いつになく強引なルークにローラは戸惑っていました。

「ルーク、お願いだからもう離して」

「嫌いだって言うまで離さないよ？」

「なんで嫌いって言って欲しいの？」

「それを聞いたら諦められるから…」

「無理やりキスした癖に…！本当に諦められるの…？」

「ずっと君にキスしたかったんだけど我慢してた」

「普通はちゃんと恋人になってから、キスするものだよ？」

「僕だってそうしたかった…。でも好きだと言えなくて悩んでたんだ」

また唇を重ね合わせます。何度も何度もキスを繰り返しました。

「もう…やめて…お願い…」

「君が悪いんだ…！こんなに好きにさせて…嫌いだと言わないから…」

「他に可愛い子たくさんいるでしょ？どうして私なのよ…」

「ローラより可愛い子なんてどこにいるの？」

「いっぱいいるわよ。もっと周りをよく見てみたら？」

「ローラしか見えない。他の子なんてどうでもいい！」

「たまたまそばにいたから好きになっただけでしょ？私じゃなくても良かったんだよ…」

「違う！僕にはオーラが見えるから。他の子は濁った汚いオーラをしてる」

「ああ、あなたのお父さんとお母さんもオーラが見えるのよね」

「ローラの名前、アウローラはオーロラと綴りが同じだけど、オーロラみたいなオーラだよ」

…つづく