七夕さらさら 蜀編
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          七夕さらさら 蜀の短冊編

 

※※※ この作品は、前作「七夕さらさら」と繋がりがありますが、前作を読まなくても特に問題ありません ※※※

 

一刀「と、言うわけで蜀の武将&軍師+αの方々に各自の願い事をしたためてもらった物が、こちらのボックスに入っています」

星 「ほほう。これを、先ほど弄んでいた笹竹に括り付けるのですな」

一刀「そういうこと。ですが、その前に……」

星 「……どんな願い事が書いてあるかを確認しよう、と?」

一刀「その通りでございます」

朱里「はわわ!?だ、駄目ですようご主人様!」

一刀「えー……。でもほら、結果的には飾りつけして白日のもとに晒される訳だから」

朱里「で、でもでも……!」

星 「ふむ……。では、こうしよう軍師殿。『見ようとして見た』のではなく、飾り付けしていたら『偶然見えてしまった』のだ」

一刀『流石だぜ星……。言いくるめなら誰も勝てない』

朱里「あうぅ……」

一刀「決まりだな。ではまず誰から行くかな(ごそごそ」

星 「待たれぃ我が主よ!!」

一刀「な、何だよ星!ここに来て反対意見とかそりゃ無いぞ」

星 「違います。反対意見などではなく……」

一刀「などでは無く……?」

星 「選んで見る、などと言うのは言語道断!趣が無いにも程がありますぞ!!」

一刀「な……っ!?」

星 「何故短冊なのか!何故箱に入っているのか!ここまでの据え膳を今、主は台無しにしようとしました!嗚呼、我が主ながら情けない……!王下の臣として、私にはそれが我慢なりませぬ!」

一刀「そ、そうか……。いや、そうだな。俺が間違っていたよ、星!何てこった……!俺は……なんて事を……っ」

星 「良いのです。判っていただければよいのです。天の御使いとて、蜀が太守とて、間違いもございましょう。では、その箱を一端此方へ」

一刀「何をするんだ?……ま、まさか……っ!?」

星 「そのまさかですとぉーーーーーーーーーーーう!!!!(高く舞い上がった箱を皿回しの要領で槍の先で回転させる)それっ!それっ!それぇい!(ほぼ垂直に、一刀の目の前に落ちてくる箱)ふ。攪拌……完了ッ!」

一刀「む、無駄に凄いな星」

星 「本当に優れた武人は、無駄を無駄と思わせぬ事を信条とするものです……。では、この箱に布をかぶせて……、と。さぁ、一枚づつ短冊を引き当てるのです、我が主よ!!」

一刀「おうともよ!(ごそごそ)うわすげぇあんだけ回してたのに一枚もくしゃくしゃになって無い……。と、まずはコイツだァ!」

 

   「いつ か くう  みぃ」

 

一刀「……」

星 「……」

一刀「……何を?」

星 「主を、では?」

一刀「性的な意味で?」

星 「食材的な意味で」

一刀「死ぬわ!てか洒落になって無いし!」

星 「南蛮の更に奥の地方では、人を喰う文化が有るとか無いとか……」

一刀「聞こえなーい!あーあー!あーあー!聞ーこーえーなーいー!次引くぞ次ー!!」

 

   「ち○こ太守のち○こがもげますように 音々音」

 

一刀「……ひどくね?てか、星に願いをかけてまでって……」

星 「愛憎は表裏一体と申しますれば。愛されていると思えば苦にもなりますまい」

一刀「そう……だよね。うん、そうだよな!」

星 「単純……(ぼそ」

一刀「ん?」

星 「さぁさ、次をお引きませ」

一刀「気になるな……(ごそごそ)お、何だか3つ纏まってきた。えーと、何々……」

 

   「汚名挽回 蜀を袁家の物に 麗羽」

   「斗詩と結婚できますよーに 猪々子」

   「もう 何事も起きませんように 斗詩」

 

