひろ)
まさか、こんな桂花が見れるとは・・・!!(ryu-do)
桂花が可愛い!――――けど、これだと前回の話に少し違和感が・・・・・・(フィル)
これなんてツンデレ!?(バッキー)
シイイイイイッッット!!!!破壊力がでかすぎDA☆(ルーデル)
デレ桂花は最強!!!(タンデム)
なんてかわゆいけいふぁたん・・・・・・(伏宮真華)
素晴らしい桂花です♪彼女のデレは分かりにくいですからね!(flowen)
こんな桂花をFDで見てみたい!(だめぱんだ♪)
桂花がなんとも可愛いっす(≧∇≦)(†龍†)
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