裏ビーストテイマー・ナタ126 |
そこへミカエルと一緒にゲイザーがやって来ました。ナタは嬉しくて堪らずゲイザーに飛びつきます。
「ナターシャ、どうしてここに来たんだ?お前の来るところじゃない」
「おじさんだって死なない方が良かったのに!なんで死んじゃったの?勇者は生き還らせてもらえるって聞いてたのに…」
「勇者でも簡単には生き還らせるわけにいかないのです。歴史に手を加える事になってしまうので…」
「そうだよ、ナターシャ。歴史は変えてはいけないからワガママを言ってはいけない。ミカエル様が困っておられるだろう?」
「おじさんがいなくなったせいでめちゃくちゃになってるの!」
「そうですね…。でも今のところは問題なしと判断して、私たちは見守っているのです」
「アークはすぐに暴走しそうになるし、フラウおばさまはアークと浮気しようとするし、私もうあの二人の使い魔の主人でいる事に疲れちゃった…」
「えっ…フラウがアーク殿と浮気を?それはショックだ…」
「あっ、これ言わない方が良かったかな?ごめんね!」
「いや、私はもう死んでいるから何も言えないが、知りたくはなかった…」
「おばさまはおじさんが死んで七年間は我慢してたみたいなんだけど、七年経っておじさんよりアークが好きになっちゃったみたい…」
「アーク殿は私から見てもかなりの色男だったから仕方ないな。フラウの事は責められない」
「でもアークは私と結婚しちゃったから、たまに不倫しようとしてたみたいなの。この前もアークとエッチな事しようとしてたの知ってるんだからね!」
「ちょっと待て!アーク殿はナターシャと結婚したのか?」
「うん、そうだよー。そっちの方が驚いた?」
「ううっ…、アーク殿がナターシャと結婚するなんて予想もしていなかった…」
「おじさんでもわかんない事あるんだねー。なんでもわかってるのかと思ってた!」
「私の予測能力はそこまですごくはないよ?わかっていたら敵の罠にかかって殺されたりなんかしない…」
…つづく
説明 | ||
本編のパラレルワールドをシナリオにしてみました。ストーリー第126話。 | ||
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