聖ビーストテイマー・ナタ217 |
ルークとローラがいなくなった後にアークが帰宅しました。スノーが玄関まで出迎えます。リリーとゲイザーはくっ付いて気持ち良さそうに眠っていました。
「今日は帰りが早いのだな?いつもは暗くなってから帰宅するだろう」
「まだ仕事中だよ?闇市の盗難事件の調査を頼まれてね…」
「それはルークが犯人だ…。カードはここにある」
「やはりそうだったか…。まあ適当にごまかしておくが、このカードをどうするかだな」
「カードの封印を解いて逃がしてやる事は出来ないのか?」
「僕の経験上、それはあまり推奨出来ない。これだけ力のある魔物が大人しく帰るとは思えないよ?」
「うむ、お前が説得を試みてなんとか出来ないものか」
「説得する為には色々と準備が必要だな」
「一体、何の準備だ?」
「ルークの力を借りる。ウィルスは信用出来ないからな。ウィルスと同じ結界をルークなら張れるはずだ」
「お前には張れないのか?」
「僕は結界に関しては専門外なのでね。単純な結界なら張れるが、これだけの魔物が一気に攻撃を加えれば、僕の結界はすぐ破られてしまうだろう」
「お前の結界と言うのはどんな結界なのだ?」
「僕の最大ライフと防御力を持った結界だよ?人間でも第一級魔術師、十人がかりなら半日で破れる」
「お前は第一級魔術師が十人、相手だと簡単に倒されてしまうのか?」
「人間ごときに僕は倒せないさ?結界は敵の攻撃を躱したりしないからな。耐久力には限界があるよ」
「なるほど…。ではルークの張れる結界と言うのはどのような結界なのかな?」
「闇市のテントに張ってあったやつだ。あれならこの魔物が束になったって破れないだろう」
…つづく
説明 | ||
一応、新シリーズだけど本編の第3部・第217話。 | ||
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