恋姫無双 天の御遣いの物語 7話
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水関の前までやって来た俺達だったが、関羽の嬢ちゃんがいくら挑発してもでてこない

 

「なかなか出てこないな。華雄って我慢強い将軍だったか?」

 

「多分、同じ場所を守っている張遼という武将が抑えているんだと思います。」

 

「なるほどねー、そういや華雄って蘭華の奴に負けたことあるんだよな、孫権?」

 

「・・・・ああ、それがどうかしたか?」

 

ふむふむ、ならそれをネタに釣ってみるか・・・・

 

「んじゃ、俺が挑発に行くか」

 

「貴様にできるのか?さっきから関羽が挑発しているが出て来ないんだぞ?」

 

「んなもん、頭を使えばすぐに出て来るさ。」

 

まぁ、出て来なくても蘭華の奴に責任なすりつければいいし。

 

 

「関羽の嬢ちゃん、俺が挑発するから、自分の部隊に戻ってな。」

 

「そうか・・・・すまないな北郷殿」

 

「気にすんなって。」

 

関羽の嬢ちゃんが戻っていくのを見て水関に目を向ける

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「あー、聞け!!華雄!!我が名は北郷!!天の御遣いなり!!貴様我が主孫文台に破られた。ならば家臣である我などに破られるのそうも時間もかかるまい。違うと言うのなら我が頸を取りに来い!!出来ればの話だがな!!負け犬の華雄よ!!くっくっく・・・・はーはっはっは!!」

 

ふっ我ながらすげー挑発だ・・・やり過ぎたか?・・・まぁいいや・・・

 

「オジちゃん凄かったのだ!なんかどっちが悪なのかわからなかったのだ」

 

「挑発っていうのはこう言うもんだ。で、敵の動きはどうだ?」

 

「はわわ、北郷さんのお陰で華雄さんの部隊、3万がきそうです。」

 

「んじゃ、華雄は俺が引き受けるから頑張ろうぜ。」

 

「でも鈴々が見つけたら鈴々が華雄を倒すのだ。」

 

「そんぐらいの意気込みだったらまぁ大丈夫だろ。」

 

 

 

〜side孫権〜

 

あの男が華雄を挑発し、案の定華雄は突撃してきた。

 

「タダ者ではないという事か。」

 

剣を振るいながらもあいつのことを考えてしまう。

 

「おのれ!!どこだ北郷!?」

 

!!華雄だと!?ちっ、こっちに来てしまったか

 

「貴様は・・・孫堅の娘か・・・・まずは貴様を血祭りにしてくれる!!」

 

「やれるものならやってみろ華雄!!」

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華雄の斧が縦に振り落とされるのをかわしながら剣を振るうがすべて読まれている

 

「どうした!?そんなものか!?」

 

さすがは猛将ということか歯が立たないとは・・・

 

「これで終わりだ!!死ね孫権!!」

 

ここまでか・・・・・そう思い眼をつぶるが一向に衝撃が来ない、そしてあの男の声が聞こえた・・・

 

「諦めてんじゃねぇよ!!」

 

「な・・・・貴様、何故?」

 

「今、テメェに死なれると困んだよ、俺が!!」

 

そう言い、北郷は華雄を睨みつけた

 

〜side孫権 終了〜

 

 

あっぶねーーー、孫権が殺される前に来れてよかったぜ。まったく・・・・

 

「貴様が、北郷か・・・私を侮辱した事後悔させてやる!!」

 

「やれるもんならやってみな!!返り討ちにしてやっからよ!!!」

 

「死ね!!北郷ーーーーー!!」

 

突進をしてくる華雄だが、動きが単調すぎる。

 

「甘いんだよ!!」

 

天狼を振るい奴の斧を弾く・・・・そこだ!!!

