連載小説2
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「〜〜であるからして、みなさんは本校の生徒となった事を誇りに思い、

節度と自覚を持って、これからの三年間を過ごしてください」

 

「はぁ」

校長先生の話、なっが〜。

これって、どこでもそうなのかな。

それとも、話の長さが校長先生の資質?

 

私がため息まじりに話を聞いてると、斜め前の方にいる子(隣のクラス)が、

こっちの方を向いた。

 

「〜〜〜っ!」

 

振り向くなりにやりと笑って、すぐ前に向き直る。

中学からの友達の楓だ。

楓の奴は、今朝体育館で私を見つけるなり、笑い飛ばして来たのだ。

 

「えりか、なにその前髪! ぱっつんぱっつんじゃん!」

「開口一番うるさいなぁ。切りすぎたから整えただけだっちゅうに!」

 

気心の知れた友達だからこそこういう事も平気で言ってくるんだろうけど、

自覚があるだけにムカつく。

 

私だって、変なのくらい知ってるちゅう!

 

だから、そんな私をからかう為だけに、こっちを向いたんだ。

 

「(くそ〜っ!)」

 

心の中で舌打ちをして、心の中で地団駄を踏む。

 

正直、これが高校生活の始まりで、いいの?

 

〜つづく〜

説明
連載小説の続きです。
細切れで進んでいます。
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