聖ビーストテイマー・ナタ14 |
演劇を観に行った後に二人で出て来たところで劇団員から話しかけられました。
「君!ちょっと待って」
「はい、何でしょう?」
「脚本家が君を見てイメージにピッタリだって言うんだ。ちょっと楽屋に来てくれないか?」
ルークの彼女は先に帰らされてルークだけ楽屋に連れて来られました。
「メサイアのアークにそっくりだな」
「メサイアのアークは、確か僕の父のルシファーの昔の芸名ですよ?」
「どうりで似ているわけだ。メサイアは解散して活動はしていないようで、オファーを出しても全て断られてしまってね。困っていたんだ」
「父は政治家になったので、アイドルは辞めたと聞いています」
「君に今度の公演に出て欲しい。バイト代は弾むよ?」
「バイト代がもらえるんですか?デートのたびにお母さんにお金もらうの嫌だったし、ちょっとやってみようかな…」
家に帰るとローラの部屋のドアをノックしました。
「今宿題してるところなの」
「教えてあげるから僕のバイトの手伝いをしてよ」
「えっ、ルーク。アルバイト始めたの?」
「うん、今日演劇を観に行ったらスカウトされて俳優にならないか?って」
「すごいなぁ。俳優って儲かりそう」
「一公演につき十万ジェニーくれるってさ?」
「えーっ!そんな大金をバイト代でもらってる子、ルーク以外にいないと思うよ?」
「次の公演までにこの台詞全部覚えろって言われて、間違わずに覚えてるかチェックして欲しいんだよ?」
「分厚い台本…。これ全部覚えなきゃならないの?大変ね」
…つづく
説明 | ||
一応、新シリーズだけど本編の第3部・第14話。 | ||
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