闇ビーストテイマー・ナタ68
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ゲイザーはミケーラに冷たく言いました。

 

「もうあなたの言葉なんて絶対に信じない…」

 

「あなたにまで嫌われるのは辛いですね…。でも、私はあなたたちの味方なのですよ?」

 

ゲイザーが口をきいてくれなくなり、アークが答えました。

 

「嫌われて当然だろう?味方だと言われても信じる要素が一つもない」

 

「あなたの心眼では私のオーラが見えないのですか?」

 

「そのオーラの色に違和感がある。上から黒く塗りたくってあるだろう?」

 

「これからすぐナターシャとフラウがここへやって来ます」

 

「ゲイザーを助けに来るのだろう?けな気じゃないか」

 

「その時、オズワルドの指示通りに動いてください。決して逆らってはいけませんよ?」

 

「そのつもりですよ?逆らうとあの呪いで精神に直接、苦痛を与えられるから、本来ならば痛みの感覚がない天使にはキツイものがある…」

 

「あなたはフラウとナターシャに攻撃してはいけません。ゲイザーだけで戦って攻撃を仕掛けて欲しいのです」

 

「なぜ私がそんな事を…。嫌です!」

 

「そんな事をしたら僕だけ呪いを受けるじゃないか?」

 

「でもそれでみんな助かります。呪いの苦痛は一度だけ我慢してください」

 

「本当にそれでみんな助かるのですか?」

 

「私を信じてくれるのですね?ゲイザー」

 

「こんな女、信じない方が良いと思うぞ?ゲイザー!」

 

「でもこの人はユリアーノ様の事を私に教えてくださった。人を信じられないのは一番辛い事だよ?」

 

「信じて傷つくのは自分だけだろ?バカな男だな」

 

…つづく

説明
どうしても書きたくて書いた裏の続き、第68話。
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