ぽちゃドキ大作戦!(前編) |
僕の名前は藍原博則(あいはら・ひろのり)、どこにでもいる高校2年生。
普通の学園生活を過ごしていたら、ある時転校生がやってきてね。
その子が来てから、学園生活が変わったんだ…
「おーい、藍原!」
「なに、新倉。」
「今日、転校生が来るって知ってたか?」
「知らないけど…で、どんな子なんだ?」
「藍原の性癖に合う娘みたいだよ。」
新倉が自慢げな顔で見てきた。
「性癖に合う娘って、なんで僕の性癖知ってるんだよ。」
「だってさ。いつもふくよかな女の子ばっか見てるじゃん。」
僕は自分の性癖を隠そうと、否定したが通じなっかった。
いつもの読書の時間が終わると、朝のSTが始まる前に先生が入って来てクラスメイトの前に立った。
「転校生を紹介するぞ。さあ、入ってきなさい!」
「こんにちは、皆さん。私の名前は町田ほのか(まちだ・ほのか)です。」
「みんな、仲良くするように」
こうして、町田さんは僕のクラスメイトになったのだった。
朝のSTが終わると、女子生徒4人が町田さんに話しかけてた。
「こんにちは、町田さん。私の名前は名取陽菜(なとり・はるな)。よろしくね!」
「あっ、はいよろしくお願いします。」
「私は夕張瑠璃(ゆうばり・るり)だよ〜」
「私は長良怜奈(ながら・れな)だよぉ!」
「私は川内香奈枝(せんだい・かなえ)、夜更かししたかったらいつでも言ってね!」
「夜くらい寝てなさい。」
「全く、夕張はまじめだなぁ…」
夕張に突っ込まれた川内は少し肩をすくめた。
「はい、皆さん。よろしくお願いしますね。」
「そうだ!友達になりましょう!」
「あ、ありがとうございます…♪」
町田さんは少し照れながら、笑顔で「はいっ!」と返事をした。
返事をし終わると、町田さんは4人の質問に丁寧に答えていた。
「どこに住んでたの?」 「山梨県の田舎のところです。」
「好きな食べ物はなあに?」 「えっと、お肉とか好きですよ。」
「スリーサイズは〜?」 「い、言いませんっ!」
「好きなスポーツは?」 「えっと、スポーツ苦手なので…」
「おい、藍原!おいって!」
新倉に声をかけられて我に返った。
「んあっ…!なに、新倉。」
「ずっとぼーっとしてどうしたんだ。」
「別に…」
「あっ、わかった。町田さんのことが好きなんだろ。」
「なっ!違うって!」
「内緒にしておくからさ。」
「ぜったいな。実は好きなんだ。あの歩くたび揺れるお肉で癒されたいんだ。」
「藍原は筋金入りだな。わかった…」
新倉は立ち上がった。
「俺が手伝ってやる。ただし、藍原が決定打を打て。」
「うん!」
こうして、ドキドキの学園生活が始まったのだ。
「町田ちゃん、これ職員室に持ってきてね」
「あっ、はい。わかりました!」
「あ、あの!」
「どうしましたか?えっと…」
「あっ、すみません…僕の名前は藍原博則です。」
「私、町田ほのかです。よろしくお願いいたします。」
「よろしくお願いします。その荷物、持ちますよ。」
「ありがとうございます。」
優しくしていくうちに少しずつ町田さんも好きになっていった…
「あ、あの…名取さん」
「町田さん、どうしたの?」
「あの…好きな人ができてしまって…」
「だれ…?もしかして藍原くん?」
「なんでわかるの!?」
「だって、藍原くんと話してるとき嬉しそうだからね!」
「ふぇっ!顔に出てたの!?」
「うん、でも町田さんなら付き合ってくれると思うよ〜可愛いし、料理上手だし、やさしいし」
「でも、ぽっちゃりだし…」
「だから、付き合ってくれると思ったんだけど。」
「えっ!?」
「最近の藍原くん、町田さんの子とみてるし、町田さんにやさしいし…」
「そう…なんだ…告白してみようかな」
町田さんはある決心をした。
町田さんは藍原くんに告白するため、靴箱に手紙を入れた。
「おい、新倉!」
「どうした、藍原!」
「僕の靴箱に手紙が入ってた!」
「なんだって…!」
「しかも誰が送ったかわからないし…」
「中、見てみようぜ!」
中には「放課後、教室に残ってください。」と書かれてあった。
「これもしかして…」
「果たし状?」
「違うだろ、ラブレターだよ」
「あぁ、そっちか」
「決定打を打たなきゃな。」
「うん…」
僕は手紙の通り、教室に残った。
そこには町田さんが残っていた。
「えっと…町田さん?」
「はい、実は…藍原君のことが好きでした!」
「えっ!?」
「こんなぽっちゃりしてて、かわいくないけど…付き合ってください!」
「町田さんのぽっちゃりしてるところとか好きだし、かわいいと思う。はい、喜んで!」
「あ、ありがとうございます!」
こうして、2人は仲良く手をつないで帰ったのだった…
説明 | ||
主人公の藍原はぽっちゃり転校生の町田と出会う、そこから始まるラブストーリー。 今回は付き合うまでです。後編はまた次回…♪ |
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コメント | ||
コメントありがとうございます!そうかもしれませんね…!可愛いぽっちゃり女子が転校して来て、恋人になるなんで…羨ましいっ…! きっと、幸せなラブラブ生活が送れると思いますよっ♪そうなんですね…!読んでみよっかなぁ?♪(赤城まや) きっと藍原くんはこの時多分一生分の幸運を使いきったと思います!藍原君羨ましすぎる!!因みにポチャ娘の転校生物の漫画だと川崎のぼる先生の「花と龍」が自分が読んだ初めての漫画だったりします (^-^) (彩花) |
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