聖ビーストテイマー・ナタ4 |
ローラは悩んでいるようでしたが、重たい口を開きました。
「実はね、ルークの事が好きな女の子にルークの家を知りたいって言われて、私と一緒に住んでるって言ったんだ。姓も同じでしょ?って」
「うん、それでどうなったの?」
「誕生日も同じだし、双子だったの?って聞かれたから、血は繋がってないけど親戚だよ?って答えたんだけど、そんなのおかしい!って言われちゃって…」
「家庭の事情がわかんない奴らには好きに言わせておきなよ?」
「その後ちょっと色々あってお父さんに相談したら、学園長にお話に行ってくれて、それ以来みんな私の事避けてるんだよね」
「えっ、端折られ過ぎてよくわかんなかった!どう言う意味?」
「だからルークと一緒に住んでるから…他の女子から嫌われちゃったの!」
「言ってる意味がわからないんだけど…」
「ルークはモテるから、みんな私が羨ましいんだよ…」
「ちょっと待って!それって僕は全然悪くないよね?」
「うん、だからルークは別に悪くないって言ってるでしょ」
「なんで部屋を別々にしなきゃいけないの?」
「もう年頃だから、その方が良いってお父さんが言って…」
「そんなの横暴だよ!ちょっと君のお父さんに文句言ってくる」
ルークはスクールバッグを投げ捨てるとゲイザーの執務室まで直談判に行きました。
「話なら家に帰ってから聞くよ?忙しいんだ」
「大事な話なんです!」
「君は私の娘のアウローラの事が好きなんだろう?アーク殿から聞いてるから知っているよ」
「ううっ…お父さん。なんでこいつにバラすんだよ!」
…つづく
説明 | ||
一応、新シリーズだけど本編の第3部・第4話。 | ||
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