闇ビーストテイマー・ナタ5
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フラウは遠くを見るような目をして、懐かしそうに言いました。

 

「アークは大きくて深い海みたいな匂いだったわ」

 

「海は磯の香りが強いからアークの匂いはキツそうだね…」

 

「でも優しい人だとわかったわ。少し癖はあるけど匂いで悪い人ではないとわかるから」

 

「アークのオーラは、よく晴れた日の空みたいに青かったから、海の匂いって言うのは合ってるかもー?でもなんかたまに雷みたいなの光るんだけどね」

 

「空の色はアークのイメージにピッタリね!ゲイザー様のオーラは何色だったの?」

 

「不思議な色…。あんなのおじさんに会うまで一度も見た事なかったよ!黒にも見えるし、透明にも見える。夜空の色に近いかな?オーロラっぽいのも見えてたけど…」

 

「私のオーラは何色なの?」

 

「おばさまは真紅だね!真っ赤な薔薇みたいな濃い色」

 

「どうやら私はアークとは正反対みたいね…」

 

「うん、普通は赤と青のオーラの人は引き合わないのに不思議だった」

 

「最初はアークの事…嫌いだったの」

 

「うん、それも知ってるよー?なんで急に好きになったのか不思議で」

 

「私にもわからないの。気が付いたら好きになってて、ゲイザー様が生きてたら好きになる事はなかったと思うんだけど、今はアークの事が好きでゲイザー様を忘れかけてる…」

 

「アークはエッチな事が上手かったからじゃないの?」

 

「それは関係ないと思う…。今でもやっぱりゲイザー様の方が…、良かったなって思うから」

 

「そこがわかんないのー。私には理解出来ない感覚だから」

 

「ゲイザー様に抱かれてた頃を思い出すと、今でもドキドキするの…」

 

「おばさまのドキドキ感、おじさんが生きてた頃にすごく伝わってきてた」

 

…つづく

説明
どうしても書きたくて書いた裏の続き、第5話。
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