聖ビーストテイマー・ナタ18 |
休憩時間になってローラと他の女子部員が、おしゃべりを始めました。
「ルークに言われて体術を始めたんだけど、意外に女子部に可愛い女の子が多くてビックリしちゃった…」
「体術は護身用で習う子、結構多いよー?私も痴漢にあったから痴漢対策で習い始めたし…」
「そうなんだ?体術って汗臭い男の格闘技だと思ってたわ」
「道具がいらないから剣術より始めやすいし、実用的でしょ?」
「うん、確かにそうだね。せっかくフルーレ買ってもらったのに、全然使わないまま剣術は辞めちゃったし…」
「魔術は頭良くないと使えないし、呪文や印を覚えるのが難しいし…」
「確かに私も魔術は記憶力が悪くて無理だったみたい」
「僕がこの前張ってた結界も体術ならすぐ破れたんだ」
「そうなの?教授たち大勢で頑張ってもなかなか破れなかったって言ってたけど…」
「ある一定のスピードで素手による攻撃を加えるとすぐに破れる仕組みだった。剣術みたいな硬い物質による攻撃と魔術みたいな実態のない攻撃に強い結界」
「そんな結界があるんだ?」
「僕にとっては一番破るのが困難だったけど、体術が得意なローラのお母さんなら一瞬で破っちゃうよ?」
「先生は第一級魔術師が多いし、騎士団は基本的に剣術が多いから、最強の結界かも?」
「ローラはお母さん似だと言ってたから、きっと体術の才能があるはずだよ?」
「自分にこんな才能があったなんて全く気付かなかったわ」
「ルーク君なら、いつでも女子部の見学に来ても良いからね!」
「本当に?また見に来るよ」
「さあっ!休憩時間は終わりよ?皆さん、打ち込みを始めてください」
…つづく
説明 | ||
一応、新シリーズだけど本編の第3部・第18話。 | ||
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