聖ビーストテイマー・ナタ141 |
ルークはローラと二人並んで書斎のソファーベッドに寝転がっていました。
「何でも良いから命令してみてよ?使い魔は主人には逆らえないから」
「自分からせがむの恥ずかしいし、ルークがしたくないならしなくて良いよ…」
「僕はローラに言われて嫌な事なんかないから命令されれば何でも言う通りにするよ?」
「じゃあ手を繋いで…」
寝転がったまま毛布の中で指と指を絡ませて手を繋ぎます。
「手を繋ぐだけ?他にはお願いはないの」
「命令なんかしたくないから、ルークの好きなようにしたら良いよ?」
「僕に好きなようにして良いなんて言ったら何するかわかんないよ?」
「ルークは変な事しないってわかってるし…」
「僕、いつも自分の部屋でローラに酷い事をする妄想をしてたんだ…。そんな事ばかり考えてる自分が許せなかった」
「そうなんだ?ルークがそんな事考えてたなんて意外」
「僕の事、軽蔑したかい?」
「ううん、私も変な事ばかり考えてたから…」
「ローラも考えるんだ?どんな事考えてたの」
「ルークに無理やり襲われてた」
「僕の考えてる事がローラに伝わっちゃったのかな?言霊は使えなかったはずなのに…」
「でも嫌じゃなかったよ?」
「僕の妄想ではローラは嫌がってたけど」
「うん、多分ルークと同じ事考えてたんだと思う」
…つづく
説明 | ||
一応、新シリーズだけど本編の第3部・第141話。 | ||
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