星 「これは、また。何と言いましょうか……」

一刀「ツッコミどころが多すぎて笑えない」

星 「猪々子は通常運転ですな」

一刀「最後の斗詩の願いがまた、切なすぎる……」

星 「とりあえず、袁家の再興はこの代では有り得ませぬな。残念ながら」

一刀「汚名を挽回してどうするんだよ!蜀を袁家の物にってそんな野望をこんな所に書いちゃだめだろ!てか、そんなもん星任せにすんなよ!」

星 「あ、我慢し切れませなんだか……。では、ツッコミが忙しそうなので、次は私めが引きましょう。どれ……(ごそり)ふむ?」

 

   「璃々の姉妹が欲しいので、ご主人様ご協力願えますでしょうか 紫苑」

 

一刀「名指しかよ!てか字すげぇ綺麗だな」

星 「名指しですな。ですが、他の男性の名が書かれていたらそれはそれで悲しいのでしょう?」

一刀「悲しい!というか、たぶん立ち直れない」

星 「ち○こもげてしまえ(ぼそ」

一刀「聞こえてるよ!?案外聞こえてるからね!?」

朱里「ち○こもげてしまえ(ぼそ」

一刀「朱里さんまでぇぇぇぇ!!!」

星 「さぁさ、次ゆきますぞー」

 

   「鈴々へ 明日の練兵は絶対にさぼらないように 愛紗」

 

一刀「メモじゃん!メモ書きじゃん!」

星 「お願いと言うよりも、命令ですな」

一刀「三日前に出してとお願いして、昨日提出されたから……これ、今日の事だよな?」

朱里「鈴々ちゃん、今日の練兵もさぼりで愛紗さんがすごい怒ってました……」

一刀「鈴々……。そう言えばさっき愛紗がやたらと目を血走らせてると思ったよ。鈴々を探してたんだな」

星 「まぁ、探していたのは鈴々だけでは有りませぬが」

一刀「? まぁいいか。次行こう(ごそごそ)おあ、また何枚か纏まってきた」

 

   「蒲公英の悪戯をなんとかしろ 焔耶」

   「引っかかるアンタが馬鹿なんでしょ 蒲公英」

   「実力で劣るくせに お前の方が馬鹿だ 焔耶」

   「馬家を馬鹿にすると承知しないわよ 蒲公英」

   「お前自身が馬鹿だと言っているのだ 焔耶」

   「あんたの方が何処に出しても恥ずかしい立派な馬鹿よ 蒲公英」

   「決闘だ 明日中庭で待つ 焔耶」

   「受けて立つわよ馬鹿焔耶 蒲公英」

 

一刀「……」

朱里「……」

星 「……これは、どの札が始まりなのでしょうな?」

一刀「そこ!?疑問そこなの!?」

朱里「適当な順番で読み上げましたが……。案外何処からでも開始できる仕様ですね」

一刀「まぁ、とてつもなくどうでもいい事だけどね」

朱里「あ、一枚落ちてますよ」

 

   「お姉さまと渡り合える位強くなりたいです 蒲公英」

 

一刀「いや、普通のお願いがあるなら焔耶の下りいらないじゃん!てか焔耶文句言い損じゃないか!?」

星 「それすらも策略だとしたら……蒲公英、恐ろしい子……。さ、主よ。次をお引きなさいませ」

一刀「何か、普通のお願いが無いって言うか……(ごそごそ)ん、どれどれ……?」

 

   「美味い酒 佳い男 強き敵 桔梗」

 

星 「存外普通ですな」

朱里「ちょっと意外です……」

一刀「……裏、見て御覧なさい」

星 「うむ?(裏を見る」

 

   「稚児 もしくは胤(たね)」

 

朱里「……」

星 「……」

一刀「そんな目で見ないで下さい……」

朱里「そんなの私が欲しいです……(ぼそ」

星 「全くだ。ああ全くだ」

一刀「……(コメントに困るな……」

星 「主が固まっているので、そうさな。朱里、引きませい」

朱里「え、私ですか!?」

星 「まぁまぁ。今更ながら、満更でもあるまい?物は試しでやってみるといい」

朱里「そこまで言うなら……(ごそごそ)えいっ」

 

