裏ビーストテイマー・ナタ83
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アークはそのままナタをソファーに押し倒しました。熱い口付けを交わします。

 

「舌はあまり入れないで…」

 

「舌を入れられるのは…お嫌いですか?」

 

「軽く触れるか触れないかくらいの方が好き」

 

「わかりました」

 

キスが終わると今度はナタの体中に指を這わせます。首筋や耳たぶは食むように舐めていました。

 

「ああ、ナターシャ様。愛しています…」

 

「ナターシャ様って呼ぶのはやめて!ナタって呼んでよ?」

 

「呼び捨ての方が良いですか?」

 

「だって夫婦なのに様付けって変じゃない?フラウおばさまもおじさんの事ずっと様付けで呼んでたけど、なんか距離があって遠慮してる感じがするの」

 

「確かにそうですね…」

 

「フラウおばさまは我慢ばかりしてるように見えたわ。アークも我慢ばかりしてるでしょ?」

 

「我慢するのは慣れていますから…」

 

「我慢しないで嫌な事はちゃんと嫌だって言ってよ?私も嫌な事はちゃんと言う事に決めたから」

 

「ナターシャ様の事を嫌だと思った事は一度もありませんよ?」

 

「アークが私とできないストレスを他の女で解消してるのだとしたら、私にも責任があるのかな?って思ったのよ。だからうさ耳で誘惑して見たんだー」

 

「うさ耳には魅了の術のような効果があるのでしょうか?」

 

「最近、徐々にアークの魔王の波動が強くなってきてる…。だからアークのイライラを少しでも解消してあげたくて」

 

「ナターシャ様、もしかして…世界を救う為に魔王の生贄にでもなったつもりなのですか?だとしたら、私はあなたを抱けません」

 

「アークが満足してたら、もう暴れる事はなくなるかな?って思ったの…」

 

「傷付きました。そんな男だと思われていたなんて…。ショックです」

 

…つづく

説明
本編のパラレルワールドをシナリオにしてみました。ストーリー第83話。
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