ダーリンはてのひらサイズ20
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アプリィはアレクスの服を手早く作ると着せてあげました。

 

「俺、アプリィに本気で惚れてるんだ…」

 

「そう言ってもらえるのは嬉しいけど、私にはショーンがいるからお付き合いは出来ないの」

 

「そうだ!アプリィは僕の彼女なんだぞ?お前なんかに絶対に渡すもんか」

 

「ショーンが強いのはよくわかったよ。俺には勝てねぇ。でも諦めきれないんだ…」

 

「アプリィは美人だから好きになる気持ちはわかるよ?でも僕が先にアプリィと付き合ったんだから、アレクスは諦めないといけない」

 

「わかってるんだけど、こんなに一人の女を好きになったのは初めてなんだ…」

 

「僕だってこんなに一人の女性を愛した事はなかったよ?」

 

「ショーンがそんな風に思っててくれたなんて嬉しい」

 

「二人ともラブラブだから俺の入る隙なんかねぇんだなぁ」

 

「アレクスはお友達だから、いつでも遊びに来て良いからね?」

 

「本当か?アプリィは優しいなぁ…」

 

「アプリィがそう言うなら…仕方ないか。僕はこいつの事、許したわけじゃないんだけど?」

 

「あんな酷い事をしてしまって、怒ってるのはしょうがねぇ。ショーン、悪かったな…」

 

「うーん、反省してるみたいだな?アプリィに免じて許してあげるよ」

 

「二人が仲直りしてくれて良かったわ。これから三人でお出かけも出来るわね」

 

「親子に間違われそうだから行きたくないよ」

 

「ふふ、弟に間違われた事があったわね」

 

「あれはショックだったなぁ…」

 

…つづく

説明
昔、初投稿して落選した黒歴史の作品、第20話。
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