闇ビーストテイマー・ナタ33
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三日後にルークは約束通り本を返却に現れました。その後またいつものように調べ物を始めます。先輩の女性はルークの方を見つめてボーッとしていました。

 

「先輩!手が止まってますよー?サボらないでください…」

 

「ああ、ミッシェルから注意されるなんて…」

 

「ううっ…好きな人は歳上だから無理って言ってたけど、まさか先輩が本命だったなんて…」

 

「ゲオルグ様がそんな事を仰ってたの?」

 

「私は好みのタイプじゃないみたいなんです」

 

「そんな…!本気だったなんて…。てっきりご冗談だと思ってたのに…?」

 

「恋のライバルが先輩だったなんて、私もショックです…」

 

「ど、どうしたら良いの?デートのお誘い、またしてくださるかしら」

 

「うーん、しつこくして嫌われたら困るから、もう向こうからはお誘いはしないんじゃないかな?私、最初に誘われた時、断ったら二度目はない!って思って、即オッケーしちゃったし」

 

「私はもう二回お断りしてしまったから、後悔しているわ」

 

「二度ある事は三度あるって言いますよー?」

 

「じゃあ…次が最後のチャンスなのね?」

 

「先輩、なんかいつもと雰囲気が違いますね」

 

「そ、そうかしら…?どこが違うの」

 

「なんて言うか…目がキラキラしてる…」

 

「あの手の美形はロクな男じゃないって私の母が言っていたから、今までゲオルグ様の事を誤解していたのよ」

 

「だから何回も言ったじゃないですか!私の意見が正しいって認めてくれるんですね?」

 

「ミッシェル…、デートにはどんな服を着て行けば良いの?教えてちょうだい」

 

…つづく

説明
どうしても書きたくて書いた裏の続き、第33話。
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