裏ビーストテイマー・ナタ76
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サルバドールが来てから夫婦の営みもなくなっていた為、その晩サルバドールが寝静まった後に、アークはナタを夜の街に連れ出しました。

 

「こんなところに連れて来て…。私まだ未成年だからお酒飲めないんだけど?」

 

「ソフトドリンクもありますよ?オレンジジュースやコーラなどです」

 

「おじさんがよく通ってるみたいだったから、興味はあったんだけど、子供の頃に魔法で大人に変身して来てみたら、思ってたよりつまんなかったのよね…」

 

「私も最近になって付き合いで酒場へ来るようになりましたが、夜の街での遊び方を覚えると意外に楽しくなりますよ?」

 

「まさかエッチな事、考えてるんじゃないでしょうね?今日はそう言う気分じゃないの」

 

「気分の盛り上がる場所に行きましょうか?」

 

「やっぱりエッチな事、考えてたんでしょ?」

 

「誤解です!天使に性欲はありませんから…」

 

「アークに性欲が本当にないのか怪しくなって来たわ」

 

「性欲はないのですが、ナターシャ様を悦ばせたくてしていただけです…」

 

「じゃあ、もう無理してしなくて良いよ?私はアークとしたくないから!」

 

「どうしてそんな事を言われるのです?私への愛が醒めてしまったのでしょうか…」

 

「アークが浮気するのがいけないんでしょ?」

 

「何度も申し上げてるようですが、あれは仕事でしたので、私の意思で口説いてたわけではないのです…」

 

「ふーん、本当に仕事だけの関係だったの?毎日せっせと料理を作って持って行ってたじゃない」

 

「料理で心を掴んで堕とそうと考えていたのです。出来るだけ体の関係は持たずに済ませたかったので…」

 

「こんな事、言うと悪いと思って黙ってたんだけど、アークの料理の腕が最近、落ちてると思うわ!」

 

「私の料理の腕が…ですか?そんなはずは…」

 

「サルバドールもまずいって言ってるもん!」

 

…つづく

説明
本編のパラレルワールドをシナリオにしてみました。ストーリー第76話。
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