それから一時間はたったが…

黒夜｢何にもないなぁ…｣

暇なので周囲の草花を採集してる｡後で実験に使おう

っと､騒がしいな…

黒夜｢どうしたんだ?｣

兵１｢何でも孫堅様が毒の矢で打たれたらしいぞ!｣

黒夜｢何だと!?行ってみる!｣

俺はそういって馬に乗って駆け出した

黒夜｢雪蓮!!芙蓉さんは!?｣

雪蓮｢黒夜!こっちよ･･･｣

案内してくれたが芙蓉は何も言わず上を向いていた

冥琳｢黒夜…来たのか｡｣

黒夜｢ああ､症状は?｣

蓮華｢死んでは居ないみたいなんだけど･･･今､祈祷師を呼んでるわ｡｣

雪蓮｢祈祷師なんて役に立たないわよ｡｣

黒夜｢その意見は俺も賛成だ…どれ､失礼｡｣

そういって俺は芙蓉の体を調べ始めた

思春｢黒夜!貴様何を!｣

黒夜｢黙ってろ…こいつは…ゾンビパウダーか…なら仮死状態だな…｣

隠｢存備派鵜陀亜(ぞんびぱうだあ)ですか?｣

黒夜｢なんか変換が違うような…まぁいい｡簡単に言えばまだ治療は可能って事だ｡｣

ゾンビパウダーとはブードゥー教に伝わるとされる催眠された死人(死んではいないが死亡とされた

人)を作るための薬だ

雪蓮｢それ本当!?｣

黒夜｢ああ…本当だから頭揺らさないで…吐きそう｣

冥琳｢雪蓮､やめなさい｡それで黒夜､任せていいのね?｣

黒夜｢おう､俺は彼女に拾われてきたんだ｡恩ぐらい返さないとな｡｣

思春｢もし失敗したら…｣

黒夜｢そんときゃ首でも何でも持ってけばいい｡｣

そういって皆を天幕から放り出して治療を始めた

黒夜｢しかし何でこんなとこに白花洋種朝鮮朝顔なんてあったんだろうな…何者かが関与してる

か･･･｣

俺は考えながらも治療を続ける｡ちなみに毒に関しては忍としての知識が役に立つ｡

祭｢黒夜!芙蓉殿はどうなった?｣

俺が天幕を出て即座に聞かれた

黒夜｢大丈夫だ｡すぐに直る｡｣

皆｢よかったぁ･･･｣

芙蓉は慕われているんだなぁ…って孫堅生き残ってるけどこの世界大丈夫…だよな?

華陀｢ウム､俺のゴッドヴェイドーと黒夜の忍び薬物学の融合だ｡確実に治る｡｣

彼の名前は華陀､真名はないらしいがたまたま近くの村にいた医者で俺のこの世界初の男の親友で医

療の腕とその熱い魂は本物｡

しかし…ゾンビパウダーなんてこの時代にあったのかは知らないが何者かが関与してるんだろう…

俺の仲間を狙ったんだ…確実にぶっ潰す!

???side

そのころ某所では

???｢何だ…この寒気は…｣

???｢左慈･･･寒気がするなんて風邪かもしれません!添い寝してあげるから一緒に寝ましょう!｣

左慈｢来るなぁ!朽ちはてろぉぉぉ!｣

ということが起きていたらしい