   「天下泰平 月」

   「天下布武 詠」

 

朱里「二枚綴りになっていました……」

星 「ふむ。月らしいと言えば月らしい願いだな。何故このような心優しき娘が暴虐の徒などと言う噂が立ったのか不思議でならん」

一刀「て、天下布武は無いだろ……。武力で天下取れってか?過激だな詠……」

朱里「それは違いますよ!天下布武と言うのは七徳の武を指していて、武力の事ではないんです。七徳の武とは、暴を禁じ、戦をやめ、大を保ち、功を定め、民を安んじ、衆を和し、財を豊かにするの七つを意味し、それら全てを兼ね揃えた者が天下を治めるに相応しいという意味です。」

一刀「うお、そうだったのか。今まで勘違いしてたな……すまん詠」

星 「まぁ、主にそれほどの期待をしている、と言う意味の裏返しなのでしょうな。叶えられるかどうかは別として(笑)」

一刀「(笑)じゃないよ……、プレッシャーだなぁ。」

星 「さてさて、そろそろ終盤戦ですぞ。お引きませお引きませ」

一刀「急かすなよ星……(ごそり)……ていっ」

 

   「恋に真剣勝負で勝ちたいのだ毎日お腹いっぱいおやつを要求するのだついでに晩ご飯の量も多くして欲しいのだ紫苑や桔梗のようにばいんばいんのぼいんぼいんになりたいのだあと愛紗が口うるさくて仕方が無いのでどうにかしてほしいのだそれと最後に桃香おねえちゃんみたいにきれいになりたいのだそういえば桃香おねえちゃんといえば最近夜の声がおおきすぎるのでお兄ちゃんどうにかしてほしいのだついでに鈴々最近およばれしてないのだどういうことなのか教えて欲しいのだ 鈴々」

 

一刀「って、長ぇ!!なっげぇよ鈴々!!お願い事多すぎ!!途中からなんか要望になってるし!てか毎日必要以上に食うから紫苑から結構釘刺されてるんだよね、主に俺が!つうか読み辛いから句読点か間空けるかしようよ!……ふぅ。あと声が大きすぎるってのは俺にはどうにも出来ない!ていうか男のこの身としては勲章みたいな物だからカンベンしてください本当!」

星 「一息で突っ込みきれませなんだな」

朱里「あや、一枚落ちましたよ。えぇと……」

 

   「ごはん れん」

 

一刀「こっちは短っ!美以より短いってある意味すげぇよ!」

朱里「と言うか……。色々とご主人様に問い正さないといけない懸案が幾つか転がり落ちてきました」

星 「ほほう。桃香様とは、連日連夜なのですな。はははははお盛んですなぁ」

朱里「私とは最近ご無沙汰ですね……?」

一刀「あ、いや、その、ちょ、目が怖いです二人とも!(くそ、ツッコミボケで逃げ切れなかったか!)さ、さぁ次引くぞー!」

 

   「私もたまにで良いので閨に呼んで下さいませ 雛里」

 

一刀「( д) ゜゜」

星 「流石軍師。ここぞと言う時に殺しに掛かる」

朱里「あ、裏に小さく『ち○こもげろ』って書いてあります!」

星 「軍部と内政の軍師二人に怨まれるとは、ご愁傷様ですな」

一刀「」

星 「まぁ、これだけの女の園……。想像の範囲内ではある。さて、残りは……(ごそごそ)と」

 

   「四人は多すぎる 白蓮」

 

星 「これは……。出オチと言う伝説のあれか」

朱里「あれだけの個性に囲まれたら、流石に……」

星 「かと言って、白珪殿(公孫賛白珪 真名:白蓮)がピンで立つと言うのも土台無理な話」

一刀「……と言うか、何の話?」

星 「真の話です」

一刀「真か」

星 「真です。それ以上の突っ込みはなされますな。ささ、主よ。次をお引きなさいませ」

一刀「(がんばれ白蓮、超がんばれ!俺は応援してるぞ……!)とぅあ!」

 

   「最近何だか影が薄い 翠」

 

