フラウはいつものようにグロリアと悩み相談を始めました。

「あなたの悩みは私よりも深刻だから聞いてるだけで胸が苦しくなる」

「いつも嫌な話ばかり聞かせてごめんなさい」

「ダーク様と結婚したら幸せになれるって思っていたけど、現実にはそう言うわけでもないのよね…」

「私は幸せよ？妻として大事にされてるのもわかってるから…」

「ミケーラさんだっけ？いや、マイケルって呼んだ方が良いかしら…」

「ゲイザー様は頭の良い人が好きなのはわかっていたの。私は頭があまり良くないから」

お酒の飲める店なので、フラウはお酒をグイッと飲み干して話し続けます。

「ミケーラさんと話してる時のゲイザー様を見てたら、女の勘でわかっちゃって…」

「辛いわよね…。ダーク様がゲイだって噂が、まさか本当だったなんて、私も思わなかったし…」

「アークの事も本当は好きなんじゃないか？って、たまに疑ってるの」

「うーん、メサイアのファンはみんなそう言ってるけど…。アーク様はノンケだから…」

「はぁ…、恋敵が同じ女性ならここまで悩まないんだけど」

その頃、ローラとジュリーはいつものように一緒にお風呂に入っています。お風呂場でローラはジュリーの体を見つめていました。

「そんなに見つめられたら恥ずかしいわ」

「ごめんなさい！ジュリーはスタイルが良いなぁって思って…」

「ローラもスタイル良いじゃない？」

「私は胸が大きいから太って見えない？」

「うーん、そのくらいのぽっちゃりなら男の子は好きだと思うわよ？」

「男の子には好かれたくないよ。私、実を言うと女の子の方が好きなの…」

「えっ？もしかして…ローラってレズビアンだったの」

…つづく