ダーリンはてのひらサイズ23
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チェリーが現れるとアプリィを強く抱き締めました。エルフの番人もそれを優しい表情で見守っています。

 

「アプリィ、お久しぶりね。ずっと逢いたかったの!」

 

「お母さん、再婚は出来たの?」

 

「再婚はしないわ。私が愛したのはあなたのお父さん、ただ一人だけだから…」

 

「どうして再婚しないの?私のせいなの」

 

「本当に愛する人が出来たらするかもしれないけど、今の私には考えられないの。あなたも本当に愛する人が出来たらわかる日が来るわ?」

 

「私の愛する人を今日は連れて来てるの」

 

「あら、こちらの背の高いお方かしら?」

 

「ううん、私の愛する人はこのショーンよ?」

 

背の低いショーンが照れ臭そうに鼻をポリポリしながら前に出て来ました?

 

「初めまして!やっぱりアプリィのお母さんは美人だなぁ」

 

「うふふ、ありがとう。お世辞でも嬉しいわ」

 

「お世辞なんか言わないよ?本当にそう思ったんだ!」

 

「アプリィが一人暮らしがしたいから、エルフの里に帰ってと言うから帰ったけど、ずっと心配していたの。こんな素敵な彼氏が出来てホッとしたわ!」

 

「私はお母さんにも再婚して幸せになってもらいたかったんだけど…」

 

「私が再婚するかどうかは私が決める事よ?」

 

「そうね、この番人の男性もとても素敵だと思うけど、お母さんはどう思う?」

 

「彼はハンサムだし、モテるからとても人気があるの」

 

「お母さんとお似合いだと思うのだけど」

 

「そんな事を言ったら彼に失礼よ?」

 

…つづく

説明
昔、初投稿して落選した黒歴史の作品、第23話。
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