ツェンダオ(レッ | 次 |
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FAコンペ「P3コン」参加作品になります。 ペレグリンNo.22 罪状:作戦行動中に上官の新築一軒家を発破した容疑 使用キットは「ジィダオ」及び楠井一様製作のガレージキット「ツェンダオ改造パーツ」を軸に各種MSGを用いて製作しました。 名前の由来ともなっている赤い線の塗装は、越えてはならない一線を越えて囚人となった現状をペイントと名前で表現する、そんな精一杯の洒落っけです。 以下設定です。 機体解説 JX-25T〈レイダオ〉の改修プラン用に開発されたパーツが懲罰部隊に流れ、これを用いて製造された機体がJX-25Z'〈ツェンダオ(レッドライン)〉である。 オリジナルがT型ベースだったのに対し、本機はF型をベースとし、また各装備の配置も大幅に変更されたため、外観は大きく異なっていた。 その差は見た目のみならず性能面にも大きな違いを見せており、オリジナルが高機動・強襲を主眼に置いていたのに対し、本機は徹底的な汎用化が図られている。 機体をベース機・飛行ユニット・ウェポンマウントら3つのユニットへと分割し、作戦に応じた装備をそれらに追加、削減する事であらゆる任務に対応させた。 また、オリジナルにあった可変機構は装備配置の都合上排除せざるを得なかったが、ベースをF型に変更したことにより航続距離は上昇している。 以上の改修を施した結果として、本機はJX-25F〈ジィダオ〉の純然たる強化発展機のような性能を手にすることとなった。 余談 機体のあだ名ともなっている〈レッドライン〉この由来たるペイントはロールアウト当時からあったものではなくパイロットの要望で追加されたものらしい。 パイロット:ケヴィン・ストーナー 懲罰部隊ペレグリンに所属するNo.22の囚人、34歳。 服役前は防衛機構にて空戦FA部隊の隊長を勤めていた。 とある作戦行動の最中、撃ち漏らしたアントが市街地に逃走したとの報告を受ける。損害を出すまいと彼も現場に急行し、辛くもこれを撃破した。 が、アントを撃破した際に放った流れ弾は家屋に命中。しかもそれは、不幸にも彼と折り合いの悪い上官がついこの間新築したばかりの一軒屋であった。 この一件は査問委員会にかけられる事態となり、厳正な判断の結果か、はたまた上官の横暴か、裁判にて実刑を言い渡される。 判決から程なくして、懲罰部隊「ペレグリン」への入隊を命じられる事に。 入隊当初は一連の騒動が発端となり精神的に弱っていた故か「俺は何もできない役立たずさ」と自らを卑下するばかりであったが、試しにFAに乗せてみたところ、いかなる戦況でいかなる種の機体を扱わせても並以上のスコアを叩き出した事から、マルチロールファイターとして再設計された「ツェンダオ」を支給される。 専用機を得て懲罰兵生活に慣れきった頃には、メンタル面もすっかり持ちなおしたのか服役前と変わらぬ状態に戻っていた。 最近では専ら味方機の護衛役としての立ち回りが板に付き、「勝つ戦いより負けない戦い」を信条に部隊の生存率を上げるべく奮闘している。 CC.2■■年 ■■月■■日 T国TYC巨大要塞攻略作戦の折、No.22はロストした。 -以下、回収部隊のデブリーフィング- 回収部隊、戻りました。 No.22の機体は案の定バラバラで見る影もありませんでした。 幸い胸部ブロックを拾えたので一応確認してみたんですがね、コックピットは完全に焼かれて肉片ひとつ残ってませんでしたよ。 かろうじて帰還した他の囚人も墜落と同時に派手に爆発したのを目撃していました。状況から死亡したと見て間違いないでしょう。 以上を持って回収任務は終了させて貰います。引き続きパイロットの捜索は続くんです?タフですねぇ、もう死んでると思うけどなぁ。 -後日談- そういえば聞いたか?防衛機構勤務の男性宅、二度目の爆発ってニュース。 前ここにケヴィン ストーナーっていたろ?ほら、元22番の。なんでもその家ってアイツが発破した家らしいんだよ。 ...そういえばアイツ「釈放されたら今度は故意にヤツの家を発破してやる」って息巻いてたっけなぁ。 まさか...な。 |
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