ストライクウィッチーズ〜弱き男の戦い〜
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プロローグ

 

 「目標を発見。これより目標を駆逐する」

 

 海上を悠々と飛ぶ黒い物体。

 それらを人類は「ネウロイ」と呼んだ。

 

 『アーマー、一人で大丈夫なのか?』

 

 耳元の通信機から聞こえてくる声に少し嫌そうな表情を浮かべると「アーマー」と呼ばれた青年は「無論」と答えた。

 

 「さて、ウィッチ達が来る前にさっさと落とすか」

 

 そう言うと青年の姿は『GN-002 ガンダムデュナメス』と青年が呼ぶ機動兵器の姿に変わる。

 

 『デュナメス、目標を駆逐する!』

 

 手にしたGNスナイパーライフルの銃口を未だこちらに気がつかないネウロイに向ける。

 

 『コアがどこにあるかは知らないが、エネルギー量が多いところが丸わかりだよ』

 

 デュナメスの頭部に存在するセンサーには特殊なセンサーが存在する。

 そのセンサーでエネルギーの流れを知覚し、その中心部を見抜いていた。

 GNスナイパーライフルの引き金を引くと、銃口から桃色の光線が飛び出し、ネウロイのコアを撃ち抜く。

 慣性のままにネウロイは飛ぶが、次の瞬間には末端から崩壊し、爆散した。

 

 『こちらデュナメス、目標の撃破を確認』

 『こちらからもネウロイの沈黙を確認した。流石だな、アーマー。報酬はいつもの酒場でいつもの通りに』

 『了解』

 

 通信を打ち切ると、デュナメスの姿は元の青年の姿に戻った。

 

 「さて、帰るか」

 

 そう呟くと、自身がいた崖から離れ、バイクにまたがるとその場を後にした。

 

 

 アーマーと呼ばれた青年は酒場にて、ただの酔っ払いに扮したエージェントから報酬を得ると一杯のエールを注文し、エージェントに渡す。

 

 「あんがとよぉ、あんちゃん」

 

 そう言いながら、エージェントはエールを受け取ると、青年から離れていった。

 

 「…新しい依頼か」

 

 エージェントの指の動きから新しい依頼がある事を把握する。

 

 「面倒なモノで無ければ良いが」

 

 彼はそう呟くと、手にしたエールを呷った。

 だが、彼の思いは裏切られることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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人物紹介

 

 コードネーム;アーマー

 氏名;本多猛

 性別;男

 年齢;25

 出身地;扶桑皇国(とされている)

 

 世界を股に掛ける傭兵。

 幼い頃に自身の両親によって奴隷として海外に売られて以来、扶桑へと帰ったことは無い。

 また、派遣されてきた扶桑皇国の兵士に色々と言われた事から扶桑人に対する感情は最悪と言っても良いほどで、扶桑人相手だと良くて罵倒、悪くて無視するほどである。

 傭兵としては誠実な方で、余程のことが無い限りは依頼を投げだすことはない。

 依頼料はそれほど高くは無いが、撃墜したネウロイの数に合わせて上乗せしていくので、若干他の傭兵よりも最終的には依頼料が高くなる。

 

 

 とある事情でこの時代、この世界に転生してきた。

 転生特典は自分では設定していなかったが、『機動戦士ガンダム』シリーズの機体を身に纏う事が出来る。

 全ての機体を身に纏えるが主戦場が空の為、飛行可能か超遠距離狙撃が可能な機体がメインになる(アフリカ戦線等では飛べない機体も使用していたが)。

 一応、この世界が「ストライクウィッチーズ」の世界だと言うことは知っているが、第501統合航空団の面々以外知らない。

 第501統合航空団の面々で知り合いなのは『エーリカ・ハルトマン』と『ゲルトルート・バルクホルン』、『ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ』の三人。

 ミーナやエーリカ、バルクホルンとはカレー基地での戦いの際に縁が出来た。

 特にミーナとは重傷を負った彼女の恋人を連れ帰ったことから交流が始まった。

 

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機動戦士ガンダムシリーズ ,ストライクウィッチーズ 

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