聖ビーストテイマー・ナタ138 |
ローラと一緒に書斎に行きました。ルークは鍵を閉めてから心眼で壁をチェックします。
「本当だ。壁の中に防音の結界が張ってある。半永久的に発動するタイプだな」
「ここなら話してても聞かれないかな?」
「うん、大丈夫だと思うよ」
「すごく怖かったの…。男の人ってどうしてああいう事したがるの?」
「あいつらになんかされたの?」
「うん、変な事しようとされたから、結界石使わないって決めてたけど使っちゃった…」
「ううっ…、良かった。もし何かされてたら、お父さんじゃなくて僕があいつらを皆殺しにしてたよ」
「でもルークはそんな酷い事できないよね?」
「わからないよ?僕はローラが思ってるほど、良い人ではないからね」
「ううん、ルークは多分大丈夫な気がする…」
「僕だってあいつらと何も変わらないんだ…。ローラの事めちゃくちゃにしたい!って思ったりする」
「思ってもしないでしょ?ルークは」
「したら嫌われてしまうから…。本当はしたいと思ってる」
「良いよ?ルークとならしても良いって思ってるから」
「本当は魔法で僕の思い通りにしたりも出来るんだ。ビーストテイマーは悪い奴が多いから、リリムお姉さんがもしゲイザーおじさん以外の男と主従契約をしてたら、無理やり襲われてると思う」
「ルークは私と主従契約したんだよね?」
「主人はローラだから使い魔の僕からはローラに手が出せない。ローラが命令しないと何も出来ないよ?」
「そうなんだ?じゃあ命令しないとキスもしてくれないのね…」
…つづく
説明 | ||
一応、新シリーズだけど本編の第3部・第138話。 | ||
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