一刀「……」

星 「……」

朱里「……」

星 「後で、翠を誘って酒家にでも行って参ります」

一刀「勘定、俺が持つよ……」

朱里「優しく接してあげて下さいね?」

翠 「そんな優しさは要らないんだよおおおおお!!!」

一刀「うわびっくりした!どうしたんだ翠」

翠 「雛里に言われて朱里を呼びに来たんだよ!で、来てみれば……、お、おま、お前たちは……!」

星 「翠……。そう嘆くな。蒲公英に出番を喰われていても」

翠 「喧嘩売ってるのか!?喧嘩売ってるよな!?よし買った!オラ星表出ろーーーー!!」

朱里「はわっ!?はわわわわ!」

星 「落ち着け翠。雛里の用で来たのだろう?ならば朱里を持って行くといい」

朱里「はわ!?ここで丸投げですか!!?」

翠 「(怒)!(怒)!」

一刀「落ち着こう、落ち着こう翠。星も悪気があって言ったわけじゃ……無い。と、思う。様な気がする。かも知れない?」

星 「何故最後が疑問符なのかは追々問い詰めるとして、翠。お主のそういう所にも問題があるというものだ」

翠 「な……、ど、どういう事だよ?」

星 「無印、真、萌将と来て、確かにお主は芯がぶれていない。だが、それ故に意外性が無いのだ!!!!!」

翠 「ーーーーッ!!!?」

星 「漏らせばよい?ふ……、それは意外性ではない。性癖だ!」

翠 「(ガーーーーーーーーン!)……っていうか、好きで漏らしてるんじゃないやい!それ以前になんでそんな事お前が完璧に把握してるんだよ馬鹿ーーー!!」

 

 顔を真っ赤にして走り去って行く翠

 

朱里「い、行っちゃいました……けど……」

星 「勝利の後はいつも空しい……」

一刀「(星も結構マンネリ気味だけどな)」

星 「主よ、下らぬ事を考えていると、あと十七行後に天罰が下りますぞ」

一刀「聞こえた!?てか心の声を普通に読むなよ!」

星 「はっはっは、何のことやら。さて残りわずかです、再開いたしましょう」

一刀「むぅ……仕方ない(ごそごそ)ん、後二、三枚しかないな……。よし、君に決めた!」

 

   「今よりもう少し細くなってご主人様にもっともーっと愛されたい 桃香」

 

一刀「いやぁ……(照」

星 「流石の蜀君主。ど直球ですな」

朱里「桃香様、あんなに細いのに……」

一刀「いや、以前に比べると腰回りの肉がムッチリしてきたと言うか……」

星 「流石の蜀の種馬。ど助平ですな」

朱里「完璧に体躯を把握してるんですね……。はわわ、天罰が下ればいいのに」

一刀「いやー。愛されているからこそ、それを上回る愛でお返ししないと」

星 「うーむ、殴りたい。む?はっはっは、そら、天罰が来ましたぞ」

翠 「ーーーーーッ!!朱里忘れた!!」

一刀「あ、すi」

翠 「あ、こっ、あ、あんなこと言いふらすなんて!酷いぞこのエロエロ魔神!!(人中に視認出来ない速さの一撃、次いで全力全開右平手打ち)」

 

 壁まで吹っ飛び、崩れ落ちる一刀

 

一刀「ご、誤解……だ……」

翠 「うるさい馬鹿ぁ!うるさいうるさーーーーい!!ほら、行くぞ朱里!!」

朱里「は、はわーーーー……」

星 「天網恢恢祖にして漏らさず(悪い事をしてもお天道様は必ず見ているよ!と言う意味)。さぁ、我が主よ!いつまで伸びているのです。さっさと残りをお引きませ!」

一刀「ひ、酷い……」

星 「ひどいのは主の性癖でありましょうに」

一刀「く……反論できない。う、こ、これ……(引いた短冊を星に手渡す」

星 「よろしい。……どれどれ」

 

   「天罰覿面 朱里」

 

