ルークは感極まってローラを抱きしめていました。

「ごめん…。もうこう言う事はしないって決めてたのに…」

「ううん、やっとしてもらえた…。ずっと寂しかったんだ」

「そばにいるだけで幸せだと思ってたのに、そばにいると触れたくなる…」

二人は久しぶりのキスをします。

「もうしたくなくなっちゃったのかと思ってたよ」

「まさか！ずっとしたかったのを我慢してたんだよ？」

「ラブラブに戻れたのはピンクのネクタイのおかげなのかな？」

「今…僕のオーラ、ピンクになってる？」

「ちょっとピンクになってるね」

「君のオーラはピンクにならないんだ…」

「ピンクは恋のオーラだっけ？」

「そう…情熱的になると真紅になる」

「多分、私は他の人みたいに誰か一人に夢中になる事がないんだと思うけど、この人を大事にしなきゃ！って思う事はあるよ」

「僕がローラに夢中なのはわかってる？」

「うん、どうしてそんなに夢中になれるのかはわかんないんだけどね」

「僕にもわかんないよ。でも君のそばにいるとどうしようもなく…好きなんだ」

「私もルークの期待に応えようと思って頑張ってるんだよ。でも全部、空回りしてる。アルバイトしても、お給料少ないし…」

「気持ちはすごく嬉しいんだけど、無理だけはしないで欲しい」

「でも頑張らないと嫌われちゃうんじゃないか、って不安なんだよ」

…つづく