JX-25F/RC フラン
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説明
JX-25F/RC フランカー・トニトリス

P3コン参加作品
罪状:
「友軍への攻撃」「民間人殺戮」「国家への反逆」

装備:
・ACS-14GP+ETS-07BP[アンドロメダ・エクスターミネーター]戦術高出力レーザー複合兵装システム(アンドロメダ)

・MWC-18RP[メデューサ]電磁パルス電子攻撃システム

・MGL-067F[コルセア・ボア]多目的大型弾頭運用射撃システム

・[ディザスター]FA携帯汎用投擲爆弾


概要
 ユーラシア大陸中部の治安維持、対無人兵器群迎撃を担当する地球防衛機構ユーラシア方面軍(ロシア方面軍)の航空攻撃フレームアームズ。
 機体名は地球防衛機構の命名方式に従いラテン語で命名され『雷(tonitrus)』を意味する。ロシア方面軍主力FA[フランカー・ヴェントゥス]と同じく[フランカー・シリーズ]に属する。トニトリスは攻撃機に区分されるが高い電子支援能力を有し電子支援機としての役割も兼ねる。絶大な威力を誇る高出力レーザー兵器[アンドロメダ・エクスターミネーター]戦術高出力レーザー複合兵装システムを装備する。

開発
 開発は先行量産型[フランカー]シリーズのデータを基に[ヴェントゥス]と同時平行で行われた。当初より[ヴェントゥス]は高機動戦闘能力を重視した航空戦闘FAとして、[トニトリス]は高火力、重装甲、友軍への支援能力を重視した航空攻撃FAとして開発された。
 フランカー・フレームが非常に高いマシンポテンシャルを有していたこともあり[ヴェントゥス]の開発は順調に進んでいた。しかし[トニトリス]にはただ一点、問題が存在した。それは『ACS-14GP+ETS-07BP[アンドロメダ・エクスターミネーター]高出力戦術レーザー複合兵装システム(以下:アンドロメダ)]運用能力』であった。
 ロシア方面軍はフラッグシップであるフランカー・シリーズに最新技術を用いたレーザー兵器を搭載することで他勢力FAに対して差別化を図ろうと考えていた。その中でも最も重要視されたのが[アンドロメダ]である。これは[ヴェントゥス]に装備されたレーザー兵器とは異なり、非常に高い威力を誇ると同時に『理論上ではTCSを貫通可能な兵器』とされた。当時日本国や地球防衛機構中央軍(欧州)等の筆頭勢力はTCS制御能力を有する決定打を持っていなかった。[アンドロメダ]の実用化は地球防衛機構や日本国に対するアドバンテージ、敷いては抑止力になりうる。このような政治的思惑も相まって[トニトリス]への[アンドロメダ]の付与は必須とされた。しかしフランカー・フレームは[アンドロメダ]を運用出来るだけのキャパシティを持たず、特に出力不足は最大の問題とされ、開発は暗礁に乗り上げつつあった。
 この問題を解決したのは追加拡張骨格[E.A.ユニット]である。これはトニトリス用に開発された追加拡張骨格。最大の特徴は2基の外部動力である。これは[アンドロメダ]の運用に当たって不足出力を補うために装備されたもので、これによりトニトリスは[アンドロメダ]運用の最大の障害である出力不足を克服。更に高出力化による積載許容重量の増加は重装甲化、演算ユニット追加による火器管制能力の向上などトータルスペックの向上に成功した。一方で過剰積載の結果、機体重量が増加。機動力が大きく低下したものの、攻撃機の特性上問題視されることはなかった。こうして[アンドロメダ]運用能力を獲得したフランカー・トニトリスは完成を迎えることとなる。

