裏ビーストテイマー・ナタ99
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ナタが目をこすりながら出て来て朝食を一緒に食べました。

 

「おはよー、サニーちゃん」

 

「このエッグベネディクトもすごく美味しい」

 

「昨日はよく眠れた?」

 

「うん、グッスリ!アーク様がいたからかも」

 

「アークにキスしてもらった?」

 

「えっ…キスはしてないよー?」

 

「ふーん、遠慮しなくて良いのに…」

 

「ナタ、どうしてそんな事を言うんだ?」

 

「私、アークが誰かとキスしても全然怒ってないよー」

 

「どう見ても怒ってるようにしか見えない…」

 

アークはサニーを家まで送ってあげました。急いでナタの待っている家に帰ります。

 

「今日は学校休むねー。アークは行かなくて良いの?」

 

「僕も今日は仕事は休む。今はそれどころじゃない…」

 

「仕事の方が大事なんじゃなかったの?」

 

「仕事はナタを養う為にやっていただけだ!」

 

「アークはアイドルやってるから、政治家になるなんて思ってなかったよ」

 

「法律を変えたかったんだ」

 

「やろうと思えば何でもできちゃうんだね、アークは」

 

「僕はナタの為なら何だってするよ?君が嫌だと言うなら仕事も全部やめる!」

 

「アークが仕事辞めたら困るじゃん?私はまだ学生だし、アルバイトは出来るけど、アークを養う為だったら、バニーガールとかやらないとダメだわ…」

 

「バニーガールはアカデミー卒業した翌年の十八歳以上しか雇えない」

 

「アカデミーに通ってる子でバニーガールやってる子いるよ?」

 

「それは店長がバニーガールの年齢を偽って働かせてるんだな…。規制対象だよ?どこの店か教えてくれ」

 

…つづく

説明
本編のパラレルワールドをシナリオにしてみました。ストーリー第99話。
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