星 「朱里め、何処までも未来を見通す慧眼……。この趙子龍、恐れ入った」

一刀「うちの軍師達は化物か……」

星 「腐っても臥龍鳳雛、侮れませぬ」

一刀「うー、それにしても踏んだり蹴ったりだな……、いてててて。手加減無しかよ、翠め……」

星 「(我が主もほとほと頑丈に出来ているな……)さて、短冊も最終最後の一枚です。お引きしても構いませぬな?」

一刀「もう、好きにして……」

 

   「みんながげんきでしあわせでありますように りり」

 

一刀「璃々ちゃん……(ほろり」

星 「まぁ、結局はこの願いに尽きますな。平和であり、元気であり、幸せである事こそが後へ続く者たちの安寧に繋がるというものでありましょう」

一刀「ああ。頑張って戦を乗り越えて、平和で幸せな世界を作らないとな!」

星 「その意気です、我が主よ。それでこその北郷一刀。それでこその我が唯一の主殿」

一刀「よし、短冊も読み終えたし、頑張って仕事するぞー!!」

愛紗「その意気です、ご主人様」

一刀「うお、愛紗!?」

愛紗「? どうなされました?そんなに驚いて」

一刀「いや、急に現れたから……」

愛紗「それは失礼を。何やら庭園が騒がしかったので……。おや、これが飾り付けをする竹の木ですね?」

一刀「ああ。この竹に短冊をー……って、あれ?」

愛紗「この短冊を?」

一刀「あ、いや、うん。短冊を飾り付けて夜になったら天の川に願掛けするんだ(……星の奴、何処いったんだろ」

愛紗「あ、もしかして……この短冊というのは」

一刀「あ。はは、そう、自分の願い事を書くんだよ」

愛紗「ああ……私とした事が……。い、今からでも短冊の変更は可能でしょうか?」

一刀「全然おっけー(確か愛紗は鈴々へのメモ書きだったな」

愛紗「では、すぐに書き直してまいりますので、暫くそのままで!……と。そうそう、ご主人様」

一刀「ん?何かな?」

愛紗「星の奴めを見かけませんでしたか?あ奴め、練兵があるというのに堂々とさぼりまして、来やしないのです!鈴々はとっ捕まえて縛り上げてあるのですが、星だけが全く見つからないのです」

一刀「え゛!?あ、あー……。それは……」

愛紗「ともあれ、星の奴めを見つけたらすぐに報告をお願いします。では!」

一刀「…………サボりのついでとはやってくれるぜ、星め。……そう言えば、星の短冊だけ無かったな。槍で回した時か、箱に布をかぶせた時にこっそり抜いたのかな?……恥ずかしからなくてもいいのにな」

 

星 「(やれやれ、愛紗め。猟犬の如き嗅覚を持っている……。さて、この短冊の処分もかねて何処かで一杯やるとしようか……)」

愛紗「ふぅ。全く短冊のお陰でいらぬ恥をかいてしまった……。(くんくん)……む、そこに居るのは、星!」

星 「げぇ、関羽!未だこんな所をうろついていたとは!」

愛紗「逃がしはせん!神妙にお縄を頂戴しろ!」

星 「く……っ、不覚……」

愛紗「全くもう、今日は桔梗殿を踏まえて弓兵との連携をやるといったろうが……。ん、おやこれは?……ははあ。件の短冊か」

星 「くあっ、しまった!愛紗、やめっ、それは……っ!!」

愛紗「何々?ええと……。……ふ、はは。何だ、ひねくれていても考える事は皆と同じだな、星(にやにや」

星 「……知るか。ふんっ」

愛紗「何だ、どうした?そんなに拗ねるな星!おいってば(にやにや」

星 「〜〜〜〜〜〜っ!(照」

 

 走り去る星と追う愛紗。ひらりと一枚短冊が落ちる。

 

        「叶うなら 主と共に いつまでも 星」

 

 七夕さらさら 蜀の短冊編 了

 

 

 

 

説明
数年前に描いたものが出てきました。
七夕のお話、蜀編です。
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タグ
恋姫無双 七夕  

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