聖ビーストテイマー・ナタ280 |
結局、メイドに添い寝をしてもらう事になりました。ルークが服を着るように頼んでも着ようとしません。
「試験のある日はいつも優しくなるけど、今日は一段と優しくてキュンキュンしちゃう」
「試験のある日必ず優しくなるって事は…中身が入れ替わってるって事か」
「初体験のウブな男の子みたいに可愛い」
メイドは胸を押し付けるように抱き締めて来ました。マキャヴェリの姿になってもルークの体の一部はローラ以外には無反応です。
「このメイドさん…。リリム姉さんにそっくりだ…。僕の一番苦手なタイプだな…」
「ん?リリム姉さんって誰ですか…」
「いや、こっちの話だから気にしないで?アカデミーの知り合いのお姉さんの事だから」
「マキャヴェリ様、またメイドのスカウトで可愛い子をチェックしてるんですか?」
「メイドもスカウトで雇われてるんだね」
「この前もエレンって名前の子をスカウトするって言ってたけど断られちゃったんですよね」
「エレンは僕の元カノだな…。占い師になったって聞いてたんだけど」
「マキャヴェリ様の元カノだったなんて…。そんな女性がいたって話、聞いてないです」
「それもこっちの話だから…。メイドと占い師はどっちが給料が良いの?」
「年配のメイドはそんな高くないと思いますけど、若いメイドなら結構もらえると思います」
「給料が良いのにどうして断るんだろ?」
「夜のサービスが嫌で辞めちゃう子も多いですからね。私は好きでやってるので天職だって思ってますけど?」
「リリム姉さんにもメイドに就職するように薦めておこうかな?いつまでもあの家でダラダラさせてたら、フラウおばさんに申し訳ないし」
「新しいメイドが来たらマキャヴェリ様が私の相手してくれなくなるから寂しい…」
「安心して。明日になったらきっと君の相手をするようになると思うから」
…つづく
説明 | ||
一応、新シリーズだけど本編の第3部・第280話。 | ||
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