闇ビーストテイマー・ナタ4
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フラウはバツが悪そうな顔をしています。

 

「私…アークの事が本気で好きだったの」

 

「それもわかってた!だから怖かったんだ。アークもおじさんみたいにおばさまに取られちゃうんじゃないかって…」

 

「でもアークはナターシャちゃんに夢中だったわ。私なんて相手にしてくれなかったもの…」

 

「おばさまがものすごい美人だって事くらい、私にもわかってるんだよ?」

 

「私…美人じゃないわ」

 

「それイヤミ?私みたいにお腹プニプニしてないじゃん!」

 

「ナターシャちゃんは妊娠してるからお腹が出て来てるのよ?」

 

「えっ!そうだったんだ…。アークの子供?」

 

「多分、そうでしょ?ナターシャちゃんが他の男と浮気してない限りは…」

 

「私が浮気なんかするわけないじゃん!」

 

「アークはナターシャちゃんから愛されてる自信がないと言ってたわ」

 

「アークっていつも自信満々な癖に、なんでそこだけ自信ないんだろー?」

 

「ナターシャちゃんが愛してるのは…ゲイザー様なんだって言ってたわね」

 

「おじさんは特別なの!勇者のオーラが凄過ぎて、人間嫌いのお師匠様にまで気に入られてるし」

 

「勇者のオーラ…。獣人は匂いで感じ取るんだけどオーラはそれと似たものかしらね?」

 

「おじさんはどんな匂いがするの?」

 

「優しく包み込む山のような匂いって言ったら良いのかしら?表現が難しいわ」

 

「山は空気が澄んでて良い匂いがするよねー」

 

…つづく

説明
どうしても書きたくて書いた裏の続き、第4話。
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