ACS-14GP+ETS-07BP
[アンドロメダ・エクスターミネーター]高出力戦術レーザー複合兵装システム(略称:アンドロメダ)
 [フランカー・トニトリス]に装備されたレーザー兵器。[フランカー・ヴェントゥス]に装備された戦術レーザー兵器を遥かに凌ぐ破壊力を誇る。威力を維持したまま6秒間の照射が可能であり、照射中に砲門の向きを変えることで広範囲に『薙ぎ払い』を行うことが可能。月無人兵器群アントシリーズによる物量攻撃に対するカウンターとしての大いに期待された。それ以上に理論上はTCSを貫通することが可能とされ、ロシア方面軍の対無人兵器戦争の切り札とされる。
 月無人兵器戦争最大の障害は『神秘の盾』と揶揄され、時には説明のつかない現象すらも引き起こす『TCS』とそれを操る最高位無人FA[フレズヴェルク・シリーズ]...[アンドロメダ]であれば『TCS』を破ることが出来る。
 現状、地球防衛機構はフレズヴェルク・シリーズに対し消耗を前提とした火力の集中投入でしか撃破出来ておらず、日本国は『メンタル・バースト(搭乗士の精神をトリガーとしてFAがマシンスペック以上の力を発現する謎の現象。現段階では日本国FAにのみ発現が確認されている。)』という『科学的根拠のない偶然』でしか対抗できない。[アンドロメダ]の実戦投入と配備は、ロシア方面軍にとって仮想敵勢力に対するアドバンテージ、そして抑止力になりうる切り札としてフランカー・シリーズを中央とした再編計画の要とされた。
 [アンドロメダ]今までに類を見ない大出力でのレーザー射撃ということで既存の照準システムでは制御できないため、制御には基部ユニット上部に装備された大型レーダーユニットを必要とする。このレーダーユニットはレーザー攻撃時以外では純粋な電子支援ユニットとしても機能する。
 絶大な威力を誇る一方で非常に重く、これを装備する本体に対しフレーム強度と出力、レーダーユニットを制御するための高度な処理能力を要求した。トニトリスはこれを運用するための運用プラットフォームして開発された。
 [アンドロメダ]はその開発経緯は不明瞭な点が多く、アンドロメダに用いられた技術の出所については様々か憶測が飛び交っている。特にシベリア事件(礫国のカソアリウス)と同時期に中央軍によって運用していた[イージスジャイヴ・ユディシウム]との類似点が多いことから技術提供があった可能性との見方も強い。しかし現在ロシア方面軍と中央軍は決別関係にある。この状況で中央軍が技術提供を行うメリットが存在しないため、信憑性に欠ける。
 しかしながらロシア方面は対無人兵器に勝利するため、そして中央軍から独立を勝ち取るためにも、この出所不明な兵器に頼らざる得ないのが現状であった。
 
機体性能
 同系列機[フランカー・ヴェントゥス]と比較するととても重く、加速、運動性、格闘戦能力において劣る。その一方で最大速、耐久性、出力において勝る。演習において極近接戦闘(取っ組み合い)に発展した際は自重と高出力を活かしてヴェントゥスを組伏せて勝利判定を挙げるるなどポテンシャルの高さが示す結果を残した。
 対無人兵器作戦時ではトニトリスを隊長機としその直衛としてヴェントゥス4機、計5機の編成で運用される。[トニトリス]の[アンドロメダ]の高出力レーザーによって無人兵器群主力アントシリーズを薙ぎ払い進路を切り開き、得られた戦果と状況を[アンドロメダ]に装備された電子支援装備により戦場の情報を収集、統合、そこから得られた『次に起こすべき最適の選択』を僚機に反映。直衛である[ヴェントゥス]は持ち前の機動力を活かし[トニトリス]の[アンドロメダ]次射インダーバルの間に時間を稼ぎつつコボルドなどの対FA戦力に対応する。これを繰り返し無人兵器群の中核を撃破する、これを主軸とした機動射撃戦闘がフランカー・シリーズの対無人兵器基本戦術である。
 この戦術は日本国対無人兵器戦術に類似した点が多い。日本国の対無人兵器作戦も、高火力戦力の有無という差違はあれどフランカー・シリーズと同じ無人兵器中核戦力の撃破を主軸としたものである。そしてこれは中央軍の『情報統合と火力による無人兵器群の包囲せん滅』という基本戦術とは相反するものである。
 この戦術考案に当たってシベリア共和国(礫国のカソアリウスで建国された難民による難民のための武装国家)の協力があったとされる意見やキルガスタン事件(境界線上のフランカー)で当事者であった日本国とロシア方面軍の間に何らかの接触があったとされる意見が存在する。その真偽がともあれ明確なのは、ロシア方面軍が中央軍との決別の意思をより明確化しているのは明らかである。
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P3コン フレームアームズ FA コトブキヤ 

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