 

「おらぁぁぁぁぁ!!」

 

ガラ空きとなった奴の腹に鉄拳を入れ気絶させる

 

「華雄討ち取った!!華雄の兵たちよ!!命が惜しくば抵抗せず投降せよ!!」

 

これでまずは第一段階は成功だ・・・・

 

「おい、何故殺さない?」

 

「こいつには内部の情報を洗いざらい吐かせるんだよ。董卓が本当に悪政を敷いているのか、とかよ。」

 

「そうか・・・・」

 

そう言い孫権は俺の横を通り過ぎていく

 

「さっきは、助かった、ありがとう・・・・」

 

小さくだが礼を言うのが聞こえた・・・・可愛い所もあるじゃねぇか

 

「さてと、俺もこいつを連れて蘭華の処に戻るか・・・」

 

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「で、華雄を捕虜にして戻って来たと言う訳だけど、どうするのこれ?」

 

蘭華が笑顔になって聞いているが目は笑ってない

 

「今から聞くことがあるんだよ。黙って見てな」

 

そう言い華雄の方へ体を向ける

 

「・・・・貴様らに話す事などない」

 

「あー別に聞くことは一つか二つだからよ。まずは、董卓って悪政を敷いているって言われているんだけど、本当はそんなことしていないんだろ?」

 

「どういうこと?袁紹が嘘の檄文を送ったって事?」

 

雪蓮が代表として聞いてくる

 

「明命に極秘で洛陽に偵察に行ってもらったら、町は平和だったらしいぜ。」

 

「本当か?明命」

 

「は、はい。一刀様に頼まれて偵察に行かせて頂きました。」

 

「なら、なんで私に報告しなかったの?」

 

「報告したところで、お前が出陣を取り下げると思うか?」

 

「むぅ。今回だけだからね。次は私にいいなさい。明命もよ。」

 

「は、はい。申し訳ありませんでした。」

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会話が終わったところで華雄の方へ再び体を向ける

 

「で、どうなんだよ実際?」

 

「・・・・・貴様の言う通りだ。月様・・・董卓様はそんな事はしていない。今回の事で民たちが暴れだしたくらいだ。」

 

「なるほどね。どうするよ蘭華?」

 

「はぁ、なら董卓を保護でもしようかしらね。」

 

「いいのですか!?母様、その事がばれたらどうする気ですか!?」

 

「死んだって情報を流せばいいだけだ。」

 

「そういう事よ。頭を使いなさい蓮華。貴女は固すぎるわ。」

 

「本当に救ってくれるというのか?何故そこまでする?」

 

華雄が俺と蘭華に問いかける

 

「董卓に罪はねぇんだ。そしてその事を知っているのは俺等だけ。」

 

「救うというのは私達がしたいからすることだし、貴女や呂布といった将を手にいられるんだから、得をするというのもあるわ」

 

「分かった貴様たちに下ろう。だから頼む月様を・・・・董卓様を救ってくれ!!!」

 

涙を流しながら土下座をする華雄・・・・いい奴じゃねぇか

 

「任せな。だから顔あげな。せっかくの美人が台無しだぜ」

 

「すまぬ、私の名は華雄、真名は楓だ。孫堅殿にお預けいたす」

 

こうして、華雄が仲間になった形で水関の戦いは幕を閉じたのだった

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〜後書き〜

 

 

どうもaltrnaです

 

 

すこし更新が遅れて申し訳ないです。

 

次回の更新ですが未定になりそうにです

 

 

必ず完結はさせるので生暖かい目で見守ってくれるとうれしいです。

説明
更新遅れて申し訳ないです。

初めて戦闘シーンを書きましたが短くなってしまいました。

難しい・・・・
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コメント
スターダスト様>年上キャラはかっこよくないとwwww(altrna)
一刀の年上キャラめッちゃかっけwwww続き早く読みたい!(スターダスト)
ブックマン様>珍しいパターンですね。呉√では月達は名前しか出てないですからね。(altrna)
キラ・リョウ様>主人公は強くないと面白くないですからねwww(altrna)
呉に華雄が仲間になりましたね。珍しいパターン?(ブックマン)
この一刀かっこいいなぁwww  しかも強いし。(キラ・リョウ)
HIRO様>男前すぎましたね。次回も楽しみにしていて下さい。(altrna)
影亜様>期待に応えられるように頑張ります。(altrna)
一刀が男前ww次回楽しみにしています!!(HIRO)
一刀がハードボイルドでかっけぇw戦闘シーンの少なさは他の部分で補えばなんとかなるよ、うん。次回に期待(影亜)
jackry様>初めてだから書けてないですね。次回も期待に応えられるように頑張ります。(altrna)
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